離島地域で生きるために必要な「お金」の特集。島とお金について学んだシマノ家では、知っているようで知らないお金の基本的な知識のことが話題になりました。最後に、お金の基本について学んでおきましょう。(制作・ritokei編集部)
※ページ下の「特集記事 目次」より関連記事をご覧いただけます。ぜひ併せてお読みください。
※この記事は『季刊ritokei』37号(2022年2月発行号)掲載記事です。フリーペーパー版は全国の設置ポイントにてご覧いただけます。
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ねえ父ちゃん、お金のことを色々教えてもらったけど、そういえばまだよく知らないことがいくつかあるんだよね。
なんだい?
そもそもお金ってなに?
(そうきたか……)えーっと……..お金とはつまり「交換の手段」なんだよ。大昔は「必要なもの」を手に入れるため、「自分が持っているもの」と「誰かが持っているもの」を交換していてこれが俗に言う「物々交換」だよね。
島みたいだね(笑)
でも、それだけじゃ不便だから、保存や持ち運びができる「お金」が発明されて世界中に広がったんだよ。
ふ〜ん……じゃあキャッシュレスってなに?
そうだなぁ。今は紙幣や硬貨が使われているけど、大昔には貝殻や石がお金だった地域もあるんだよ。「キャッシュレス」もそんな感じで、最近はデジタル化が進んだから、現金の代わりに電子マネーやクレジットカードを使う方法が広がっているんだよ。
そうそう、キャッシュレスは現金と違って目に見えにくいから、使い方や使いすぎには注意しようね。
お母さんこないだ「使いすぎたー」って騒いでたよね〜。
(ドキッ!)
じゃあさ、お金の価値って誰が決めてるの?
いい質問だね。もしも明日「1万円の価値が100円になります」って言われたらどうなると思う?社会は一瞬にして大混乱しちゃうよね。そういった事態が起こらないよう、各国の政府機関が安心してお金をやりとりできるルールをつくっていて、みんなが守っているから成り立っているんだよ。
私、お金のこと少しわかってきたかも!
お金にまつわる基本的な知識は、金融庁や財務省の公式サイトで公開されている無料の情報でも学ぶことができます。島で生きていくために必要な知識をどんどん身につけていきましょう。



特集記事 目次
特集|島で生きるために必要なお金の話
生きていくために必要なものは?そう聞かれて「お金」を思い浮かべる人もいるでしょう。しかしながら、お金とは何か?なぜ必要か?どのくらい必要なのか?と聞かれると、答えに困る人もいるでしょう。
さらにそれが小さな島ならどうでしょう。島で生きるためにはどのくらいのお金が必要なのか?どんなことにどれだけのお金がかかるのか?そのお金はどこから得られるのか?
今回は離島地域で生きるために必要な「お金」を特集。生活のお金や社会を維持するためのお金、島の未来を持続可能にするためのお金の話を中心に、この春、娘が島を旅立つR島のシマノさん一家と考えていきます。
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