つくろう、島の未来

2024年12月22日 日曜日

つくろう、島の未来

生まれ育った「保戸島」を知ってもらうのに自分のできることって何だろう……。難しく考えずまずは来てもらって知ってほしいと思い、保戸島観光を始めた。

地元民が案内するという安心感、島民との交流、島特有の狭道散策、その間からの色んな表情をした保戸島の景気……。話し出すと語り尽くせないほどの歴史もある。

僕は来ていただいた人に楽しんでもらい、島民との触れ合いを大切にしている。今では島の人も「今度、いつ連れてくるんか?」と楽しみにしている。

保戸島には 「ひゅうが丼」、「かずまき」などの名品がある。そんな中、皆さんに形に残るお土産を送りたい!と考えるようになり、今は海岸に流れついたプラごみを拾い、キーホルダーなどに加工してもらい、島や市内で販売してもらっている。海岸もキレイになり製品となる……。一石二鳥!と思い、今ではごみ拾いが日課となった。

「ごみの人ですよね?」「私の一番のお気に入りです」「拾ってきたど!」「いつか保戸島に行って一緒にやりたいです」など言ってもらえ、やり甲斐のある取り組みになっている。

保戸島はしま山百選にも選ばれており、ワクワクするイベントもある。特に夏祭りで神輿を担いだまま海に飛び込む姿は迫力満点!ポテンシャルの高い保戸島をもっとたくさんの人に知ってもらい島民にも楽しんでもらう。僕の理想を現実にできるよう、今後もさまざまな活動を続けていく。


中村聖也 (なかむら・せいや)

大分県津久見市保戸島で生まれ育つ。 島おこし団体「穂門ノ郷」を始め、さまざまなボランティア団体に所属。 活動を通して地元を盛り上げるため、 人との繋がりを大切にしている。 最近ハマっていることは老若男女問わず楽しめるモルック。

本業の合間に保戸島の観光案内をしています!ご希望の方はSNSのダイレクトメッセージでご連絡ください。
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離島経済新聞 目次

島人コラム

島々で暮らす人々による寄稿コラム。離島経済新聞社が発行するタブロイド紙『季刊ritokei』の定番企画「島人コラム」に掲載された中から、抜粋してお届けします。

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