つくろう、島の未来

2022年12月06日 火曜日

つくろう、島の未来

2015年6月、写真家・加藤庸二さんの書籍『島の博物事典』(成山堂書店)が発売された。2年の歳月をかけて作成された同書の特徴について、加藤さんと担当編集者に聞いた。

■島の文化、歴史、地理から、島にまつわる細胞群まで紹介した事典

『島の博物事典』ページのサンプル写真

全国各地の島々を訪れ、さまざまな視点から島を紹介する著作を多数発表している写真家の加藤庸二さんの新著『島の博物事典』(成山堂書店)が2015年6月に発売された。同書には島の文化、歴史、地理、交通、政治など、11分野900項目を掲載。「島」をキーワードに、「島の国」日本の姿を伝える内容となっている。

加藤さんはダイビング・グラフィック雑誌『ダイバー』の初代編集長。フリーランスに転身後も島々の取材を継続してきた。同書の編集担当者・小林僚太郎さんは刊行のきっかけを「弊社では海洋書を多く出版してきたが、島の書籍をつくっていなかった。昨年、創立60年を迎え、島のスペシャリストである加藤さんに出版依頼をすることになった」と明かす。「当初、別の企画を持参していったが、加藤さんから『温めていた企画がある』と告げられ、本書を作成した」(小林さん)。

同書には、島々の文化や歴史から、「ランゲルハンス島」という島にちなんだ名前が付く細胞群まで紹介される。加藤さんは本書の特徴を、「島についての純粋な情報から、その周縁まで広がりのある本にした」と話す。そして、「発売まで2年。小林さんが叱咤激励しながら待ってくれた。ぼくの今まで歩んできた全ての想いがこもっている一冊です。島に興味を持つ人にぜひ読んでほしい」と語った。


【関連サイト】

成山堂書店『島の博物事典』紹介ページ

 

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