「島Books」プロジェクトの成立期限まで残り1日となり、今朝より代官山蔦屋さんにて「島Books」フェアがスタートしました。ここで、リトケイが「島Books」を進めることの、最終的な意味を改めて考えました。
こんにちは、鯨本です。
リトケイはただいま『季刊リトケイ』03号の〆切と
「島Books」プロジェクトの〆切を同時にむかえております。
連日、進捗情報を連投し失礼しております「島Books」は
ここ1カ月間、私自身を含め、たくさんの島好きさんと一緒に
「島」というジャンルの常設棚を全国の書店につくるべく
プロジェクトを進めさせてきました。
残すところ、あと30時間にして、
プロジェクトの達成まで、残り90万円という厳しい状況ですが、
リトケイ一同、まだまだあきらめずにがんばっております。
>> READY FOR?
「島」の専用棚を全国の書店に。「島Books」プロジェクト」
さて、先日、棚の材料となる長崎県対馬(つしま)からサンプルが届き、
今朝より代官山蔦屋さんにて、選考公開!ということで
「島Booksフェア」をスタートいたしました。
棚はサンプルになりますが、
材質やサイズは本物と同じ。これを全国300カ所に設置し、
「せとうち暮らし」さん「しまもよう」さんはじめ、
たくさんの島本、島情報を並べていきたい、というのが
「島Books」プロジェクトが目指しているものです。
プロジェクトがはじまったきっかけは、
『季刊リトケイ』の売りにくさ問題からだったのですが、
「島Books」に関しては、ただ島の本を売りたいだけではなく、
さまざまな意味や目的が含まれています。
「島Books」についてのいろいろな見解は、
私やメンバーがブログにてぶつぶつつぶやいていたり、
プロジェクトに注目いただいているブロガーさんに
記事にしていただいたりもしております。
○アシスタント小野(@MiUKi_None)のブログ
小さなメディアが生き残るために必要なものー
リトケイの「リアルの情報デザイン」の意義
○鯨本(@ATSUisamoto)のブログ
私が島に躍起になっている理由について
○イケダハヤト(@IHayato)さんのブログ
書店に棚がなければ作ってしまえ!
「島」を活性化する「島Books」プロジェクト
○モリジュンヤ(@JUNYAmori)さんのブログ
編集、メディアに興味がある人ならこの動きは見逃せない!
離島経済新聞と「島Books」プロジェクト | sense of medium
「島Books」を進めながら、あらためて思ったことには、
「島Books」も、結果的にやりたいことはリトケイの存在理由のひとつと同じ、
「島々でがんばる人ががんばりつづけられるようにしたい」
ということだったんだ、ということがありました。
田舎生まれの私は、何事も自分の田舎と重ねて考えしまうため
「地域活性」という言葉がキライなのですが、
地域活性がしたいことが、地域を盛り上げたいとするなら
それは外部からの影響よりも、地域にいる方がどれだけ活躍できるかによって
その土地と人が、健やかに暮らしていける状態にすることだと思います。
リトケイが、ウェブサイトや、季刊リトケイや、島Booksで
やっていることは、地域活性かと言われることがありますが、
直接、自分たちが働きかけるというよりは、
地域の方ががんばってつくった商品や、イベント、取り組みを
それを知りたい人や、たくさんの方に届ける部分を手伝えることで、
がんばる人の想いや活動が、実を結ぶようにしたいのです。
リトケイはメディア(=媒体)で、
ウェブ、紙、リアルな書店に、そういう場所をつくりたいのです。
島でお米をつくり、販売ルートを拡充している若者に、
「売れる場所を先につくって、つくる人たちの仕事を守りたい」
といわれたことがあります。
同じように、リトケイは少しずつですが、
ウェブ、紙、リアル書店に情報が届く場所をつくって、
島々の想いや活動を届け、がんばる人たちががんばりつづけられるようにしたい
とういうのが、「島Books」はじめ私たちの最終的な目的です。
「島Books」はあと少しで〆切になります。
なかなか苦戦しているのは否めない事実ですが、
島情報のインフラづくりに、加わっていただける方がいらっしゃいましたら、
ぜひご支援いただけたら嬉しいです。
>> READY FOR?
「島」の専用棚を全国の書店に。「島Books」プロジェクト」
(鯨)