島旅の途中に起こりやすい困りごとのひとつに「お支払い」問題があります。小さな島では「金融機関が少ない」「24時間のATMがない」ことも当たり前。旅慣れた人には「十分な現金を持ち歩く」という人も多い一方、「予定が変わってお金が必要になった」「アクティビティの最中は現金が心配」といった困りごともつきものです。
そこで期待されるのがキャッシュレス決済。クレジットカードやICカード、QRコードなどを使ってお支払いできれば、より身軽で安心な島旅ができるはず。
この記事では、キャッシュレス決済が広がりつつある東京の島々で、どれほど身軽な旅ができるのかを、東京11島の魅力を伝えるウェブメディア『東京都離島区』編集部がレポートします。
取材・東京都離島区
※この記事は、公益財団法人東京観光財団「令和4年度 キャッシュレスを活用した島しょ地域誘客促進事業キャンペーン」の広告記事です。
こんにちは。東京諸島に関わる人・ライフスタイル・カルチャーをベースにソーシャルグッドな動きをお届けしているWEBメディア『東京都離島区』です。
この記事では、現金を使わないキャッシュレス決済でいかに身軽な島旅ができるか? という「キャッシュレス島旅」を、『東京都離島区』編集メンバーとメディアを運営する株式会社TIAMの学生インターンがご案内。第1回目は、八丈島(はちじょうじま)へ出発です。
八丈島ってどんな島?
ところで、みなさんは八丈島を知っていますか?
東京から南に287kmに位置し、アクセスは羽田空港から約55分の空路と、東京竹芝から約10時間20分の航路があります。
東京諸島の中では大島に次いで2番目に大きな島で、平均気温は18度と温暖。八丈ブルーと評される深く澄んだマリンブルーの美しい海が多くのダイバーたちを魅了し続けています。
島を鮮やかに彩る亜熱帯性植物がつくりだす景観は南国情緒にあふれ、絶景露天風呂や水平線を臨む足湯温泉、森の中の秘境温泉など、個性豊かな温泉を楽しむこともできます。
自然はもちろん、文化や歴史もとっても魅力的。八丈島の草木で染めあげた絹織物「黄八丈」や島酒と呼ばれる焼酎は、八丈島が誇る文化として代々受け継がれています。
なかでも、八丈島の島ことば「八丈語」はユネスコが認定した世界消滅危機言語の一つに数えられ、教育機関等での保全活動も盛んに行われています。そんな八丈島は、一言では形容し難いたくさんの魅力にあふれた島なのです。
キャッシュレス島旅 in 八丈島の行程と案内人
今回の旅は『東京都離島区』編集部の2人と、八丈島出身の学生インターン2人がご案内します。
みね(学生インターン)
八丈島にある優婆夷宝明神社の娘として生を受け育つ。現在は大学に進学し写真を学んでいる。島の文化の保全にも興味があり、学生生活の傍ら八丈島での文化系イベントを企てている。じっくり思考タイプ。
ゆうか(学生インターン)
八丈島から進学し、現在は国際について学ぶ大学生。かつては人が暮らしていた八丈小島にルーツを持ち、その記録を絶やさないために故郷の文化を学び直している。みねと共に、八丈島での文化系イベントを企てている。すっきり即断タイプ。
いと〜まん(東京都離島区の旗ふり役)
東京諸島の流人。幼少から伊豆大島→父島→八丈島と流れ育つ。2016年から三宅島を拠点に事業をスタート。2022年からは、ばっちと共に株式会社TIAMを立ち上げ、東京諸島に散らばる宝探しの冒険をしている。東京の島々で住所不定職業不定の多拠点生活。ワイルドかつ繊細タイプ。
ばっち(東京都離島区の編集長)
2010年に伊豆大島に移住。商工会職員としてのキャリアを積みながらも、2011年に伊豆大島の情報サイト「伊豆大島ナビ」を立ち上げ。コンテンツ運営を行いながら企画や事業の拡張を続けている。現在はトウオンデザインというデザイン事務所を営む傍ら、いと〜まんと合流し『東京都離島区』の編集長を務める。器用な楽天家タイプ。
羽田からひとっ飛び。いざ、八丈島へ!
