つくろう、島の未来

2022年01月18日 火曜日

つくろう、島の未来

「デアゴスティーニ♪」のCMでおなじみのデアゴスティーニ・ジャパンから、週刊『日本の島』が発売されるビッグニュースを聞きつけたリトケイ編集部。2022年1月11日の発売を記念して、“週刊『日本の島』を読んでみる会”を開催しました。島が大好きなリトケイ読者に、週刊『日本の島』に登場する島に暮らす皆さん、全国の島を歩く島旅のプロ、という三者三様の視点から読む、週刊『日本の島』とは?

《其の一》編集部・松本が島好き読者と読んでみました(2022/1/11公開)
《其の弐》編集部・石原が島の皆さんと読んでみました(2022/1/21公開)
《其の参》リトケイ編集長が島旅のプロと読んでみました(2022/1/28公開)

登場人物

 
しま彦
東京在住の会社員。2013年に一人旅で八丈島と青ヶ島を訪れたことで島好きに。2019年に岡山県の六島で生産されるクラフトビールを島で味わった感動から、全国の島でつくられるクラフトビールの情報を集めるウェブサイト『離島びーる倶楽部』を立ち上げ、情報発信やオンラインツアーの企画を行なっている。

 
えい
北海道出身、仙台在住の大学生。沖縄好きの両親に連れられて幼少期から八重山諸島や宮古諸島をめぐり、大学入学後は伊豆大島を皮切りに50島超の島々を旅する。利尻島、宮古島、座間味島では数カ月間ずつ住み込みアルバイトを経験。離島系メディアや小笠原観光局のアンバサダー、リトケイインターンとしても活動中。

 
松本(ritokei)
埼玉生まれ、東京在住。大学時代に岡山県の六島で2カ月間、インターンをしたことをきっかけに島好きに。リトケイインターンを経て2015年に入社。南西諸島や瀬戸内海の島々を中心にこれまで約90島を訪れる。訪れた島では「とにかく歩く!」をモットーにしている。

週刊『日本の島』……。おもしろいですね

みなさんこんにちは。今日は週刊『日本の島』の1号から5号までを試し読みしながら、島が大好きな皆さんと語っていきたいと思います。しま彦さん、えいちゃん、よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

まずは率直に……。(バインダーを開きながら)週刊『日本の島』……。おもしろいですね。

仙台在住のえいちゃんはオンラインで参加(左)。しま彦さん(中央)とリトケイ松本(右)はリトケイ編集部に集合して、それぞれの手元にある週刊『日本の島』を開きながら語り合います

はい。観光マップやガイド系にはない情報が詳しく載っていますよね。

有人離島をこのボリュームで全部載せていこうという規模感…….。離島ファンとしては心躍るものがありますね。

歴史や民俗、文化、地形などの地理的な視点の情報が結構あって、島の郷土資料館に行かないと分からないようなことも詳しく書かれていて、とても見応えがあります。

迫力あるフルカラー写真に島旅のプロが書く島々の紹介文、ページの隅に小さく書かれた小ネタまで。島好き心をくすぐる情報の数々に、3人の視線も定まりきれません

すべての島を網羅する本はいくつかありますが、ページ数が限られるのでどうしても1島あたりのボリュームが少なくなって、物足りなさを感じることがあります。週刊『日本の島』は贅沢にページを使っていて、写真も大きくフルカラー。めくるだけでも発見があって楽しいです。

週刊『日本の島』は週刊で約2年間かけて全部の情報が揃うそうです。実際、1号分は薄めの冊子ですが、1号1号バインダーに閉じていくとものすごい情報量になる。集める楽しさもありますね。

毎週届く冊子を専用バインダーにファイリングしながらオリジナル図鑑を完成させるという週刊『日本の島』。ひとつの図鑑ではまとめきれない膨大な島情報が、豊富な写真や地図とともに贅沢に揃います

(ページをめくりながら)私が行った島ですと……。大久野島(うさぎの島で有名。同誌の4号に掲載)の毒ガス資料館には行ったけど、遺跡めぐりの見どころとか「こんなに見逃してるところがあるんだな」と知って、少し後悔。もう1回行きたくなりましたね。

毒ガス施設の写真は本当に詳しいですよね。あの場所、この場所と載っていて、地図もあるのでより分かりやすいです。

 

