つくろう、島の未来

2024年10月14日 月曜日

つくろう、島の未来

観光が「幸せな島」をつくるためには、知っておきたい
「嬉しい観光客」「困った観光客」「持続してほしいこと」を、
全国の島々に居住しているリトケイ読者に聞きました。

この特集は有人離島専門フリーペーパー『季刊リトケイ』29号「島と人が幸せな観光とは?」特集(2019年8月27日発行)と連動しています。

Q1.あなたがお住まいの島に来島する観光客などの来島者に対して
「こんな人なら嬉しい」「こんな人は嬉しかった」と感じるのは
どのような人でしょうか。

◆自分で積極的に楽しもうとする人。以前来島した知人は、朝カフェでコーヒーを飲みながら本を読む予定でいたようですが、お店がやっておらず、缶コーヒー買って海辺のベンチでのんびりしてました。結局海眺めてて本を読まなかったと笑っていて、予定通りにいかなくても楽しめる人っていいなと思いました。(つき 30代女性・九州沖縄エリア)

◆自分で(自分から)楽しもうとする人(島人 50代女性・日本海エリア)

◆住民と積極的に交流し、文化や価値観に興味を持ってくれる方は嬉しい。(カナメ 30代男性・九州沖縄エリア)

◆島の歴史や伝統文化、自然に興味を持ってくれて、質問をしてくれたり、大切に維持することに大きな共感を示してくれる方々。(イラヨイ 50代女性・九州沖縄エリア)

◆島の何気ない日常を共有して大切に持ち帰っていただける方。(水草 50代女性・太平洋~東海道エリア)

◆島のことを事前に調べた方、島の尺度を理解している方(アイランドしんちゃん 50代男性・九州沖縄エリア)

◆「ありのままの暮らし」に興味をもってくれること(いとーまん 20代男性 太平洋~東海道エリア)

◆昔の日本が残っているねと言ってくれた人(かつ しんいちろう 50代男性・九州沖縄エリア)

◆島の人と交流して島を好きになり、人に会うために何度も訪れてくれる人。関係人口の増加に貢献してくれる人。
島の有名な観光名所に行くだけではなく、島の文化や生活を知れるような滞在をしてくれる人。
移住を視野に入れて訪れてくれる人。
自分のまわりの人に島のことを広めてくれる人。都会と島の橋渡しをしてくれる人。
(屋久島大好き 30代女性・九州沖縄エリア)

◆不便さを楽しんでくれる方。(imacoco 30代男性・日本海エリア)

◆何もない、不便を楽しんでくれる人
自分たちの価値観ではなく島の価値観に合わせてくれる人
島の人と仲良くなって何度もリピーターとして来てくれる人(yui 30代女性・九州沖縄エリア)

◆どんな人でも良いです。(orangebigskywater 50代女性・太平洋~東海道エリア)

◆島の生活や、歴史、自然を大切に思ってくれる人。(むぎ 30代女性・九州沖縄エリア)

◆島を好きになってくれる人。ゴミをポイ捨てしないなど、島を大切にしてくれる人。(島たぬき 20代女性・日本海エリア)

◆ケイビングやダイビングに来たついで、あるいは、島好きで色々な島を巡ったり、たまたまアイランドホッピングで立ち寄っただけでも、来たからには貪欲に色々みて体験したいという方。
観光客に接する仕事をしているので、案内やおすすめのし甲斐があります。(たなか 40代女性・九州沖縄エリア)

◆島の生業に純粋な興味と関心を持ってくださるかた(マハッピーの母ちゃん 40代女性・九州沖縄エリア)

◆ふらっときて気に入ったのでそのまま泊まっていくぐらいの緩い縛りの人(しま脳 30代女性・九州沖縄エリア)

◆善くも悪くもありのままの島の自然や人柄そのものを認め愛してくれる人。(マエザトシュウヒコ 30代男性・九州沖縄エリア)

◆島人に友達の多いリピーター(五香屋 50代男性・九州沖縄エリア)

◆島の清掃活動やイベントなどに協力してくれる方々(ペンネームは鯨本さんに委ねます 50代男性・九州沖縄エリア)