今回は羽田空港から渡航。東京諸島では唯一、羽田空港からの定期便があるのが八丈島の特徴ですね。
八丈島は地区が分散しているため、移動はレンタカーかレンタバイクが便利です。今回、お世話になったレンタカー屋さんはキャッシュレス対応ではありませんでしたが、キャッシュレス決済可能なお店もあるので事前確認をオススメします。
まずは、水分補給!山田屋さんへ
まず立ち寄ったのは「山田屋」。八丈島をはじめ東京諸島に関連するお土産や食料品はもちろん、全国から厳選されたお酒などの飲料やおつまみなどが揃うお店です。
ちなみに山田屋では『しまーけっと東京』という通販サイトも運営。山田屋セレクトの東京諸島の産品をオンラインでも購入できちゃいます。
雑貨屋ラミで自分だけの「島の必需品」をゲット
お次は、ハンドメイド雑貨が揃う「雑貨屋ラミ」。住宅街にひっそりと佇む建物の扉を開けると素敵な異世界が広がります。
可愛い商品に目移りしながらも、今回の目的は“あるもの”のオリジナルを作ってもらうこと。それはコチラ。
皆さんは“ギョサン”を知っていますか? もとは漁師さんが愛用していたサンダルですが近年は観光客にも大人気。ギョサンを履いているだけで謎の仲間意識が生まれ、都内でギョサンを履いてる人を見かけたら「話しかけても良い」という都市伝説さえ存在します(笑)。
島民の集まりでは、玄関に大量のギョサン群が出現するので、同じ色では間違えられてしまうこともしばしば。
「雑貨屋ラミ」ではそんなギョサンのリメイクが可能。世界にひとつだけのギョサンをゲットできるのです。これで、他の人のギョサンと間違えられることもありません。
八丈島に移住され、島での「あったらいいな」を一つひとつ実現してきた店主が営む「雑貨屋ラミ」には体験メニューもあるので、雨天時にもおすすめです(詳しくはホームページをご覧ください)。
八丈島ビューホテルにチェックイン
さぁ、ホテルにチェックイン。この日、宿泊する「八丈島ビューホテル」は島の伝統文化を大切にしながら時代に合わせてアップデートを続けるホテルです。
ロビーラウンジからは夕陽が見え、空のグラデーションが淡く素敵な表情を描いてました。冬季にクジラも現れる八丈島。「八丈島ビューホテル」にはホエールウォッチング用の双眼望遠鏡も設置されているので、冬場も楽しめますね。
取材に訪れた日は、ロビーラウンジで湯上がり生ビール or 乳酸菌飲料1杯無料キャンペーンが行われており、ビールに目がないばっち編集長が飛びついてしまいました(施設の利用状況やキャンペーン等の最新情報はあらかじめご確認ください)。
八丈島の食文化と海外の食文化が融合。イーストサイド 茶屋
いよいよ日が暮れてきました。夜ごはんは三根地区の「イーストサイド茶屋」へ。
メニューの中心は洋食。八丈島の食材をさりげなくアレンジした料理が魅力です。
美味しい食事に、ついついお酒がすすんでしまう楽しい時間。お酒と言えば、八丈島は江戸時代から続く伝統の島焼酎も有名です。
現在、八丈島では4つの酒造が焼酎づくりを行っており、個性あふれる焼酎がつくられています。「イーストサイド茶屋」ではもちろん八丈島の焼酎をいただきました。「僕のおすすめは坂下酒造さんの『ジョナリー』の炭酸割り。樫樽で貯蔵しているので香りが高く甘味もほのかで最高。勝手に『ジョナリーハイボール』と呼んでいます」(いとーまん)
ここまでの時間、キャッシュレスだけでも十分に過ごすことができました。島には金融機関もありますが、どこも夕方には閉まってしまうので夜ごはんを食べにいく頃になって、現金が少なくなっていることに気づいてしまうと大変です。
そんな時もキャッシュレスのお店なら安心して夜ごはんを楽しめますが、「インターネット回線が不安定で端末が正常に機能しない」といった予期せぬトラブルもありますので、お店を予約するときに「キャッシュレスが使えますか?」と聞いておくことをおすすめします。
朝ヨガ体験で八丈島の朝をさわやかにスタート!
