こんにちは。統括編集長の鯨本です。
ただいまリトケイ編集部では、『季刊ritokei』の次号で特集する「ICT」企画を詰めつつ、取材を進めています。
「島とICT」を追いながらつくづく驚くのは、数十年前にはなかったインターネットが、いつのまにか生活の一部となっていること(自分が気づかないところで使われていることも含め)。
頭のなかに「知りたいこと」が浮かんだら、その言葉をインターネット上で「ググる」だけで、ある程度のことを知れるのは、数十年前からすれば、とんでもなくすごいことだなと思います。
思い返せば、私が仲間と一緒に離島経済新聞社を立ち上げた6年前は、まだFacebookも日本では広がっておらず、日々、あらゆる検索ワードで離島情報を探していても、なかなか見つけづらく、見つかる情報も今とは比べものにならないものでした。
だから今のように、離島情報が検索できるようになったのは(もちろん検索してもあまり情報のない地域もあります)、「知りたい」人にとって喜ばしい状態ですが、「知る」にもいくつかのレベルがあって、「より深く知りたい」と思うなら、自分の目で見て、耳で聞いて、手で触れることがなにより。「百聞は一見に如かず」なのです。
なんて言いながら、私は『離島経済新聞』や『季刊ritokei』という情報媒体を通して、島々に興味のある人に島々の良さを知ってもらいたいと考えているわけですが、それでもやっぱり「より深く知りたい」を追求しようとするなら、「百聞は一見に如かず」に勝るものはないわけです。
ただ、現実問題いくら「百聞は一見に如かず」でも、相手が島になると海外旅行に出かけるよりもお金と時間がかかる場所も少なくない……。
そこでリトケイでは、リトケイなりの「百聞は一見に如かず」対策として、『離島経済新聞』や『季刊ritokei』で知る情報よりもさらに深く島を知っていただける機会として、11月5日から全5回で「島と都市の共生学 –移住定住編-」という講座を開催します。
個人的には受講生、島の方々、講師陣と直接お話できるのも楽しみで、いまのうちから心がわくわく。おすすめしたいポイントもたくさんあるので、この場を借りながら、少しずつ紹介していきたいと思います。
【関連サイト】
リトケイの定期講座。リトルコミュニティの経済学 第3期「島と都市の共生学 -移住定住編-」を開講します