◆【前提】島(八丈島)を観光というカテゴリーの中で分別すると「秘境」の中にある1つに当たると思う。そう仮定した場合、観光客の生活圏での「普通」とは異なることが多々ある。
・観光客が暮らしてる生活圏とは異なることを理解した上で島を楽しんでくれる人=不便を楽しめる人。
・初めての来島で毎年訪れて来れて、自分の知らない間に、知人を増やしてくれる人。
・八丈島のことを宣伝してくれる人=エヴァンジェリストになってくれる人。
・観光がきっかけで移住や2拠点生活をしてくれた人。
・観光といいながらも、島の課題を一緒に考えて来れた人。
(島のチーズ職人 30代男性・日本海エリア)

◆何もない事が好きな人(Ganji Namiki 40代男性・太平洋~東海道エリア)

◆やはり島好きな人。そのままの島の姿に感動してくれる人。
島のお年寄りは若い人達と話すのが大好き。なので、そっと寄り添ってお話してくれると嬉しいです。
あと、お邪魔させてもらってます…くらいの謙虚な気持ちがあると、こちらも「ようこそ!」と嬉しい気持ちになります。(Cafe海咲 50代女性・九州沖縄エリア)

◆島の人の暮らしについて、想像力を発揮して、理解を示してくれる。(海猿 50代男性・九州沖縄エリア)

◆自然をそのままに楽しんでくれる人。(さーみん 50代男性・九州沖縄エリア)

◆自分たちが出したゴミを、すべて持ち帰ってくれた修学旅行客(gogotanegashima 50代男性・九州沖縄エリア)

◆何にもないのに楽しんでくれた人(よーよーよー 40代男性・日本海エリア)

◆島の文化・風土を面白がってくれ、ポジティブに受け止めてくれる方(しまちょう 30代女性・九州沖縄エリア)

◆マナーの良い人(トミー 40代男性・日本海エリア)

◆思った以上に感動してくれた人(ヒデさん 50代男性・日本海エリア)

◆自分で自分の楽しみを知っている人(リサジョウ 40代女性・太平洋~東海道エリア)

◆また来たいと言ってくれる人(よし 30代男性・太平洋~東海道エリア)

◆絶賛してくれる方、広めてくれる方、リピーター、ゴミの分別をしっかりしてくれる方など(ぺろーん 30代男性・伊豆諸島。東海道になるのか微妙)

◆自分が住んでいる島のことが好きで、島民では気づかない島の新たな魅力を発見してくれる方がいました。(沖永良部大好き男 20代男性・九州沖縄エリア)

◆島の暮らしに共感・寄り添う、あるいは不便な点があってもそれを認めて存分に楽しむことができる人。(コンシェルジュ 30代男性・瀬戸内海エリア)

◆島を綺麗に訪れてくれる人(しいな 30代女性・太平洋~東海道エリア)

◆情報がなくても一人で訪れた外国人は勇気あると思いました。島を楽しみに来た方であればどなたでも歓迎です。(星の海 30代男性・九州沖縄エリア)

◆島の良いところ、悪いところ両面を見たり、感じたりして、客観的な感想や意見を述べてくれる人。
一面だけを見た感想や意見は聞き流したくなる。(ふて×2 50代男性・日本海エリア)

◆不便を楽しめる人(dsk 30代男性・九州沖縄エリア)

◆マナーのある方(デミタ 40代男性・太平洋~東海道エリア)

◆・民宿菊乃屋(自分の宿)にご宿泊くださる方全員
・ルールを守る方
・楽しんでくださる方
(神津島菊乃屋 未回答・40代・太平洋~東海道エリア)

◆島の自然、人、歴史など、島の日常を尊重しながら滞在してくれる人(あみ 20代女性・日本海エリア)

◆外からの意見などで島の持っている魅力に気づかせてくれる人(おかぴ 30代男性・九州沖縄エリア)

◆静かに海を見たり、山を歩いたりして時間を贅沢に過ごしている人(カンパチ 50代男性・太平洋~東海道エリア)

◆きちんと島にお金を落としてくれる人。都会を持ち込まない人。(島ネェ 50代女性・九州沖縄エリア)