僕は1号の表紙にある青ヶ島に行ったことがあります。ひんぎゃ(※)とか港のこと(※)とか、その時の思い出をふりかえりながら、地形について地理的な情報が詳しく書かれているので、自分が行った場所はそういうことだったんだ! と新たな発見もできました。

※島中央にある地熱の噴気孔は「ひんぎゃ」と呼ばれ、芋や卵を蒸す地熱釜としても利用されている
※断崖絶壁に取り囲まれる青ヶ島の港は、2000年に現在の港が完成するまで沖合に船を停泊させ小舟で人や物資を運ぶ「艀(はしけ)」が続けられていた

知る人ぞ知る絶海の孤島・青ヶ島は週刊『日本の島』の1号に収録。同誌に掲載される迫力ある青ヶ島の空撮写真を見るだけで「どうなっているの?」とワクワク…….

行ったことがある島のことも、改めて深く知ることができますよね。

対馬島(同誌5号に掲載)にはまだ行けてませんが、僕はビール好きなのでお酒に関する記事が気になりました。対馬って蜂蜜がとれるんですね。採蜜後の蜂の巣を焼酎に漬け込んで「みっちん焼酎」をつくっているなんて! ぜひ飲んでみたいです。

九州北部エリアに属する長崎県の対馬島。島南部にそびえる霊峰・白嶽の頂上から浅芽湾を望む壮大な大パノラマ写真も週刊『日本の島』では見開きで楽しむことができる(写真提供・一般社団法人 対馬観光物産協会)

島好きが気になってしまうプチ情報「島とーく」

あまり目立たないですが、所々ページ下に「島とーく」という一言があっておもしろいですよね。これは実際に取材した人が書いたのか、ちょっとしたプチ情報がいろいろあって。

姫島(同誌5号に掲載)の「島とーく」にも書かれていましたが、大分県の本土側(伊美港)と姫島とをつなぐ「姫島村営フェリー」と、伊美港の近くにある竹田津港と山口県周南市(徳山港)を結ぶ「スオーナダフェリー」という航路があって、伊美港と竹田津港が5キロメートルも離れているので、乗り継ぎには要注意なんです。実際、僕も同じミスをして、地元の人に助けてもらって、事なきを得たんですけれども……。

姫島を訪れた際、大分県の本土側に存在する2つの港の移動トラップに引っかかった松本。週刊『日本の島』にはそんな小ネタもカバーされているという驚きを表現

青ヶ島のページ下には「島ことば」も書かれてますね。「さようなら」は「おもうわよ」。これは、全然言われなきゃ分からないですね、知らないですし。今日の対談前に一通り読んだつもりでしたが、情報量が多く見逃しているところもあるので、2度3度と読んで楽しめるんですね。ちなみに、これってリトケイさんが制作に関わっているんですか?

編集長が1号でコメントしているのと、定期購読者全員にプレゼントされるTシャツのデザインに『季刊ritokei』の表紙デザインを採用してもらっています。

定期購読者全員に贈られるプレゼントのひとつは、全国の有人離島を配置した『季刊ritokei』表紙デザインのTシャツ。島好き同士の話題が生まれること間違いなし!

島Tシャツはオシャレだし、島の人と話すきっかけにもなると思うので、すごくいいですね。

ありがとうございます。あと、定期購読者へのプレゼントには「島つみ」という島の模型もあって、八丈島の模型ができあがるそうです。

定期購読するともらえるプレゼントに心惹かれる3人。他にもプレゼントキャンペーンがあるらしい(詳しくは週刊『日本の島』公式サイトをチェック!)

