ritokei.comでは、全国の島々の広報誌やローカル誌に掲載された、地域の暮らしや文化が伝わる記事を紹介します。沖永良部島(鹿児島県)の知名町・広報誌「広報ちな」から、ドローンを使った海岸清掃の実演飛行と、地域を巡る移動型「みんな食堂」開催についての記事をお届けします。
6月4日 沖永良部島 ドローン実演飛行の実施
6月4日、沖永良部島和泊町国頭の海岸にて、海洋ごみの効率的な運搬を目的としたドローンの実演飛行が行われました(主催 Rin管理システム)。
隆起サンゴ礁で形成された沖永良部島は断崖が多く、収集したごみを崖下から道路まで運び上げる作業に労力を要するという課題解決のため、この日使用されたのは最大40キログラムの荷物を運搬できる物流ドローンで、(一社)日本ドローンビジネスサポート協会、㈱SEKIDOの協力のもと実演飛行を実施しました。事前に集められた発泡スチロールなどの海洋ごみを25~30キログラムいれた袋を、ドローン付属のウインチで吊り上げて運搬し、実演では1時間の間に約20回も運搬が行われ、その作業効率の高さが明確に実証されました。
6月28日 知名町に新たな交流拠点!移動型「みんな食堂」が初開催
6月28日、知名町の屋子母字公民館にて、知名町の女性有志グループ「かめかめkitchen」(有川晶子代表)の移動型「みんな食堂」が開催されました。これは、人間関係の希薄化や世代間交流の場づくりといった地域課題の解決に向けた試みで、知名町のアグトラスト基金活用事業補助金が活用されています。
当日、午前11時半から約2時間にわたり、島野菜を使った親子丼、島野菜みそ汁、あえ物の計3品が地域住民に提供されました。料金設定として、子どもは無料、大人は300円で、会場では島野菜の販売も行われました。子どもから高齢者まで41人の地域住民が次々と来場し、料理を味わいながら交流を楽しむ姿が見られました。
家族3人で利用した木脇光雄さん(86歳)は「美味しかった。たまにこういう食堂を開いてくれると助かる。」と話していました。有川代表は、「あまり宣伝しなかったが、来てくれる人がいてよかった。今後も続けていくためには費用、人手など考えなければならないが、地域の方を巻き込みながら、地域活性化につなげられれば良い。」と話していました。
南の島の食が魅力的!知名町のふるさと納税返礼品
奄美群島・沖永良部島の西側に位置する知名町のふるさと納税返礼品は、赤土と太陽が育んだ南国フルーツや、日本一早く収穫される新じゃが、シマ桑茶、豊かな海で育ったイセエビ、伝統工芸品、さらには現地での観光体験までバラエティ豊かに揃っています。寄附金の使途は「保健・福祉」「地域活性化」「環境保全・整備」「未来を担う人材育成」などから自由に選択可能です。全国の離島ファンや奄美群島・沖永良部島ゆかりの皆さまにとって、島の食や体験を楽しみながら知名町を応援できる絶好の機会。ぜひ知名町の魅力を存分に体感してください。
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