◆島を愛し、来島の度に少しずつ島のことを勉強してくださり、離れていても島のためにできることをいつも考えてくださる方々。ビーチのゴミを自ら拾ってきてくださるような方には本当に頭が下がります。(女将 40代女性・九州沖縄エリア)

Q2.あなたがお住まいの島に来島する観光客などの来島者に対して
「こんな人は嫌だ」「こんな人は嫌だった」と感じるのはどのような人でしょうか。

◆島民に、何かと不便な環境で素朴にがんばっている姿を求めてくる人。島が便利になることを文句言う人は嫌です。与論島はキャッシュレスアイランドを目指し、PayPayの導入に積極的です。それに対して島内でも賛否両論ではありますが、島外の人が「島らしくなくてなんか嫌だ」などと言うのは違うと思いました。(つき 30代女性・九州沖縄エリア)

◆サービスの使い捨てをする人(島人 50代女性・日本海エリア)

◆住民の価値観も知ろうとせず、サービスなどに不満だけ言う人。(カナメ 30代男性・九州沖縄エリア)

◆ここは自然豊かな南の島なのに、虫やヤモリをどうにかしてくれと騒ぐ方々。コンビニがないこの集落を不便と、ロケーションについて低く評価する人々。事前にどんなところなのか、調べ理解して来ていただきたい。(イラヨイ 50代女性・九州沖縄エリア)

◆お金を出すのを惜しんで体験をせずに帰る方。(水草 50代女性・太平洋~東海道エリア)

◆比較したがる方「~だからダメなんだ」と、知ったかぶりする方(アイランドしんちゃん 50代男性・九州沖縄エリア)

◆持って来たイメージ(理想)を押し付け、イメージと違うことを受け入れることができない方。(いとーまん 20代男性 太平洋~東海道エリア)

◆コンビニが無い、ATMが無い、スタバが無いと都会と同じ環境を望む人(かつ しんいちろう 50代男性・九州沖縄エリア)

◆島ならではの不便さを楽しめない人。
自然を求めて来たのに小さな虫に大騒ぎする人。
徒歩で10分が苦痛だという人。島の交通はそんなに便利ではないので。
(屋久島大好き 30代女性・九州沖縄エリア)

◆ないものを求めてくる方。(imacoco 30代男性・日本海エリア)

◆ちょっとした不便や、思い通りにいかないことがあったときに、すぐに怒り出す人。島の希少動植物を勝手に持ち出す人。島の高齢者にタメ口で話しかける人(特にみんな"おじぃ、おばぁ"と言いたがるけど、観光客がそう呼ぶ人たちは島ではまだバリバリ現役の世代だったりするので、そばで聞いていてひやひやする)(yui 30代女性・九州沖縄エリア)

◆嫌と言うわけではないのですが、島だから?信号機もある道路を、信号も無視で勝手に渡る観光客がいます。これには、困る。
(orangebigskywater 50代女性・太平洋~東海道エリア)

◆小さい島なので、リゾートにうかれて来るような、よっぱらってビーチで騒いだり、夜中まで大声で騒いだり、島の人の生活を邪魔する人。(むぎ 30代女性・九州沖縄エリア)

◆ゴミをポイ捨てする人。島の自然や環境、ルールを守らない人。(島たぬき 20代女性・日本海エリア)

◆現地の生活や人にリスペクトの無い方。例えば、ごみを散らかし放題で帰る撮影クルー(人にもよりますが、ゴミ以外にも撮影隊はマナーに問題があるケースが多いです)。例えば、地元の人やビジネスマンも出入りする公共の場所で、ビーチサイドのようなノリで肌を露出したり足を投げ出したりして寛ぐリゾート客の方。リゾートに特化した島でもないので、どこにいても地元の人たちの生活圏です。あなたは休暇かもしれないけど、こっちは日々の生活だよ、子どもにマナーの悪い大人を見せたくないよ、という気持ちになります。それと、嫌なお客さんというわけではないですが、沖縄に近いので沖縄と同じように観光面で至れり尽くせりと思ってノープランで来られて、現地でもろもろ詰んで時間を無駄にしてしまう方が多い。ノープランも楽しみ方のひとつとは思いますが、少しは事前リサーチしてほしいといつも思っています。(たなか 40代女性・九州沖縄エリア)

