つくろう、島の未来

2022年08月09日 火曜日

つくろう、島の未来

佐渡島(さどがしま|新潟県)の新潟県立佐渡総合高等学校では、2020年度の授業で島で働く大人たちへのインタビュー取材が行われました。高校1年生(当時)が実際に話を聞き、写真を撮影した大人は96人。それらを収録したインタビュー集『佐渡に暮らす私は』(発行:3710Lab)より、11の記事を抜粋して掲載します。

今回は、ゴールデン佐渡の経理をされている、福島由紀子さんのインタビューをお届けします。インタビュアーは福島直弥さん。

私は、「史跡佐渡金山」などを管理・運営する株式会社ゴールデン佐渡で働いている、福島由紀子です。主に経理の業務をしていますが、繁忙時は窓口や売店で接客の手伝いをしています。私が、佐渡で働くことになったのは、島内での就職を探していた時に、ちょうどこの会社が募集を出していたのがきっかけです。

この仕事は観光業なので、ゴールデンウィークやお盆の時期が一番忙しくなりますが、忙しくて大変だと思う時こそ逆に気合が入り、やる気が出ます。お客様との会話の中でいろいろな事が聞けるので勉強になります。私が仕事をする上で気を付けていることは、なるべく私情をはさまずに常に笑顔でいることです。

学生の時は多少時間にルーズでも許されますが、社会人になり働くようになれば、遅刻はもちろんのこと、その会社のルールに従わなければいけません。そのためにも今のうちから少しずつ規則正しい生活リズムを身につけた方がいいと思います。

私が、佐渡の若者に望むことは、忍耐力と根気強さです。就職しても2~3年くらいしか続かない人が多くみられます。会社側からすると、これからという時に辞められると正直困る部分もあります。色々な壁にぶつかることもありますが、もう少し頑張ってみようと気持ちを切り替えることも大事だと思います。

私の佐渡のおすすめスポットは、当社から3kmほど離れた所にある北沢浮遊選鉱場です。最近はテレビで「佐渡のラピュタ」と紹介されているので、お客さまからの問い合わせが増えています。北沢浮遊選鉱場は午後7時から9時までライトアップしています。時期により色合いも変わるので、都度違った写真を撮ることができる場所です。また、夕方になると、夕日がとてもキレイなので、じっくり沈んでいく様子を見るのも良いかと思います。

私にとって佐渡は、まだまだ交通の便は悪いけど、生活するには特に不満もなく過ごしやすいところだと思います。


【書籍情報】
『佐渡に暮らす私は』
定価 2,200円(税込)
撮影・執筆 新潟県立佐渡総合高等学校
企画・監修 田口康大
アートディレクション・デザイン 伊藤裕
撮影 小倉快子(BOOKS f3)
サイズ W156mm×H231mm
発行 3710Lab
助成 日本財団
みなとラボ『佐渡に暮らす私は』販売ページ

【販売店一覧】
【佐渡島】
丸屋書店(両津)/池田屋商店(真野)/ニカラ (羽茂大崎)
【新潟県】
北書店 (新潟市)/ブックスはせがわ(長岡市)
【宮城県】
曲線(仙台市)
【神奈川県】
本屋・生活綴方(横浜)
【長野県】
mountain bookcase(富士見町)/栞日(松本市)
【京都府】
恵文社一乗寺店(京都市)
【大阪府】
スタンダードブックストア(大阪市)
【兵庫県】
1003(神戸市)/ASOBU KAPPAN(淡路島)
【愛知県】
ON READING(名古屋市)
【広島県】
READAN DEAT (広島市)/本屋 UNLEARN(福山市)
【鳥取県】
汽水空港(湯梨浜町)
【長崎県】
BOOKSライデン(長崎市)
【熊本県】
橙書店(熊本市)

離島経済新聞 目次

【寄稿|佐渡に暮らす私は】

新潟県立佐渡総合高校1年生の「産業社会と人間」という授業で制作されたインタビュー集『佐渡に暮らす私は』より、記事を抜粋して掲載します。
自己の将来の生き方や進路について考えることを目的に、佐渡島の高校生が島で働く大人たちに話を聞いた96組のインタビューからは、とても多様な「佐渡に暮らす私」がいることの豊かさを感じられます。

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