リトケイを掲載いただいた新聞や雑誌をながめると、ふとはじまったリトケイが、いつのまにか広がってきたことを感じます。そんなリトケイでは本日より、新しい道となる新プロジェクトをスタートします。
こんにちは、鯨本です。
先週から全5回、『読売新聞首都圏版』の夕刊コラムで
リトケイのこれまでのストーリーを紹介いただきました。
記事をながめながら、すべて自分たちのことながら、
よく歩いてきたものだなぁと思っていると、ちょうどメール宛に、
2月に取材を受けていた高円寺書林さんのメルマガの
数千文字におよぶインタビューも流れてきました。
その後は、リトケイを新規メディアとして取り上げていただいている
雑誌『宣伝会議』 6月号が届き、(先月は『編集会議』にも)
リトケイがさまざまな方に知られはじめたことを、嬉しく思いました。
リトケイはちょうど2年前に出逢った
数人のクリエイターの間から、ふと生まれたメディアでした。
当時、自分たちにできる編集やデザインみたいなスキルで、
離島のように小さく、スポットの当たりにくい情報を
知りたいと思っている方や、知ったら喜ぶだろう人に届けようとみんなで考え、
つくりはじめたものですが、同様のサイトで成功している例はないので、
ありきたりな表現で言えば、道のない道でした。
でも、越えたい山は明確なわけだから、
道がなかろうと探すか創るかだねと、
みんなで考えながら、歩いてきました。
これまでのことはもちろん「大変」とも表現できるのですが、
それよりもずっと楽しく歩いてこれた感覚があるのは、
多方面からアドバイスをくださる先輩方や、
一緒に道を探し、歌いながら歩いてくれる仲間や、
歩いていることを応援してくれる方々がいたからで、
このことには何よりも、感謝しています。
そんな道の途中、紙媒体もつくることになり、
半年前に『季刊リトケイ』をつくりました。
150円で、季刊で、離島専門のタブロイド紙を売ることを、
本をつくる出版業界、流通させる取次ぎ業界、本を売る書店業界、
それぞれ専門の方に相談にのっていただいているうち、
ここにも道がなかったことに気付きました。
さて、紙の島情報を届けるためにはどうしたらよいか?
各業界の課題や慣習を前にすると、
小さな情報を既存のルートに流すのは簡単ではなく、
だけど、道を探すのも創るのもやめてしまうと、
山を越えて目的地にいくことをあきらめるしかない。
いろいろと考えたリトケイは、
今日から新しい道に進むことにしました。
大きく話題にしていくことは危険を伴うので
みんなと歩いている分、避けていましたが、
越えるべき山を越えられるように願い、歩こうと思います。
いつもたくさんの方に応援してもらいながら、
まだ応援してもらうなど、ずうずうしいかもしれませんが、
もし、応援いただけるとしたら、私たちは喜んで歩いていきます。
そんなリトケイを、いつも応援いただきありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
リトケイの新しい道 「全国の書店に島専用本棚をつくりたい」
READY FORにてファウンディングをスタートしました。
>> READY FOR リトケイプロジェクトページ