つくろう、島の未来

2024年11月21日 木曜日

つくろう、島の未来

「島の人は意外にご近所島を知らない!?」五島列島在住リトケイ島記者によるご近所島訪問。1島目は「小値賀島(おぢかじま)」。いよいよ小値賀島に到着。待っていたものは、自転車サイズのスローな旅でした。

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#2 スローな自転車旅と、島の海開き

小値賀に付きフェリーから降りて、ターミナルでまず最初に出迎えてくださったのは、「おぢかアイランドツーリズム」の皆さん。

小値賀への島旅計画中、
どうやって行けば良い?見所は?民泊できる?野崎島には渡れる?
などの疑問に丁寧に応えてくれたり、
滞在中の島旅アレンジ・予約手配などを行なってくれる、
いわば、プロの小値賀旅・道先案内人。
島の子どもからお年寄りまでに
「IT(アイティー)」と呼ばれ、
島民にとても親しまれている皆さんなのだ。

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そして、もう一つ出迎えてくれたのがこのポスター。
ご当地ヒーロー『自然児戦隊☆おぢか島ん』。
「えらかさるんな」は五島弁で「だまされるな」という意味。
さすが、ご当地ヒーロー。
暮らしに密着して島の平和を守っているのね・・・。

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島巡りはレンタサイクルで。

体力に自身があって、小値賀を肌で感じたいなら迷わずレンタサイクルがオススメ!
先程の「おぢかアイランドツーリズム」窓口でレンタル出来る。
他の島よりも起伏がなく、島のサイズもコンパクトな小値賀島。
自転車でスローに旅することで、ゆっくりと風景も楽しめる。
さあ、出発進行〜!

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小値賀の中心地は、細い路地が入り組んでおり、
垣間見える人々の暮らしとこじんまりとしたノスタルジックな町並みがあたたかい。
海の仕事を生業とする人たちが多い静かなまちだが、
フランスを思わせるトリコロールのバス停や、ビビットな風景画。

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これも、なぜだか島の風景に良く似合っていた。

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海開きの行事に遭遇!

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日本の名松百選にも選ばれている美しい「姫の松原」を抜け、
中心部から約4km島の北部にある柿の浜海水浴場に着くと、
この日はたまたま海開きの日。

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有志の方達が海岸の清掃を行った後、海とシーカヤックを前に安全祈願。
島の大切な海。毎年恒例というこの行事。
「今年の夏も事故なく楽しく過ごせますように。」この海の安全をみんなで祈った。

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祈願が終わると子どもたちは、元気に磯遊び。
横では旬のコンブを浜に干す、のどかな様子が見られる。
島って豊かだな、とふっと思った。
(③につづく)
■info■
おぢかアイランドツーリズム
TEL 0959-56-2646(6:30~18:30 年中無休)
〒857-4701 長崎県北松浦郡小値賀町笛吹郷2791-13 小値賀港ターミナル内

     

離島経済新聞 目次

ご近所島を見にいこう!

島記者・ありかわともこのご近所の島を巡る旅。

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