伊豆大島(いずおおしま|東京都大島町)で創刊され、23号を数えるフリーペーパー『12class』(じゅうにくらす)が、11月にリニューアル。首都圏近郊や伊豆大島内で配布が始まっている。
島暮らしの楽しさを伝えるフリーペーパー
『12class』(ジュウニクラス)は、2009年1月に伊豆大島で創刊されて以来、不定期に23号まで発行されてきたフリーペーパー。「12か月くらす」をキーワードに、島暮らしの楽しさを住民目線で伝える『12class』には、「どこにいても自由に暮らす」という願いも込められている。
リニューアルして11月に発行された最新号は、B5判、全編カラーの15ページ。これまでより、サイズもページ数も拡大した。伊豆大島内に2箇所あるキャンプ場を紹介する特集記事「島キャンプ」のほか、大島支庁長と町長へのインタビュー、祭りで撮影した「島の青年」スナップ、豆腐屋さんの店主など、島で暮らす人々が多数登場する。
『12class』の編集メンバー(写真提供:NPO法人kichi)
制作するのは、伊豆大島のNPO法人kichi(きち)を中心とする、島在住の編集メンバー6名。自らの足で島を取材し、観光ガイドブックでは伝えきれないディープな地元情報を届ける。
『12class』は23号より、東京都とアーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)が主宰する「東京アートポイント計画」事業の助成を受け、デザインやアートを使った地域おこしプロジェクト「三原色(みはらいろ)」の一環として発行される。首都圏近郊や伊豆大島内のカフェや雑貨展などで5,000部が無料配布されている。
【関連サイト】
『12class』公式ウェブサイト