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【島News】二次離島の多い五島列島で特定医療行為ができる「診療看護師」を採用

長崎県は都道府県のなかで最も多くの有人島を有し、五島列島には、奈留島(なるしま|長崎県五島市)や久賀島(ひさかじま|長崎県五島市)など、本土と直接つながる交通手段のない「二次離島」に当たる島も多い。

2016年4月1日、そうした離島地域や僻地の診療所に診療支援(医師や看護師などの派遣)を行っている福江島の長崎県五島中央病院で「診療看護師」が採用された。

現在、日本では看護師による医療行為は認められていないが、診療看護師は、厚生労働省の定める特定行為区分の内、病態に応じたインスリン投与量の調整など、38項目の医療行為を医師の包括的な指示(手順書)に基づいて行うことができる。今後は事前に準備された手順書に基づき、医師の指示のもと、五島中央病院管轄地域の診療所で診療看護師による医療行為が行われる予定だ。

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五島中央病院

二次離島の医療環境を支える医療団体の奨学金と五島中央病院の採用活動

長崎県には、長崎県病院企業団という特別地方公共団体がある。同団体は、県と、五島地域や対馬地域、壱岐地域、島原地域の市町で協力関係を結び、県民の健康的な生活を保持することを目指している。

長崎県病院企業団では2013年度から、民間からの寄付により、長崎県病院企業団看護師大学院修学支援資金貸与条例を制定し、大学院で診療看護師資格取得を目指す看護師に奨学金を貸与してきた。今年4月には卒業後、長崎医療センターで2年間の研修を修了した奨学生が、壱岐島の長崎県壱岐病院に診療看護師として採用された。

今回、五島中央病院で採用になった診療看護師は奨学金の貸与は受けていないが、長崎県病院企業団本部の仲介により、同病院への勤務が実現した。

五島中央病院には、嘱託や臨時を含め170人弱の看護師がいるが、常勤の看護師定数が160人規模のため、看護師不足が課題だった。

同病院の総務課長は「診療看護師に関わらず、採用活動には積極的です。五島市外から面接にくる方には、上限はありますが交通費を補助しています。また採用試験は長崎市及び福岡市でも開催しており、受験者の希望する日程で試験を行うことも可能です」と話す。

五島中央病院では現在、看護師に限らず医療従事者を募集している。同病院に医療従事者が増員されることは、福江島だけでなく近隣にある島々の、医療環境向上にもつながる。同病院では、今後も採用活動を続けていく。


【関連サイト】
五島中央病院ホームページ

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