7月23・24日、瀬戸内海中域にある笠岡諸島の北木島(きたぎしま|岡山県笠岡市)で、「島っ子キャンプ2016」(主催:NPO法人かさおか島づくり海社)が開催された。
「島っ子キャンプ」は、笠岡諸島に暮らす小学生とその家族や、同諸島で研修経験のある大学生が参加する1泊2日の交流事業。笠岡市の島々で島暮らしを持続できる仕組みづくりを展開するNPO法人かさおか島づくり海社が、2015年度にスタートした。
キャンプ当日は「島の子どもに集団行動をする機会をつくる」ことを目的に、寝食と海水浴に加え、2人1組で相手の話を聞き出し、他の参加者に伝える自己紹介レクリエーションや鬼ごっこが実施された。
小学生からは「来年は自分たちで企画したい」という声も
島っ子キャンプは、企画・運営を大学生が担当。笠岡諸島の小学生は北木島に10時集合し、初日は自己紹介レクリエーションに始まり、鬼ごっこ、海水浴、のほか、飯ごう炊飯とカレーづくり、バーベキューなどを体験。
翌日はラジオ体操、宿泊した研修施設「石切りの杜(もり)」の清掃などに取り組み、大学生からのメッセージを受け取って解散した。
参加費は1,500円。開催告知は、白石島(しらいしじま)、小飛島(こびしま)、大飛島(おおびしま)など、笠岡諸島で小学生の子どもを持つ約20家族に手紙を郵送。高島(たかしま)、真鍋島(まなべしま)、六島(むしま)の計7家族(小学生15名)が参加した。
島っ子キャンプを担当するかさおか島づくり海社の田邉翔悟さんは「前回参加のなかった高島からも参加があり、うれしい」と話す。「初参加の子と2回目の子が打ち解けられるように配慮しました」(同上)。
島っ子キャンプ終了後、参加した小学生から「来年は何かレクリエーションを考えたい」という感想が寄せられた。田邉さんも「小学生の要望を受けて、大学生や僕等は手伝うだけになるといいですね」と話す。
【関連サイト】
かさおか島づくり海社
石切りの杜