【島田選書 アノ島の本が欲しかった!編】佐木島、西表島・竹富島など八重山諸島、沖永良部島、屋久島、宮古島…書店では少し見つけにくい、珍しい島に関する本を今回はクローズアップ。「島」の本だけを集めるリトケイ内架空書店「島田書店」。島好きに知ってほしい島本を作り手さんによる自己本紹介にて紹介します。
深掘りすると面白い、小さな島にクローズアップした本をご紹介。その島の風土や自然を深く知れる本を集めました。
島田選書021
島人と研究者達が作り上げたエコツーリズムガイド
『健康応援都市みはら―佐木島ガイドブックを持って砂浜を歩こう―』
大塚 彰 編著 大学教育出版/2009年3月
広島県三原市佐木島(さぎじま)を「観光ウォーキング」するためのガイドブックです。佐木島の名所・名跡、またその際に気を付けたい事項や正しいウォーキング法を解説しています。巻末付録として、「さぎしまがいどまっぷ・さぎしまウォーキングガイド」付き。
島本の作り手
大塚 彰/県立広島大学三原地域連携センター長
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島田選書022
西表島での診察体験から問う、医療のあり方
『西表やまねこ診療所』
岡田豊・著 扶桑社/2009年7月
2001年、現代医療のありかたに疑問を感じていた岡田医師は、それまで勤務していた総合病院をやめ、縁もゆかりもない“東洋のアマゾン”西表島(いりおもてじま)の診療所に家族を連れて赴任することを決めた。7年間にわたる離島での診察体験を通して、岡田医師は現代医療が失ってしまった「患者のための医療」という医療の原点に気づいていく。
島本の作り手
岡田 豊(おかだ ゆたか)/66年1月広島県福山市生まれ。北里大学医学部卒業後、総合病院で11年間外科医として勤務。’01年に西表島西部診療所に赴任して以来、7年にわたって離島での診療を続ける。’09年11月より、南極越冬隊に医療隊員として参加。
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島田選書023
八重山諸島の魅力に特化。竹富島MAPも。
ブルーガイドてくてく歩き『石垣・竹富・西表島』
実業之日本社/2012年3月
『石垣・竹富・西表島』:八重山諸島の魅力に特化して案内した旅行ガイドブック。西表島(いりおもてじま)の自然を楽しみたいアクティブな人から、ビーチや集落散歩でのんびりしたい“島時間満喫派”まで、この一冊で満足できる。とくに「竹富島切りとりMAP」は、沖縄の原風景ともいえる赤瓦集落の散策に便利。
島本の作り手
ブルーガイド編集部・編
実業之日本社:明治30年創業。経済・ビジネス書、文芸書、漫画誌、趣味・実用書、旅行ガイドブックなどを中心に、さまざまなジャンルの書籍・ムックを刊行。旅行ガイド(ブルーガイドシリーズ)では、国内旅行用に『てくてく歩き』『プチ贅沢な旅』『おさんぽマップ』、海外旅行用に『わがまま歩き』などのラインナップを展開。
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東京農業大学出版会が、大学研究の中で生まれた島の専門書を3冊紹介。
島田選書024
沖永良部の魅力を専門家が伝える、豊富な写真とエッセイ
沖永良部島100の素顔―もうひとつのガイドブック
東京農業大学出版会/2008年11月
東京農業大学大学院のプロジェクトの一環で制作された「もうひとつのガイドブック」。沖永良部島(おきのえらぶじま)の自然・農業・起業・歴史・民俗・文化・食文化・施設・教育福祉などについて、それぞれの専門家の目が捉え、豊富なカラー写真とエッセイで紹介している。沖永良部島が長寿の島々として知られている理由を解明する。
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島田選書025
人と森と動植物が共生する屋久島の自然遺産
屋久島100の素顔―もうひとつのガイドブック
東京農業大学出版会/2007年4月
年間降雨量4000mm、最高峰は宮之浦岳の1936m。人々と森と動植物が共生する屋久島(やくしま)の自然遺産の魅力を紹介。東京農業大学短期大学部の教員による、屋久島の地域活性化を試みる社会連携プロジェクトの調査研究で得られた、貴重な写真が多数掲載。屋久島の自然を知るのにぴったりの一冊。
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島田選書026
宮古島の自然や環境を考えるきっかけに
沖縄の宮古島100の素顔 もうひとつのガイドブック
東京農業大学出版会/2007年4月
「東京農大亜熱帯農場」があり、ヤムイモ栽培や、焼酎『天恵のしずく』の製造が行われている宮古島(みやこじま)。その歴史・文化・生活・自然・動植物・農業を紹介する。観光ガイドとは一味違う「もうひとつのガイドブック」。島の生活は大自然の驚異にもさらされており、人間や動植物に関わる自然や環境を考えるきっかけになることを目指して作られた一冊。
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島本の作り手
一般社団法人東京農業大学出版会