いいですね。八丈小島も入っているというのがマニア心をくすぐるというか。この眺めがすごい好きなんです。八丈小島を含めた、この景観がすごくいいので、うれしいですね。

定期購読者全員に贈れるプレゼントのふたつめは「島つみ」。毎号届くパーツを重ねていくと、八丈島と八丈小島の立体模型が完成。マニア心がくすぐられる

リトケイにはない「無人島」の話題も豊富

僕も八丈島には3回ぐらい行きました。島の西側から夕陽を見るときには必ず視界に八丈小島が入ってくるので鮮明に覚えています。かつては人が住んでたけど今は無人島。近くて遠い存在な島ですが、上陸できるチャンスがあれば行ってみたいですね。

そうですね。八丈小島は今は無人島なので、有人離島専門のリトケイではあまり扱える機会がないんです。そういう意味では、週刊『日本の島』には無人島の話題も豊富で、有名な島では軍艦島(2号に掲載)もしっかり載っていてすごいなと思います。

 

このように写真で見せられると、(軍艦島の)団地というか、街にありそうな島の風景もリアルですよね。

軍艦島のようなモノクロ写真もあれば、カラフルな写真もたくさんあって、島の今昔が垣間見れますよね。また、対馬島のツシマヤマネコや西表島のイリオモテヤマネコなどの島の希少野生動物もたくさん載ってますね。

対馬島にはツシマヤマネコ(写真)や日本在来馬の対州馬が、西表島にはイリオモテヤマネコやヤエヤマセマルハコガメなどが「しまの動物」として紹介される(写真提供・環境省対馬野生生物保護センター)

うちには3カ月になる子どもがいるんですが、絵本代わりに一緒に読んでみたら、写真を見るだけで喜んでいましたね。

英才教育!(笑)

ほかにも有名どころといえば…….。佐渡島(同誌3号に掲載)は圧巻ですね。

佐渡島は1度だけ、1泊2日の弾丸で行きましたがとんでもなく広くて。もったいないことをしたので、(週刊『日本の島』を)読んで楽しんだうえで、もう1回行きたいですね。

佐渡島の玄関口・両津港の風景。流罪の貴族や知識人、北前船の商人などがもたらした数々の文化に、「日本ジオパーク」にも認定される大自然、食など豊富な話題が掲載される(写真提供・佐渡汽船)

週刊『日本の島』はこれから約2年かけて発行されていくので、まだまだたくさんの情報が詰め込まれていくそうです。手元にある号をみると、島の情報のほかに「しま山100選」など企画ものの記事もありますが、欲を言えばどんな記事がみたいですか??

そうですね。個人的には食のこともたくさん読みたいですね。悪石島(同誌1号に掲載)の「島とーく」にも小さく書かれていましたが、島の人たちが生活のなかでリアルに食べているものも知りたいです。

しま山100選があるから、しま酒100選とか。あとは、すごいマニアックですが、しまダム100選とか。島マニアがいるように、ダムマニアもいますし。実際、島って結構、水が貴重なので小さなダムがあったり、宮古島のように地下ダムをつくっていたり、それを知るだけでロマンと冒険心をくすぐられます。

「行った島の情報を読めば新しい発見があるし、行く前に読めば予習になる!」。そんな週刊『日本の島』は島旅を愛する人にも、島の知識を深めたい人にもオススメです

100選なら船もおもしろいかもしれません。その島に行くには、この船で行けます!という写真があったり、昔は何十時間もかかったけど今はこのくらいの時間で行けます、というような歴史が知れるのもおもしろそうです。

どんどんマニアックになっていきますね(笑)。話が尽きません!

《其の弐》編集部・石原が島の皆さんと読んでみました(2022/1/21公開)に続く

ビジュアルマガジン 週刊『日本の島』

週刊『日本の島』は、自然・歴史・文化・暮らしなど島に関するあらゆる情報を網羅するビジュアルマガジンシリーズ。日本列島を8つのエリアに分け、400島余りの全有人島および周辺無人島を解説。創刊号に付属する専用特製リングバインダーにエリアごとにファイリングしていくことで 、日本の島の一大図鑑が完成!定期購読者にはリトケイオリジナルデザインのTシャツなど豪華プレゼントが付いてきます。

>> 週刊『日本の島』公式サイト
https://deagostini.jp/sn/nsm/ritokei_2/

離島経済新聞 目次

リトケイ編集部員が読む週刊『日本の島』

週刊『日本の島』(デアゴスティーニ・ジャパン)発売のビッグニュースを聞きつけたリトケイ編集部が、2022年1月11日の発売を記念して、"週刊『日本の島』を読んでみる会"を開催。島が大好きなリトケイ読者に、週刊『日本の島』に登場する島に暮らす皆さん、全国の島を歩く島旅のプロ、という三者三様の視点から読む、週刊『日本の島』とは?

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