◆生活マナーを守らない→上半身裸でスーパーで買い物、あまつさえタトゥーあり→ゴミを放置→静かな集落で夜更けまでバーベキューに花火と大騒ぎ
→漁船往来の港で釣り→海辺のシャワーやトイレを占拠、※SNS映え中毒→道路真ん中や岸壁などでの危険な写真撮影→サトウキビ畑の真ん中など迷惑写真撮影、※島民や生き物の生命に脅威→ハーベスタトやトラクターにあおり運転→無理な追い越し→希少生物を轢殺→現地での医療費未払い(私の性格が悪いのか、残念な来島者さまの枚挙にいとまがありません)(マハッピーの母ちゃん 40代女性・九州沖縄エリア)

◆さささっと来てポイントだけ見て、「ここ何もないわね」とのたまっていた人(しま脳 30代女性・九州沖縄エリア)

◆なにもない=島の魅力と思わず、不便さを愚痴る方(結構多い。。)(マエザトシュウヒコ  30代男性・九州沖縄エリア)

◆何も見ない、何も聞かない、興味がないのに口うるさい人(五香屋 50代男性・九州沖縄エリア)

◆島を事前に調べてこない方。観光客だからといって高飛車な態度をとる方(ペンネームは鯨本さんに委ねます 50代男性・九州沖縄エリア)

◆Q1で述べた【前提】の理解が出来ない人。釣りで使う餌をわざわざ山に捨てる人。釣った魚を食べないで、防波堤に捨てていく人。ホタルを見に行くときに虫除けスプレーをつけていく人。荒天で島を嫌いになる人。歴史的な自然遺産を傷つける人。(島のチーズ職人 30代男性・日本海エリア)

◆山で自然トイレ出来ない女性(Ganji Namiki 40代男性・太平洋~東海道エリア)

◆頭から島に対して若いイメージを持ってる人。悪口に聞こえるようなお説教をする人。「島にいてもつまらないでしょう」「島流しだよね」「不便でしょう」などと聞いて来る人も結構います(笑)
あと、下調べして来てくださるのは嬉しいのですが、お連れの方に嘘の情報を伝える人。お話を遮ってまで訂正出来ず困ったな~と感じることがあります。(Cafe海咲 50代女性・九州沖縄エリア)

◆島暮らしは、不便で不幸だと決めつけている。(海猿 50代男性・九州沖縄エリア)

◆島には島のルールがあります。自分のルールや文化を持ち込もうとする人は嫌ですね。郷に入っては郷に従うべき。(さーみん 50代男性・九州沖縄エリア)

◆ゴミの処理は都会と同じだと考えて行動される人、ゴミ箱にすてるのも離島では処理コストが違います。島外から持ち込んで飲んだり食べたりしたゴミを島に残して帰る。(gogotanegashima 50代男性・九州沖縄エリア)

◆うにの色が悪いとか何かとイチャモンつける人(よーよーよー 40代男性・日本海エリア)

◆多分島に合わないのだと思いますが、「つまらない」「何もない」という感想しかない方(しまちょう 30代女性・九州沖縄エリア)

◆ゴミを捨てる人(トミー 40代男性・日本海エリア)

◆いません(ヒデさん 50代男性・日本海エリア)

◆他人が楽しさを運んでくれると思ってる人(リサジョウ 40代女性・太平洋~東海道エリア)

◆(内地と比べて)何もない、不便だと愚痴をもらす人(よし 30代男性・太平洋~東海道エリア)

◆ポイ捨てする方、酔って道路などで寝る方、あまりにも汚い方(ぺろーん 30代男性・伊豆諸島。東海道になるのか微妙)

◆観光にきてやってる感を出す観光客(沖永良部大好き男 20代男性・九州沖縄エリア)

◆島の暮らしに対して敬意を払わない、見下したかのような態度をとる人。具体例として「こんな(不便な)ところによー住めるわ。」などの言動。(コンシェルジュ 30代男性・瀬戸内海エリア)

◆ゴミをそのままにして 帰る人(しいな 30代女性・太平洋~東海道エリア)

