つくろう、島の未来

2022年10月03日 月曜日

つくろう、島の未来

2015年4月、屋久島に酒蔵を持つ本坊酒造株式会社が共同開発した、島の特産品であるタンカンを使ったリキュール「屋久島たんかん酒」が発売され、島内限定で年間10,000本を目標に販売している。同社の担当者に開発経緯と展望を聞いた。

■タンカン、芋焼酎、酵母菌。屋久島の魅力がつまったリキュール

2015年4月、屋久島(やくしま|鹿児島県)に酒蔵を持つ本坊酒造株式会社が、島の特産品であるタンカンを使った芋焼酎ベースのリキュール「屋久島たんかん酒」を共同開発した。島内の酒屋で年間10,000本を目標に限定販売されている。屋久島では、これまでタンカンを使った菓子やジャムなどが販売されてきたが、酒類は初。島の産物を使った土産品として、屋久島のPRに繋がることが期待されている。

同社が屋久島町と「屋久島たんかん酒」の開発を始めたのは2年前。リキュールの製造を行うことができた同社に、同町から共同開発の話が持ち掛けられた。同酒の材料は、タンカン、芋焼酎、酵母菌など、多くが屋久島産。同酒を担当する本坊酒造株式会社の沖園一陽さんは、「さわやかな香りとやさしい甘みが魅力です。若い女性でも楽しんでいただけます」と言う。

製造段階ではタンカンの調達に苦労があった。沖園さんは「天候不良、台風などの影響で、収穫量が毎年変化するため、調達には苦労します」と話す。しかしタンカンを使った酒類ができたことで、地域の販売店から喜びの声が多く、「数に限りがあるため、まずは島内の人に楽しんでもらっています」(沖園さん)。同酒には、果実の表面傷により出荷することができなくなったタンカンの利活用も期待されている。当面は屋久島限定での販売となる。


【関連サイト】
本坊酒造株式会社ウェブサイト

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