翌朝6時。眠い目をこすって島の西側にある大潟浦海岸へ。ここで八丈島のヨガ教室「Inti Yoga」の朝ヨガを体験しちゃいます。
今回、ヨガを教えてくださる遠藤朋代さんは埼玉県出身。八丈島に移住し、“楽しく生きること。カラダを大事に生きること”を伝えるべく開業されたそう。
まずは体調の観察や持病の確認などを丁寧にヒアリング。丁寧に一人一人の特徴や癖を教えてくださり、導いてくれます。
体験後は語らいながらリラックス。「遠藤さんの落ち着いた声の元、無理せず自分のペースで体験することができました」「徐々に自然と一体となる感覚があって新鮮でした」と一同大満足でした。
ヨガの後は、八丈島のプライスレスなスポットにも寄り道。「裏見ヶ滝」は水も豊かで植生が濃い三原山の森にあります。その名の通り滝の裏に入れるので、遊歩道を進みマイナスイオンをチャージ。
キャッシュレスだけでも十分にめぐることができる八丈島の島旅では、こうした”お金を使わずに楽しめるスポット”もたくさんあるので、ぜひご自身の楽しみ方を見つけてみてくださいね。
お気に入りスポットでテイクアウトグルメを堪能
最後はキッチンカーの「Bulblue cafe stand(ブルブルー)」でテイクアウトランチを楽しみます。
島内各所で移動営業するこのお店には、島の景色に映えるおしゃれなメニューはもちろん、味や種類も豊富に揃います。
八丈島で「Bulblue cafe stand(ブルブルー)」を見かけたらぜひ、立ち寄ってみてくださいね。
【結果】キャッシュレスだけでも島旅を堪能できました!
八丈島のキャッシュレス旅、いかがでしたか?
今回の旅を通じて、八丈島ではキャッシュレスの利用だけでも十分に楽しめることが実感できました。お財布からお札やら小銭やらを数えて出す手間や煩わしさもなく、旅先で遭遇するワクワク体験に集中できるのは、いいことだらけ。
キャッシュレスさえあれば、旅先へ大金を持っていく不安も、見知らぬ土地でATMを探す不便さともおさらばです。
しかしながら、思わぬイレギュラーがあるのも島旅あるある。
例えば
・インターネット回線が不安定で端末が正常に機能しない
・キャッシュレス決済できるお店が臨時休業
・ネットに記載されていた情報と実態が異なる
など、キャッシュレスが利用できない場合もあるので、
・事前にお店の人に「キャッシュレスが使えるか」尋ねる
・多少の現金は持っておく
と安心です。
1泊2日ではとても紹介しきれない見どころや魅力にあふれた八丈島。まだまだご紹介したいスポットは山ほどありますが今回はこの辺で。さぁ、次なる東京の島へ、いざ!
島旅をもっと便利に、もっと楽しく♪
東京11島の魅力満載!
キャッシュレス決済利用促進キャンペーン開催中!
2022年9月26日(月)~2022年12月4日(日)の期間中、東京11島の島旅でキャッシュレス決済を利用すると、抽選で1,000名様に魅⼒満載の賞品が当たるキャンペーンを実施しています。この機会にぜひ、身軽な旅を体験ください。
詳細はキャンペーンサイトをご覧ください(https://tokyoislands-cp.jp/ )
<応募対象>
期間中に東京島しょ地域11島(大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島、父島、母島)のキャンペーン協力店舗にて、キャッシュレス決済(クレジットカードやQRコード決済、交通系など、キャッシュレスブランドは問いません)をし応募券を受け取った旅行者(島しょ地域在住者を除く)
<東京11島の事業者の皆さま>
キャンペーンへの参加希望やご質問は専用フリーダイヤル(0120-683-172)までお問い合わせください。