つくろう、島の未来

2022年09月28日 水曜日

つくろう、島の未来

食材の宝庫である島々で出会った島の味は、実に多彩で個性的な魅力が溢れている。料理をきっかけに、今まで知らなかった島のことを知る。そんな人と島との新たな出会いをつなぐべく、日本の北から南の島の幸をご紹介するリトケイ島記者陣によるリレーコラム。

#01 利島の伊勢海老

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第一回目の今回は、腰が曲がっていることから年老いた人の喩えで、長寿を表す縁起物の高級食材【伊勢海老】。伊勢という名前を冠しているので、三重県の食材というイメージが強いが、実は東京都の離島でもよく獲れる。

中でも、面積約4.12k㎡と伊豆諸島で二番目に小さな島・利島の伊勢海老は、周辺海域が非常に潮の流れが速いこともあり、身が締まって食感も抜群!お刺身はもちろん、ボイルで丸かじりといったワイルドな食べ方もオススメ。また利島は、乱獲をせず資源を守り育てる漁業を推進していることもあり、自然と特大サイズになった伊勢海老が堪能できる(同じように利島では、大きいサイズのサザエもよく獲れる)。

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またこの辺りの島々では、お正月の鏡餅に伊勢海老を飾るという風習が今も受け継がれている。内陸部育ちの身としては、橙や干し柿以外のモノが鏡餅に飾られているのは、とても不思議だが、豪華で正月を祝うのに相応しい、迫力ある鏡餅を拝めるのも興味深い。

 

プリプリ感抜群の利島の伊勢海老。都市部では高価な食材が、リーズナブルに楽しめるのも、離島グルメの醍醐味ではないだろうか。

 

◆伊勢海老 時価(1kg 4,500円~)

 


(つづく)

離島経済新聞 目次

【連載】島の幸を訪ねて。

食材の宝庫である島々で出会った島の味は、実に多彩で個性的な魅力が溢れている。料理をきっかけに、今まで知らなかった島のことを知る。そんな人と島との新たな出会いをつなぐべく、日本の北から南の島の幸をご紹介するリトケイ島記者陣によるリレーコラム。

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