“割烹着”に“ほっかむり”という昭和レトロなスタイルで、ポップで愛らしいお洒落サウンドを奏でる、いま話題の覆面ユニット「婦人倶楽部」。1stアルバム「フジンカラー」が、7月13日にリリースされた。
結成直後に台湾でのライブという華々しいデビューを飾り、枚数限定販売の1stシングルは即完売! 一躍注目を集めた彼女たちだが、実は全員が佐渡島(さどがしま|新潟県)で暮らしている“ごく普通の主婦”であるということ以外、一切素性が明かされていないミステリアスなグループだ。
メンバーは、婦人A、B、C、Dの4人、それと笛吹きの黒子。
婦人BとDがボーカルを担当し、婦人AとCはコーディネーションや文弥人形* を使ったダンスなどパフォーマンスを担当。そして黒子は、笛と裏方を担当している(アルバムには黒子の紹介曲も収録されていて、ひそかに人気を集めているのだとか!)。
*文弥人形 …… 新潟県佐渡市に伝わる人形芝居。国の重要無形民俗文化財。
プロデュースを手がけるのは、数々のCM音楽を生み出してきた若き音楽家・ムッシュレモンこと佐藤望(カメラ=万年筆)氏。2013年から約1年間佐渡で生活し、佐渡の豊かな自然や人々、伝統芸能や祭りなどの様々な文化に触れた経験を音楽に活かしたいという思いで、この土地で出会ったメンバーたちと婦人倶楽部を結成した。
佐藤氏と婦人たちが紡ぎ出すのは、佐渡の風を感じるような心地よい軽やかさに、どこか郷愁をただよわせたサウンド。青く深い海にとけ込むような、やさしく凛とした歌声が生きている。
アートワークは、佐渡島の女の子を撮った作品「未来ちゃん」で知られる気鋭の写真家・川島小鳥氏。佐渡の空気までも閉じ込めたような瑞々しさと透明感、愛嬌たっぷりの写真は、婦人たちのイメージにぴったりである。
今回発売されたアルバムには、1stシングル「FUJIN CLUB」をはじめ全10曲を収録。
リード曲「たらい舟に乗って」は、オール佐渡島ロケで撮影されたミュージックビデオが公開中のため、こちらもお見逃しなく。美しい佐渡の景色と、たらい舟を使ったパフォーマンスや婦人たちのコミカルな振り付け、かわいらしい衣装も見所のひとつ。
婦人倶楽部の打ち出した、“田舎お洒落”という新たなスタイル──。
それは単なるファッションではなく、もっと生活に根ざした部分に新しい価値を与えるものなのだと思う。婦人たちが普段生活している日本情緒あふれる田舎には、自然の恵みに感謝することや、鳥の声や花々の美しさに日々気づくことができるような、素朴で豊かな暮らしがある。ささやかな幸せに心を潤す日常があるということ…… そこに“田舎お洒落”の真髄があるのかもしれない。
この夏には、三越伊勢丹のクリアランスセールのCM音楽にも抜擢され、勢いにのる婦人倶楽部。佐渡から世界へ。婦人たちの巻き起こすポップアートムーブメントは、どのような広がりをみせるのだろうか。婦人倶楽部の今後の活躍から目が離せない。
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婦人倶楽部 「フジンカラー」
2016.7.13 release
¥2,300+税
<収録曲>
1. おでかけ
2. たらい舟に乗って
3. 渚のラプソディー
4. グルメ紀行
5. chin-don feat. 馬喰町バンド
6. FUJIN CLUB
7. わたしお嫁に行くわ
8. やっぱりくろこ feat. ザ・プーチンズ
9. 東京カラー
10. はまべのうた
Producer : ムッシュレモン
Art Work : 川島小鳥
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|関連サイト|
– 婦人倶楽部 公式サイト
http://fujinclub.jp
– 公式ツイッター
https://twitter.com/sadofujin/