つくろう、島の未来

2024年11月21日 木曜日

つくろう、島の未来

北海道北部の日本海側に浮かぶ天売島(てうりとう|羽幌町)と焼尻島(やぎしりとう|羽幌町)では、ただいま地域おこし協力隊を募集しています(2017年2月10日〆切)。羽幌町からのご案内です。

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天売島(人口318人)は、海鳥の宝庫として知られる島。「天売島海鳥繁殖地(てうりとううみどりはんしょくち)」として国の天然記念物に指定され、オロロン鳥と呼ばれるウミガラスなど、8種類100万羽もの海鳥が生息する、世界でもめずらしい海鳥と人が共生する島です。

一方、島の約3分の1が自然林に覆われる焼尻島(人口209人)は、「オンコ(イチイ)の荘」と呼ばれる原生林が国の天然記念物に指定され、また、幻のサフォーク種として名高い羊の産地としても知られています。

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  • 焼尻_オンコの荘

(左)天売島の海鳥・ケイマフリ/(右)焼尻島のオンコの荘

厳しくも豊かな自然が織りなす環境から「暑寒別天売焼尻国定公園」にも指定されている2つの島は、本土側の市街地区とあわせて羽幌町(はぼろちょう)に所属。主な基幹産業は漁業と農業で、なかでも甘エビの漁獲量は日本一。他にも、ウニやホタテ、タコなどの海産物やグリーンアスパラといった農産物も豊富です。

羽幌町では現在、地域の貴重な自然環境を保全していくために、「羽幌町の環境を守る基本計画」に基づき、環境に配慮したまちづくりを推進。その一環として、天売島・焼尻島の2島では、自然環境を活かした観光施策による交流人口の拡大などにも取り組んでいます。

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  • 環境保全

(左)焼尻地区地域おこし協力隊による自然ガイド/(右)自然環境保護のためのワークショップ風景

今回、募集する地域おこし協力隊は、本土側の市街地区1名、天売島2名、焼尻島1名の合計4名。それぞれに役割は異なりますが、現状の取り組みをさらに進め、地域の中心として担っていく仕事になります。羽幌町地域振興課政策推進係の富樫潤さんは、「天売島、焼尻島を含む町の地域特性を理解して、住民のみなさんと積極的にコミュニケーションが取れる人だと、すぐに地域に馴染めると思います。羽幌町の課題は多岐に渡ります。まちづくり、島づくりを支える一員として、じっくりと地域に根を生やして、前向きに取り組める意欲を持った人からのご応募をお待ちしています」と話します。

2017年1月15日(日)には、東京にて開催される『北海道地域おこし協力隊合同募集フェア』に羽幌町が出展。募集に関して詳しく話を聞いてみたい方、興味のある方はぜひご来場ください。羽幌町地域おこし協力隊へのご応募をお待ちしています。

羽幌町 地域おこし協力隊募集概要

募集人員:「羽幌町地域おこし協力隊」
募集人数:4名
 市街地区 自然環境保全等推進業務 1名
 天売地区 離島観光振興業務    1名
      高齢者支援等福祉業務  1名
 焼尻地区 離島観光振興業務    1名
活動内容(仕事業務内容):
(1)自然環境保全等推進業務
 ・環境保全を推進するためのイベント等の開催
 ・北海道海鳥センターの普及啓発業務等、環境保全に係る業務
 ・環境保護団体の活動支援
 ・シーバードフレンドリー認証制度(仮称)導入に向けた検討会への参画
 ・羽幌町の自然環境や環境に配慮した産業等のPR活動
 ・他の地域おこし協力隊との連携した活動 他
(2)離島観光振興業務
 ・観光期の観光窓口案内
 ・SNS等を活用した観光情報・地域魅力等の発信
 ・着地型体験観光商品等の開発、造成
 ・天売ウニまつり・焼尻めん羊まつりその他現地イベント等への対応
 ・観光施設の維持管理作業
 ・他の地域おこし協力隊との連携した活動 他
(3)高齢者支援等福祉業務
 ・高齢者支援業務
 ・子育て支援業務
 ・その他
応募受付期間:平成28年12月15日〜平成29年2月10日
応募・お問合せ:羽幌町地域振興課政策推進係(担当:富樫)
        〒078-4198 北海道苫前郡羽幌町南町1-1
        TEL 0164-68-7013 FAX 0164-62-1219
        MAIL c-seisaku★town.haboro.lg.jp(★を@に変えてください)

募集詳細は羽幌町役場ホームページをご覧ください。


【関連ページ】
北海道地域おこし協力隊合同募集フェア

     

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