◆島自体を小馬鹿にする方。島のあれはダメだ、これはダメだ。人のサービスではなく、自然や環境を対象とする方。(星の海 30代男性・九州沖縄エリア)

◆島の一面や個別の事柄だけで島の良し悪しを判断する人。
ただし、島の現状を考えて、質問や意見を言ってくれる人は好感が持てる。(ふて×2 50代男性・日本海エリア)

◆周りに迷惑をかける行為をする人(dsk 30代男性・九州沖縄エリア)

◆マナーの無い方、テーマパークと勘違いしてる方(デミタ 40代男性・太平洋~東海道エリア)

◆品位がない方、ルールを守らない方、要求の多過ぎる方、長浜の無料キャンプ場で水出しっ放しで飲み物を冷やしていた方、道端にゴミ捨ててた方、鬼畜、悪人(神津島菊乃屋 未回答・40代・太平洋~東海道エリア)

◆暮らしている人をないがしろにする人、伝統文化に土足で踏み込もうとする人(あみ 20代女性・日本海エリア)

◆島の良さをみようとせずに決めつけて評価をする人(おかぴ 30代男性・九州沖縄エリア)

◆商品を値切る人、一周したけど何もなかったとつまらなそうに言う人、ゴミ・煙草をポイ捨てする人
(カンパチ 50代男性・太平洋~東海道エリア)

◆何でもかんでも安くなれば偉いと自慢し吹聴する人。都会はそうじゃないと島を理解しない人。(島ネェ 50代女性・九州沖縄エリア)

◆砂浜にタバコの吸い殻をねじ込んでいくような人。
夜中までロケット花火を海に向かって上げ続けたり大騒ぎするような人たち。
平気でホテルの前の砂浜にテントを張ってしまうような人。
利用してもいない施設に勝手に荷物を置いて海水浴を始めたりタバコを吸ったりする人。
目的地を見つけて急停車するレンタカー。(女将 40代女性・九州沖縄エリア)

Q3.あなたがお住まいの島で「持続可能な観光」を考えたときに
この先の未来に「持続」させたいものにはどんなものがありますか?

◆きれいな海と珊瑚(つき 30代女性・九州沖縄エリア)

◆島民の笑顔と地域資源(島人 50代女性・日本海エリア)

◆自然と文化と住民が安心できる暮らし。(カナメ 30代男性・九州沖縄エリア)

◆自然と伝統的文化・建造物。観光客の人数を制限してでも、守っていかないと、他にない魅力がなくなる。(イラヨイ 50代女性・九州沖縄エリア)

◆わからない。将来は見えないです。(水草 50代女性・太平洋~東海道エリア)

◆島の人の生き方 島の文化(アイランドしんちゃん 50代男性・九州沖縄エリア)

◆「火山と共に生きるありのままの暮らし」(いとーまん 20代男性 太平洋~東海道エリア)

◆地域のコミュニティ(かつ しんいちろう 50代男性・九州沖縄エリア)

◆美しい景色、自然、綺麗で美味しい水、
あたたかい島の人々、
島の一次産業、
島ならではの助け合い精神、
豊かな暮らし、
伝統文化、
子どもたちが安心して遊べる環境
(屋久島大好き 30代女性・九州沖縄エリア)

◆豊かな森とキレイな海。これ以上便利さを求めた開発はいらない。(imacoco 30代男性・日本海エリア)

◆観光は、その土地の光を観に来るものなので、島の自主的で独自の地域活性化政策を続けていくことが結果的に持続可能な観光につながると思う。
インバウンドなど一時的な流行りに乗らず、自分たちの島の本当の光を見極めて守っていくことが大切で、私が住んでいる久米島であれば、海洋深層水関連の諸々や、自然環境。観光客を呼び込むために山の中の道路を拡張するようなことをしていては持続不可能だし、水源や土地を守ることも重要。結局は、島に住む人たちが自分たちでどんな島にしていきたいかを考えること、それを持続させていくことが大事だと思います。(yui 30代女性・九州沖縄エリア)

◆自然(orangebigskywater 50代女性・太平洋~東海道エリア)

