つくろう、島の未来

2024年10月13日 日曜日

つくろう、島の未来

皆さんは「アイランダー高校生サミット」を知っていますか?私が実行委員長を務めるこのイベントは、全国の離島の高校生や離島出身の高校生たちが、自分たちの島について自由に共有しあうことで、島とその島で生きる自分たち自身の価値に気づけるように行われるイベントです。

運営は大正大学と日本離島センターで、企画・運営は離島出身の大学生と離島の高校生による実行委員会が行います。

私は新島(にいじま|東京都)で育ち、今は大学でまちづくりについて学んでいます。高校までの18年間を島で暮らした私自身もこのサミットには特別な思いを抱くひとりです。

昨年、サミットを運営した私たちは「楽しかったでは終わらせたくない」「会議が終わっても気軽に集まって、お互いを鼓舞し合えるような関係性を築きたい」と考えました。

そして、今年は新島高校、北海道奥尻高校、隠岐島前高校、大崎海星高校、八重山高校、泊高校の在校生や卒業生が実行委員を務める「思い合って、高め合って、日常に続いていく」を合言葉に、準備を進めています。

本番は12月1日から2日間。「どきどき!離島満喫ライフゲームづくり!」「わくわく!魅力や課題で新プロジェクト!!」「うずうず!みんなの島に遊びにいこうや!」といった企画をオンラインで行います。

参加してくれた高校生が胸を張って島の日常に帰りたくなるような2日間にするので、高校生の皆さん、ぜひ参加ください。(2023年11月発行『季刊ritokei』44号掲載)

【関連サイト】
アイランダー高校生サミット2023
https://ilander-hs.com/


菊地琉生(きくち・りゅうせい)
東京都新島村出身。大正大学地域創生学部所属。「アイランダー高校生サミット2023」の実行委員長。大学進学を機に島を離れる。今回のサミットを通して、離島の高校生たちに「わくわく」をお届けしたいと思っています!

     

離島経済新聞 目次

島人コラム

島々で暮らす人々による寄稿コラム。離島経済新聞社が発行するタブロイド紙『季刊ritokei』の定番企画「島人コラム」に掲載された中から、抜粋してお届けします。

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