つくろう、島の未来

2024年03月29日 金曜日

つくろう、島の未来

【島田選書 島旅編】「島」の本だけを集めるリトケイ内架空書店「島田書店」。島好きに知ってほしい島本を作り手さんによる自己本紹介にて紹介します。

島田選書第一弾。今回は、島旅に関する本を集めました。


島田選書004

「人との出会いを楽しむ旅」のガイドブック

『海士人 COMMUNITY TRAVEL GUIDE VOL.1』
英治出版/2012年5月

これまでなかった「人との出会いを楽しむ旅」のガイドブックです。派手な娯楽はなくても、自然の恵み、温かな人間関係、ゆったりとした時間など、「人が人らしく生きるために必要なものなら何でもある島」海士町の魅力を紹介しています。

島本の作り手

COMMUNITY TRAVEL GUIDE編集委員会:史跡・自然・宿・土産物等を見学・消費するだけではなく、地域の人との出会いや交流を楽しむ、新しい旅のスタイルを提案しています。英治出版:ビジネス書・社会書を中心とする出版社。世の中を良くするアイデアを提供したいと考えています。>>購入はこちら


島田選書005

「旅の鉄人」が歩いて感じた日本の原風景。

宮本常一 旅の手帖〈愛しき島々〉(株)八坂書房/2011年11月

「旅の鉄人」が歩いて感じた日本の原風景。《旅の手帖シリーズ》第4弾。
人が生きてゆくということはいったいどういうことなのだろうか。一種の極限の世界ともいうべき、小さな島での生活のたて方を見ると、考えさせられることがじつに多い。日本を知るには、大陸から切り離された「離島」の成り立ちやその島独自の優れた文化を知ることが重要だ。日本の島々は入ってきた文化を警戒せずに吸収した。それは日本という国が平和であったからにほかならない。

島本の作り手

宮本常一(みやもと・つねいち)1907年、山口県周防大島生まれ。大阪府立天王寺師範学校専攻科地理学専攻卒業。民俗学者。日本観光文化研究所所長、武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事などを務める。1981年没。同年勲三等瑞宝章。著書に「日本人を考える」「忘れられた日本人」「民具学の提唱」「日本文化の形成」など。>>購入はこちら


島田選書006

周囲10キロにも満たない「小島」へ

『1泊2日の小島旅』カベルナリア吉田・著 
阪急コミュニケーションズ/2009年4月

島マガジン「島へ。」の人気連載から生まれた一冊。カベルナリア吉田さんといえば沖縄旅の印象が強いのですが、今回は周囲10キロにも満たない「小島」へ。信号もなくバスも通らず、島人はみんな顔見知り…そこはまさにひとつの“宇宙”。あえて1泊して、「海に浮かぶ異空間」を存分に味わってみました。

島本の作り手

カベルナリア吉田:965年北海道生まれ。紀行ライター。早稲田大学卒業後、雑誌編集長などを経て、2002年よりフリー。沖縄、島を中心に、日本全国スローな旅を重ねて、単行本、雑誌で紀行文やエッセイを執筆中。175cm、101kgの巨体で、カメラ片手に全国どこにでも出没中!著書多数。>>購入はこちら


島田選書007

日本の島をこよなく愛す著者が綴った「島本」

『日本《島旅》紀行』 斎藤潤・著 
光文社新書/2005年3月

島の一人旅を始めて30年以上。日本の島をこよなく愛す著者が綴った、「島本」の決定版。「なにもないのにもう一度行きたい島」「いるだけでなんだか寛いでしまう島」から「絶海の孤島」「こんな島もあったんだと思った島」「みんなどうもよく知らない謎の島」まで、ついつい、島に出かけてみたくなります。

島本の作り手

斎藤潤(さいとうじゅん):1954年岩手県盛岡市生まれ。東京大学露文科卒業。一人で行った初めての島は礼文島。学生時代は、島と僻地を巡る旅に明け暮れた。月刊誌「旅」、旅行情報誌の編集に携わった後、独立してフリーに。著書に、『沖縄・奄美《島旅》紀行』『東京の島』『吐噶喇列島』(以上、光文社新書)などがある。>>購入はこちら


島田選書008

どこか切なくも豊かな島々の魅力

『島を旅する』 今村治華・著 
南方新社/2003年12月

普通の女性が、26歳で会社を辞めて島を旅するようになりました。鹿児島・加計呂麻島で空き家に居つく。北海道・厚岸小島で昆布漁を手伝う。沖縄・西表島で猪猟に同行する。無人島になった鹿児島県のトカラ列島・臥蛇島。奄美のユタ神さまに会う。どこか切なくも豊かな島々の魅力。

島本の作り手

今村治華(いまむら・はるか):1973年生まれ。東京水産大学卒業後、旅行会社に入社。99年退社後、フリーライターになる。南方新社(なんぽうしんしゃ):鹿児島、奄美、屋久島、種子島、トカラ列島から沖縄、南大東島、小笠原まで、自然・歴史・文化をテーマにした本を多数刊行する。>>購入はこちら

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