◆自然、人、島の雰囲気(空気感)
疲れたときに癒されに来るような島でありつづけたい。(むぎ 30代女性・九州沖縄エリア)

◆自然、食べ物(島たぬき 20代女性・日本海エリア)

◆観光客向けに特化した海や自然の楽しみ方(ダイビングなど)だけではなく、
日々の生活の中にある海(地元に人しか行かない浜など)。
小出しに、マナーを守って島を愛してくれる方に伝えて、共に守っていく流れが出来たらと思います。(たなか 40代女性・九州沖縄エリア)

◆島の暮らしや産業体験型のアクティビティ(マハッピーの母ちゃん 40代女性・九州沖縄エリア)

◆またあの人に会いたいなと思って帰ってもらえたら良いと思います(しま脳 30代女性・九州沖縄エリア)

◆島の人がこれまで大切に守り育ててきた環境、生活、自然、笑顔。(マエザトシュウヒコ 30代男性・九州沖縄エリア)

◆島の人の個性とその人々がのんびり暮らせる環境(五香屋 50代男性・九州沖縄エリア)

◆祭事行事。島の祭祀だけではなく、村行事、家庭行事などもすべて含む(ペンネームは鯨本さんに委ねます 50代男性・九州沖縄エリア)

◆島に残る文化や伝統を継承している人たちを教育の場に繋げていくこと。その教育を受けた子供達が文化や伝統をそのままで残していくのがいいのか、今の時代にあった形に変化させた方がいいのかを考えていく時間の創出をこの先の未来にもより「島らしい」方法で持続させたい。(島のチーズ職人 30代男性・日本海エリア)

◆自然保護の為のゴミ分別。(Ganji Namiki 40代男性・太平洋~東海道エリア)

◆島には、みんなが信仰している黒島天主堂があります。
島の一番の見どころでもあるので、やはり大切な教会を残したいです。
ですが、信者さんの数が減っていくと古い建物である天主堂を守り維持していくことはなかなか大変です。
また草や木を切ったり、掃除をしたり、島周りの海岸や浜掃除も大変な作業で島に住む人達だけでは追い付かなくなってきています。持続させたいことは、それこそやる気に満ち溢れた若いパワー!!かもしれませんね。
今いる人達で観光客が見やすい来やすいように名所や道路を掃除していき、たくさんの観光客に来てもらって嬉しいという感謝の気持ちも持続できたら最高です。
未来には、ゴルフ場の誰でも簡単に乗れるカートのような乗り物があったら便利かも。
来やすくて、楽しくて、非日常を感じてもらえる島にするために、まだまだこれから進化していきたいと思っています。
(Cafe海咲 50代女性・九州沖縄エリア)

◆魚を獲って暮らしてきたことで培われた共同体活動や文化、協働意識。(海猿 50代男性・九州沖縄エリア)

◆先人から残されてきた自然、文化を受け継ぎ次の世代へ。昨今、物凄いスピードで島の開発が進んでいます。観光客が何を求めて来るのかを考えなければ未来は無いと思います。便利は決して豊かではない。(さーみん 50代男性・九州沖縄エリア)

◆不十分な交通インフラを楽しむ、歩くスピードが丁度いいと感じてもらえる観光(gogotanegashima 50代男性・九州沖縄エリア)

◆手付かずの自然(よーよーよー 40代男性・日本海エリア)

◆固有種のホタルが飛び交う風景。島で育った人たちの原風景だと思う。(しまちょう 30代女性・九州沖縄エリア)

◆自然(トミー 40代男性・日本海エリア)

◆冬の観光(ヒデさん 50代男性・日本海エリア)

◆何も。今のまま、このまま。(リサジョウ 40代女性・太平洋~東海道エリア)

◆光害が無く星が良く見える場所、青い海(よし 30代男性・太平洋~東海道エリア)

◆海、海岸を綺麗に保つ。豊富な海の資源の管理。宿など宿泊施設の減少を止める。
手付かずの自然を見せられる事が離島のいい所だと思うのでなるべく自然を壊さない。(ぺろーん 30代男性・伊豆諸島。東海道になるのか微妙)

◆島の伝統文化、先人達の思いと若者の新しい考えをいい意味で融合させていきたい(沖永良部大好き男 20代男性・九州沖縄エリア)

