つくろう、島の未来

2024年06月14日 金曜日

つくろう、島の未来

有人離島専門フリーペーパー『季刊ritokei』45号「2050年に向かい島と私たちはどう生きるか」発行

4月25日に有人離島専門フリーペーパー『季刊ritokei』45号「2050年に向かい島と私たちはどう生きるか」を発行しました。5月上旬より全国約1,300カ所の公式設置ポイントにて配布・閲覧を順次スタート、ウェブ版『ritokei』でも順次記事を公開していきます。45号の目次や見どころを紹介します。

2024年を生きる私たちの日常は、2050年にはどんな姿をしているでしょうか。

25年前には存在しなかった スマートフォンを、今や多くの人が当たり前に手にしたように、25年後には想像できない新技術が浸透しているかもしれません。

どんな時代でも、安心して暮らせる家や、食べもの、人が生まれ、育ち、すこやかな人生をまっとうできる環境はあってほしいもの。

そんなリアルな豊かさを支える基盤は、法律や技術だけでなく、自身を生かす身近な世界にあると、リトケイは考えます。

『季刊ritokei』45号「2050年に向かい、島と私たちはどう生きるか」特集では、そんな身近な世界に注目し、人口減・高齢化・地球沸騰化の時代を心豊かに生き抜くために、今、考えたいテーマを追求します。

特集冒頭には、『未来の年表』著者であり作家・ジャーナリストとして活躍する河合雅司さんが登場。

日本の人口減少に伴って起こりうる「静かなる有事」に向けて、島の人たちが知っておくべき現実と、島が拓く未来への可能性の話は必見です。

多くの島が人口減に悩む中で、長崎県・五島市は転入者が転出者を上回る「社会増」を実現しています。

「2060年2万人」という具体目標を掲げる五島市の取り組みについて、野口市太郎市長に話を聞きました。

過去100年で急激に増え、2017年をピークに減少を続ける日本の人口。

未来を拓くカギは、全国に先駆けて人口減という課題に直面し、立ち向かってきた島々の取り組みの中に見出せるかもしれません。

『世界がかわるシマ思考—離島に学ぶ、生きるすべ 』より、人口減という変化を可能性にかえるヒントをピックアップして紹介します。

地域の営みを続けるために大切な「担い手」をどう確保するか。そこで注目したいのが、「子どもたちが帰ってこれる島」をつくる島々の取り組みです。

さまざまな離島地域で教育プログラムを推進、東京都の利島で十島村の教育改革に携わるリトケイ編集部の松本一希が、島々の好事例を紹介。

島の情報に特化したメディアや、官民連携情報のプラットフォーム、島の内外を結ぶオンラインコミュニティなど「変化に対応するためのヒト・モノ・カネ・データを得る方法」にもご注目ください。

本特集と併せてチェックしたい、「有人離島の人口変動」。

このページでは、平成27年・令和2年の国勢調査および、リトケイ独自調べによる直近半年間の島々の人口変動を3カ月ごとに掲載。離島留学や移住の参考にしていただける小学校・中学校・高校の設置状況も島ごとに掲載しています。

ウェブ版『ritokei』有人離島一覧にも、同内容を掲載します。(5月中旬更新予定)

リトケイは、日本の人口減を可能性にかえる本をつくるべく、2023年春にクラウドファンディングを実施。2024年4月に新著『世界がかわるシマ思考—離島に学ぶ、生きるすべ 』が誕生しました。

本書制作の中心メンバーによる座談会「シマという希望から世界はかわる」では、リトケイ編集長の鯨本あつこ、五島列島の有川智子さん、甑島の山下賢太さん、小豆島の黒島慶子さんが登場。

270名あまりの思いを集め完成に至ったこの本の、制作背景や込めた想いを語り合いました。

企画ページでは、リトケイが2023年秋に立ち上げた姉妹メディア『シマ育コミュニティの活動「シマ育勉強会」のレポートをお届け。

シマ(地域共生コミュニティ)の中で子どもたちが自然・文化・他者と関わりながら育つ「シマ育」環境をアップデートするためにはどうすれば良いか。

島々で子育て教育に携わる実践者や有識者をゲストに迎え、アイデアや事例を共有するシマ育勉強会特別回では、こども食堂をサポートする認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」さんとコラボ。

三宅島(東京都)、周防大島(山口県)、壱岐島(長崎県)で、こども食堂やこどもの居場所づくりに取り組む事例もたっぷりご紹介します。

島々に携わる仕事人の想いを紹介する「島々仕事人」には、海洋ごみとして漂着したプラスチックの再生に取り組む横浜市のプラスチックメーカー「テクノラボ」から、代表の林光邦さんとプロダクトデザイナーの田所沙弓さんが登場。

