つくろう、島の未来

2022年05月22日 日曜日

つくろう、島の未来

前回お話を伺った作家の佐藤優さんの語る「人間の経済」が存在する島には「お金では得られないもの」もたくさんあります。どのようなものがあるか?島に暮らす読者の皆さんに聞きました。(制作・ritokei編集部)

※この記事は『季刊ritokei』37号(2022年2月発行号)掲載記事です。フリーペーパー版は全国の設置ポイントにてご覧いただけます。

>>前回:島で生きるために必要なお金とは?作家の佐藤優さんに聞きました【特集|島で生きるために必要なお金の話】はこちら

島に暮らす読者の皆さんの「お金では得られないもの」

・自然の恵み。風や景色や、イルカやクジラや、森や海や、全てが身近にあって、人間もその自然の中で「生きている」のが実感できる

・豊かな景観、子どもの自然体験、SDGs的なライフスタイル等

・何の音もしない静寂、圧倒的な星空、他人だけど頼りあう人間関係など、挙げればキリがないほどたくさんのものがあります

・隣同士の助け合い

・自然の中でのびのびと子育てできるところ。気分転換に数分で海に行けること

・生きる力、自然のなかで培われる感覚

・暮らす地域、仕事などで築けた信頼(人間)関係だけで、豊かな暮らしと充実した日々が持続可能

・人とのつながり、おすそ分けのありがたさ。内地から送られてきたものなど、たくさんでなくても気持ちがうれしいし、たまに食べる都会の食べ物、コンビニでしか売ってないものなど食への感謝レベルが上がる

・時間。移動しなくていいから、人と接したら、何かする時間がとても増えたと感じる。移動の時間が無駄だった

・土や空気など健康的な環境、何かをつくり出すヒント、日頃から文化や歴史に触れる機会

・島の人たちから教わる生活の知恵、心地よいつながり、絶景が身近にあること

・豊かな自然・島の独自の文化や習慣・見たことのない船や飛行機が来る・上京した際の懐かしさや驚き・ムダの少ない生活

・自然の豊かさ。静けさ。人がセカセカイライラしていないので、のんびり生きることができる。あとは、ペットを飼ったときにペットも都会より住みやすいと思う。

・医療面では不安があるものの、情緒面・治安面では子どもを安心して育てられること

・たまには上京したい…という感覚。上京して数日で、早く戻りたい…という感覚

・海辺の散歩タイム。山の色、空の色、海の色で感じる四季の移り変わり

・コミュニティの結束力によって、非常事態でも助け合える安心感がある

・夕焼け、海、星など自然の素晴らしさ・自然の中で遊ぶ経験、親切な人が多く息子は自然と誰にでも挨拶ができるようになった(地域の人とのふれあい)

・人とのつながり、美しい風景、コミュニティ

・日頃のお裾分けや、約束をせず気軽に会って話せる関係性。とっても安心感がありました

・日々の暮らしの中で毎日目にする絶景、ご近所付き合い

>>島の未来を担うU40世代に聞いた持続可能なお金と経済のあり方【特集|島で生きるために必要なお金の話】に続く

特集記事 目次

島で生きるために必要なお金の話

生きていくために必要なものは?そう聞かれて「お金」を思い浮かべる人もいるでしょう。しかしながら、お金とは何か?なぜ必要か?どのくらい必要なのか?と聞かれると、答えに困る人もいるでしょう。

さらにそれが小さな島ならどうでしょう。島で生きるためにはどのくらいのお金が必要なのか?どんなことにどれだけのお金がかかるのか?そのお金はどこから得られるのか?

今回は離島地域で生きるために必要な「お金」を特集。生活のお金や社会を維持するためのお金、島の未来を持続可能にするためのお金の話を中心に、この春、娘が島を旅立つR島のシマノさん一家と考えていきます。

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