◆一部の特化した観光地以外は、島の暮らしが根底にあってこその観光であると考える。それがないと表面だけのハリボテ。(コンシェルジュ 30代男性・瀬戸内海エリア)

◆島の美しさ 景色(しいな 30代女性・太平洋~東海道エリア)

◆自然の素晴らしさ。星、海など。(星の海 30代男性・九州沖縄エリア)

◆島に住む人自身が、島への愛着、島を自慢していく気持ちを持ち続ける事が必要だと思う。(ふて×2 50代男性・日本海エリア)

◆豊かな自然を活用した体験とガイド(トレッキング、山城巡り、釣り、シーカヤックなど)、観光客(よそ者)との対話ができる住民、次世代のことを考えて行動できる住民とその関係者(dsk 30代男性・九州沖縄エリア)

◆自然環境(デミタ 40代男性・太平洋~東海道エリア)

◆神津島の自然とお客様数のバランス(昔ように観光客が多くない方が良いと思います)、品位のある受け入れ体制とお客様のセグメント
・受け入れ側のスタンス(教育や研修)、旅行する側の旅行予備知識(神津島菊乃屋 未回答・40代・太平洋~東海道エリア)

◆美しい海と山、生態系、四季に寄り添う人間らしい暮らし方、伝統文化や神社への想い(形は変えなければならない部分もあるが、想いが絶えたら終わりだと思うので)(あみ 20代女性・日本海エリア)

◆自然などの豊かな環境と小さくても素朴な街並み(おかぴ 30代男性・九州沖縄エリア)

◆ディープな自然を楽しむ、旬の自然を見に来る。年に2回しかないサンセットとか、雨季の時しか見れない光るキノコとか、冬の時期にしか見れない鯨のブローとか
(カンパチ 50代男性・太平洋~東海道エリア)

◆通年で出来る仕事を確立させる。自分だけが、では無く観光業者全員がきちんと話し合いお互いを尊重していくこと。
(島ネェ 50代女性・九州沖縄エリア)

◆島が守ってきた歴史や文化がしっかりと受け継がれていくこと。
“南の島”というカテゴリーに埋もれて、観光客に媚びるような受け入れ方をしてしまうと、次の目新しい場所にすぐに浮気されてしまう。
変わらず愛されるためには島の魅力を島民が深く理解し、伝える術を学ぶことが大切。
希少な自然環境が奇跡的に残されていることが評価されている場所で、
公共工事や開発、クルーズ船の受け入れなど、一時的に一部の業者が潤うだけで負の遺産となるようなものを作らない勇気を持つこと。
作り続けてきたものを逆に自然の形に戻していくくらい、ストイックに自然を守っていく覚悟なく受け入れ続けてしまえば他の島で起きているように”流行って荒らされる”ことになってしまうと思う。
(女将 40代女性・九州沖縄エリア)

「島の声」を聞かせてくださった島々の皆さん。ご協力ありがとうございました。

特集記事 目次

特集|島と人が幸せな観光とは?

現在、国が定義する日本の有人離島は416島。豊かな自然や多様な歴史文化、人と人が助け合う共助社会が存在する島は、いずれも住民やゆかりを持つ人にとって重要な場所であり、海洋資源や国土保全の視点に立てば、すべての日本人にとって重要な拠点ともいえる。 しかしながら、多くの島では戦後から人口減少が続き、離島地域に暮らす0~14歳の人口は、平成17年から27年までの10年間だけで、20%も減少している現実がある(平成17年、27年国勢調査)。 いくら愛着があっても、島を担う人が不在となれば、その島の文化は途絶えてしまう。離島経済新聞社では、住民にとって、島を想う人にとって、すべての日本人にとって、重要な島の営みが健やかに続いていくことを願い、「島の幸せ」を「健全な持続」と説き、持続可能な離島経済のあり方を追求。 今回は、多くの島で産業の中心を担う「観光」をテーマに、持続可能な観光を考える。 この特集は有人離島専門フリーペーパー『季刊リトケイ』29号「島と人が幸せな観光とは?」特集(2019年8月27日発行)と連動しています。

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