つくろう、島の未来

2022年11月29日 火曜日

つくろう、島の未来

大学2年生の頃、初めて訪れた「利尻島」は、東京で生まれ育った私にとって衝撃的な出会いとなりました。今まで見たことのない大自然、人と人との密なつながり、すべてが新鮮で、すぐに利尻島の虜になりました。

その後、利尻島でのリゾートバイトを経験し、冬期を含め数回来島、島を想う若者の熱意と活気、自然に囲まれた生活に魅了され移住を決意しました。

大学卒業後すぐに利尻富士町役場に就職し、現在、産業振興課でお祭りの企画・運営、島外でのPR活動や利尻山の登山道整備、観光施設整備のための草刈りなどを担当し、毎日楽しく仕事をしています。

仕事外でも、冬期には高齢者宅の除雪ボランティア、夏期には外来種の駆除活動、港の清掃活動など、東京に住んでいた頃には想像もできなかったさまざまな経験をさせてもらっています。

利尻島へ移住して3年。利尻島での生活は時間に追われることがなく、自分の時間を大切に過ごすことができています。休みの日には友だちと一緒に山ぶどう狩りや野イチゴ狩り、サイクリング、釣り、雪板滑りなど、島の自然を存分に楽しみながら遊んでいます。

利尻島は移住者も多く、この町をもっと盛り上げていきたいと活動する若者が多くいます。私はこの島に移住したことで、活動の場や人間関係の輪が広がったと感じています。これからも利尻島の一員として島を盛り上げていくため、日々さまざまなことに挑戦していきたいです。(2022年5月発行『季刊ritokei』38号掲載)


岩垣みなみ(いわがき・みなみ)
東京生まれ東京育ち、25歳。跡見学園女子大学観光コミュニティ学部観光デザイン学科卒業。大学2年時に初めて訪れた利尻島の自然・人・景色・生活、すべてに心を奪われ、大学卒業と同時に生まれ育った東京を離れ、日本の最北利尻島へ移住。

離島経済新聞 目次

島人コラム

島々で暮らす人々による寄稿コラム。離島経済新聞社が発行するタブロイド紙『季刊ritokei』の定番企画「島人コラム」に掲載された中から、抜粋してお届けします。

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