離島地域でも見かけることの増えた海洋プラスチックを魅力的なプロダクトに再生させる雑貨ブランド「buøy(ブイ)」が誕生した背景や、目指す世界について聞きました。

島にまつわる本や映画、音楽をお届けするページ「島Books & Cultute」。今回は、リトケイ編集部がキャッチした気になる新刊や島について深く知るための一冊を紹介します。

400島あれば400通りある島の文化を島に暮らす文化人が紹介する「島から島へ紹介したい島文化」では、伊豆諸島・新島にお住まいの梅田久美さんによる「コーガ石造りのまち並み」をお届けします。

島に暮らす人の想いを届ける「島人コラム」は、宮城県・寒風沢島で漁業や情報発信の担い手として活躍する鎌田雄大さんや、取材で訪れtた走島に惚れ込み、福山市との二拠点生活を営むライターの小川茜さん、保戸島で生まれ育ち島おこしに取り組む中村星也さんの3名に寄稿していただきました。

2021年よりメディア発信やイベント開催を通じ、島の魚食の魅力を発信してきたリトケイの「離島の魚食プロジェクト」。

2023年度は、豊かな海と日本の魚食文化を未来につなぐことをミッションに活動するChefs for the Blue(シェフスフォーザブルー)と共に、島々の未利用魚や低利用魚を活用したサステナブルで海の学びにつながる商品づくりに挑戦しました。

そしてついに、対馬島のアイゴ、弓削島のチヌ、与論島のテングハギ、3島3種の未利用魚・低利用魚を活用したレトルト食品「おいしく食べて海もよろこぶお魚スープ」が完成!

2024年2月下旬の連休に魚屋サカナバッカの都内3店舗で開催された試食販売会では、来店されたお客さまより好評を博し、合計200食を販売。島々の海の課題にも触れていただくきっかけをつくりました。その様子を紙面でレポートします。

2023年秋、トカラ列島の7島をめぐる「トカラ列島マラソン」に参加したリトケイの西田。前号ではマラソン大会の様子を報告しました。

今回は、マラソンを完走した西田が、帰り道に途中下船。口之島で体験した10日間のワーケーションの様子を、写真たっぷりのレポートでお届けします。

詳しくは『季刊ritokei』45号または、5月上旬よりウェブ版『ritokei』に掲載される記事をご覧ください。下記目次のリンクより、ウェブ版の記事をご覧いただけます(随時更新)。

ー 2050年に向かい島と私たちはどう生きるか ー

●『未来の年表』著者がみる島の未来(作家・ジャーナリスト 河合雅司さん)前編後編
社会増達成の五島市が向かう「2060年2万人」への道(五島市長 野口市太郎さん)
●「変化」に応じる「シマ思考」(奄美大島大和村・島根県立隠岐島前高校・飛島)前編・後編
生き残れるシマ(共同体)とは(哲学者 内山節さん・海士町「風と土と」 阿部裕志さん・鯨本あつこ)
●「 子どもたちが帰ってこれる島 」をつくる島々の取り組み(松本一希)
●変化に対応するためにヒト・モノ・カネ・データを得る方法

ー インタビュー ー

「シマという希望から世界はかわる」世界がかわるシマ思考制作委員会(福江島・有川智子さん、甑島・山下賢太さん、小豆島・黒島慶子さん、鯨本あつこ)
「島々仕事人」テクノラボ  林光邦さん・田所沙弓さん

ー 定番企画 ー

●有人離島の人口変動|島々の人口変動をチェック!
島Books & Culture|リトケイ編集部のおすすめ本
●島から島へ紹介したい島文化(新島 Hostel NABLA 梅田久美さん)
●島人コラム|寒風沢島・走島・保戸島

ー 特別企画 ー

●島に学び、豊かなシマを支えるリトケイ活動報告
●こどもの居場所最前線(シマ育コミュニティ編集部 ネルソン水嶋)
豊かな海と島の魚食文化を未来へつなぐサステナブルなお魚商品開発レポ
●リトケイ西田の体験しました!トカラ列島ワーケーション日記

【お詫びと訂正】
以下、新聞内表記に誤りがありました。正しくは以下の通りです。

▼P11「社会増達成の五島市が向かう『2060年2万人』への道」内表記
[誤]よくいえば
[正]欲を言えば
[誤]34,861人(2024年3月末)
[正]33,861人(2024年3月末)


『季刊ritokei』は全国の公式設置ポイントにて配布・閲覧を行なっています。お近くの公式設置ポイントは一覧からご確認ください。

>>『季刊ritokei』公式設置ポイント一覧

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リトケイは国内416島の有人離島と島国日本の可能性を拓き、島の宝を未来につなぐことをミッションに民間NPOとして活動。島国がみつめるべきヒントを島から届けるべく、「島に学ぼう」を合言葉に、ウェブメディア『ritokei』およびフリーペーパー『季刊ritokei』を発行しています。

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