つくろう、島の未来

2020年01月21日 火曜日

リトケイが島を想う皆さまと共に推進する「島の未来づくりプロジェクト」。このプロジェクトに参画するサポーター団体の気になる話題を、島の未来づくり推進部隊・多和田真也が追いかけます。

※この記事は『ritokei』30号(2019年11月発行号)掲載記事です。

国際協力推進協会と島根県海士町が連携協定締結

今年10月、「島の未来づくりプロジェクト」のサポーター団体である一般財団法人国際協力推進協会(APIC)が、島根県海士町と連携協定を結ぶと聞き、署名式へ行ってきました。

APICは1975年の発足以来、主に太平洋やカリブ海の島々を対象に、国際開発協力の支援事業に取り組まれている団体です。

APIC常務理事の佐藤昭治さんによると、「2018年にミクロネシアの若手リーダーを育成するべく、神津島(こうづしま|東京都)へ視察研修に訪れた時、日本の離島地域には海外の島にとっても参考になることが多いと気づいた」とのこと。

その後、日本の島々と支援国との交流を積極的に繋いでいこうと考えたAPICは、先進的な地域づくりで知られる海士町も訪問。

国際協力推進協会と島根県海士町が連携協定締結

海士町が属する隠岐諸島への視察風景。西ノ島町の国賀海岸摩天崖にて

一方、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンに登録するため「どの国の選手を受け入れるか」を検討していた海士町は、視察にやってきたAPICを通じてミクロネシア連邦と出会い、今年8月にミクロネシア連邦のホストタウンとして正式登録されました。

国際協力推進協会と島根県海士町が連携協定締結

連携協定を締結した大江町長(左)とAPICの佐藤嘉恭理事長(右)

607の島々と環礁から構成されるミクロネシア連邦には海士町と同規模の島々が多数存在しています。海士町の大江町長は署名式で「海外の国との連携を持てるきっかけを持つことができ大変光栄。同じ島という環境で悩みを共有し、共に島づくりを進め、学びあいたい」とコメント。

連携協定を結んだ両者では今後、ミクロネシアの若手リーダーの視察を受け入れるほか、隠岐島前高校の生徒をミクロネシアへ派遣する計画も進めるなど、関係を深めていかれるそう。国境を超えた島々の連携に、胸がときめく署名式でした。

<レポート担当>
多和田真也(たわた・しんや) 沖縄県那覇市出身。NPO法人離島経済新聞社「島の未来づくりプロジェクト」推進担当。プライベートでは2児の父として子連れ島旅やワーケーションも推進。人が暮らす地域と子どもたちの未来の幸せをいかにつくるか、自分事として追いかけている

【関連リンク】
一般財団法人国際協力推進協会(APIC)

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