つくろう、島の未来

2025年11月24日 月曜日

つくろう、島の未来

人口減少、移動の制約、担い手不足、伝統文化の継承——。

離島が向き合っている課題は、日本の地域社会がこれから直面する課題そのものです。こうした課題を”令和のインフラ”として再定義し、新たな解決策を探る「SHARE SUMMIT 2025」が11月25日に開催されます。

今回、離島経済新聞社の読者限定で、SHARE SUMMIT 2025「ネットワーキング付き会場参加(交流会・飲食付)」の参加費が割引となる特別クーポンをご用意いただきました。ぜひ記事の最後までご覧ください!

<離島の知恵から”令和のインフラ”を描く> 

SHARE SUMMIT 2025において、400島を超える島々で積み重ねられてきた“シェアする暮らし”の知恵を社会に還元したいと考えています。限られた資源を分かち合いながら生きる離島の実践は、持続可能なインフラの原型です。本サミットでは、その価値を発信し、共に未来をつくる一翼を担います。

当日は、インフラ再定義の鍵となる4つの領域(サーキュラー/サステナフォーラム、モビリティ、関係人口/二地域居住、地域共創)に特化したフォーラムも同日開催されます。

離島経済新聞社は、島の暮らしの未来に関わる論点を中心に、その見どころを紹介します。

サーキュラー・サステナフォーラム

資源が限られる離島では、古くから“直す・回す”暮らしが根づいてきました。一方、全国的には「安く買って使い捨てる」消費行動が依然として主流です。

本フォーラムでは、シェア事業者や企業・自治体が連携し、「所有しない選択=シェア」を社会全体に広げる潮流づくりを議論します。最新のサーキュラーエコノミー実践事例を通じ、「循環を軸とした豊かさ」を社会にどう実装できるかを探る内容です。離島の循環型の暮らしに関心のある人にとってもヒントとなる視点が得られそうです。

モビリティフォーラム── 移動の未来と交通空白を埋める議論

離島を含む多くの地域で、公共交通は縮小し続けています。
 「交通空白」をどう埋めるかは、島の生活基盤を左右する重要テーマです。
本フォーラムでは、国土交通省の審議官をはじめとする行政・企業トップが登壇。自動運転の実装やMaaSの次の進化など、シェアリングとテクノロジーを活用し、島の「足」を支える新たな交通モデルが議論されます。

関係人口・二地域居住フォーラム── 新しい人の流れ

離島を含む多くの地域で、移住一択ではない“関わり方の多様化”が進んでいます。
観光以上・移住未満の関係人口、都市と島を行き来する二地域居住者、外部人材のプロボノ参加など、島の持続可能性を支える新しい人の流れが広がりつつあります。
本フォーラムでは、地方自治体・企業による取り組みの最前線を議論し、「人口をシェアする」新たな日本の未来像が議論されます。

■地域共創フォーラム── 一次産業・伝統文化はどう持続可能になるか

離島の暮らしと文化を支える「食」と「伝統」は、人口減少や担い手不足の影響を最も受けやすい領域です。本フォーラムでは、農業DXや流通、労働力のシェアなど、島にも通ずる課題や施策について議論します。

今回のSHARE SUMMIT 2025では、石破茂氏の登壇をはじめ、行政・企業・市民が一堂に会し、未来の地域社会について議論します。離島に関わる読者のみなさんにとっても、多くの学びとヒントが得られる日となりそうです。

SHARE SUMMIT 2025(シェアサミット 2025)概要

日本最大級のシェアリングエコノミーの祭典「SHARE SUMMIT 2025」は、シェアの力で「令和のインフラを再定義する」ことをテーマとしたビジネスカンファレンスです。人口減少や地域の担い手不足など日本社会が直面する課題に対し、二地域居住、サステナビリティ、モビリティ、地域共創の4分野から未来の社会基盤を議論します。

・開催日:2025年11月25日(火)11:00〜20:30
・会場:東京ミッドタウン八重洲カンファレンス(東京都中央区)+オンライン
・主催:一般社団法人シェアリングエコノミー協会
・公式サイト:SHARE SUMMIT 2025

<読者向け特別割引のご案内>
今回、離島経済新聞社の読者限定で、SHARE SUMMIT 2025「ネットワーキング付き会場参加(交流会・飲食付)」の参加費が割引となる特別クーポンをご用意いただきました!お申込み時にコードを入力すると割引が適用されます(※詳細は公式サイトをご覧ください)。

クーポンコード:ritokei1125
・通常参加費:10,000円
・クーポン利用後の価格:3,000円



【この記事を書いた人】

佐藤安未加(さとう・あみか)
離島経済新聞社ボランティアコミュニティ「うみねこ組」メンバー。インタビューライターとして、島の営みや地域の価値を伝える取材・執筆に携わる。島に流れるゆったりとした時間と、広い青空の景色が好き。





     

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