国内外の豊かな生き方から「人生のヒント」をみつける、JALグループの旅と学びの地域体験プログラム「旅アカデミー」から、日本の離島に学ぶ「日本離島クラス」が誕生。1月18日開校のプログラムにて参加者を募集しています。全3回の座学の後には、鹿児島・与論島でのリアルな学びも。2025年を「島の学び」からスタートしませんか?
これからの生き方を3島の島人に学ぶ
1月18日に開校する旅アカデミー 「日本離島クラス」は、鹿児島県下に広がる離島と先進的な取り組みを行う与論島にスポットライトを当て、島特有の課題解決に向き合いながら未来への挑戦をする講師から新たな価値の見出し方を学び、共に考えるクラスです。
講師は『世界がかわるシマ思考-離島に学ぶ、生きるすべ』や「未来のシマ共創会議」にも登場する鹿児島・甑島の山下賢太さんをはじめとする3人の島人。
大小それぞれに異なるテーマや離島特有の課題に向き合いながら奮闘するキーマンから、島特有の課題解決の取り組み事例から持続的に島を発展させること・島特有の文化を守ることの重要性を学び、よりよい未来のために島の新たな価値を見出し、何ができるかを共に考えます。
こんな方にオススメ
✓離島が好きな方
✓離島の暮らしに興味がある方
✓離島のサステナブルな取り組みを学びたい方
この講座のポイント
✓離島の先進的な取り組みが学べる
✓離島特有の自然・文化を守ることの重要性を学べる
✓離島の新たな価値を見出し何ができるかを共に考える
3島の学びと講師陣
1月18日 島をみつめる「海が繋げる島々の未来」
懐かしい風景の中にこそ、人々の暮らしにとって大切なものがあり、それを未来にある普通の風景として残したいという思いで、「懐かしい未来の風景」を創造するために尽力している、山下氏の取り組み事例から島の風景と暮らしを守る大切さ、コミュニティの大切さなど学ぶ。地域の「文脈を戻していく」ことで、大切な風景や暮らしを守り育てるために自身ができることを考える。
山下賢太(甑島)
東シナ海の小さな島ブランド株式会社 代表取締役
鹿児島離島文化経済圏 発起人代表
1985年、鹿児島県甑島生まれ。東シナ海の小さな島ブランド株式会社創業者。JRA日本中央競馬会競馬学校を中退後、16歳で無職。きびなご漁船の乗組員を経て、京都造形芸術大学環境デザイン学科・地域デザインコース卒業。日本の水産業に新たな選択肢をつくる FISHERMANS FESTや鹿児島離島文化経済圏を企画、監修。「山下商店甑島本店」「FUJIYA HOSTEL」「コシキテラス」「miraistudioしまとりえ」等、地域固有の建築空間や公共施設などの小さな拠点の再生に取り組みながら、農林水産物の生産現場から食卓まで一貫したデザイン経営と、あらゆる地域資源が循環するしあわせなもの・コトづくりを通じて「世界一暮らしたい集落づくり」を実践し、国内外の様々な地域や業界を横断したプロジェクトに尽力している。
【山下賢太さんの記事】
【国境離島に生きる】島にある“大切な風景”を失くさないために。上甑島|山下賢太さん
【座談会】シマという希望から世界はかわる。世界がかわるシマ思考制作委員会
1月22日 島を守る「先人から受け継ぐたますの精神」
地域にある宝を活かした生業作りに取り組む中村修 氏を講師に迎え、奄美大島の祖先から受け継いだ自然や文化、コミュニティなどの地域の宝を守り伝え、島に関わる全ての人が分かち合える環境を作ることの大切さを学ぶ。
※たますとは、「たます分け」という奄美大島の方言が由来で、漁や猟で得た獲物をみんなに平等に分けるという精神からきている。
自然環境や伝統文化の保全、都市と農村の交流、コミュニティビジネスによる地域活性化を目指し、“シマを守りながら開く”を掲げる中村氏の取り組み事例から「たますの精神」を観光などの事業にどのように活かせるかを学ぶ。
中村修(奄美大島)
NPO法人TAMASU 代表理事
島おこしプランナー/NPO法人TAMASU代表。故郷の奄美大島、国直集落を愛するあまり会社を辞めNPO法人を設立。奄美大島の自然や文化を活用した島おこし活動に取り組む。現在は地域住民と共に「国直集落まるごと体験ツアー」を開催し集落民一体となったシマ(集落)づくりを目指す。
【中村修さんの記事】
【特集 | 島づくり】先人から受け継ぐ「たます」スピリット。奄美大島・国直集落の島づくり(前編)
1月27日 島を誇る「人が来るほど豊かになる与論島」
環境先進地として世界から注目を浴びる与論島。世界の持続可能な観光地TOP100にも選ばれている。観光振興と環境保全を両立させるための目標に向けて、砂浜のごみ拾い、拾い箱の設置、拾ったごみからのアップサイクル、珊瑚の現状(白化現象)と守る活動、星空観察における光害対策などさまざまなことに取り組んできた。
そしてさらなる島の発展に向けて、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)が制定した国際的な基準に基づく持続可能な観光地づくりに町全体として取り組んでいる。与論島の自然と文化を保存継承するため、日本初となる観光地のGSTC認証の取得と、観光財源の確保、観光DXの推進を地域一体となって取り組むことを目指し、地域住民の愛島心向上を醸成する観光地域づくりに尽力している。
訪れる人が増えるほどに島が美しく地域が豊かになる観光地経営を目指している。当セミナーでは、与論島の未来を共に考える。
池田龍介(与論島)
一般社団法人E-Yoron 事務局長
鹿児島県の最南端、与論島でSUP(スタンドアップパドル)ガイドを行う傍ら、「一般社団法人 E-Yoron」の事務局長として環境教育にも取り組む。京都府立大学卒業後、長野県泰阜(やすおか)村「NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター」に6年間勤務。その後与論島へUターンし、帰郷した翌朝から海ごみ拾いを3年間毎日継続。次第に「ごみ拾いの人」と呼ばれることに違和感を覚え、「特定の誰か」が環境保全に取り組むのではなく、ごみがあったら自然と手が伸びる人・地域を増やすことを目指し、「拾い箱」の普及、各地での講演活動を行う。
【池田龍介さんの記事】
人が来るほど、きれいな浜へ。ヨロン島に「拾い箱」が置かれた理由【特集|島と海ごみ】
座学の後は与論島でのリアルな学びへ
座学プログラムをお申し込みの方限定で、2月20日〜22日に鹿児島県与論島で現地プログラムをご用意(別料金)しています。
海・星空などの自然と生きる与論島の実際の島の暮らしを3日間体感し、自分自身と向き合う。また、与論島の未来に向けた文化伝承・環境保全などの持続可能なさまざまな取り組みを学び、体験し、与論島の未来に向けてそれぞれの思いをシェアリングで共有するプログラムです。
1日目は島を一望できる与論城跡琴平神社から始まり、与論民俗村で与論島の歴史・文化・島民の暮らしを学ぶ。与論民俗村の赤瓦民家にて夕食、与論献奉で交流を深める。また、与論島の綺麗な星空を鑑賞。
2日目は砂浜でごみ拾いボランティア「うんじゃみ」に参加し、地域住民と交流しながらビーチクリーン活動。また、与論島が取り組むサンゴ礁保全などの環境への取り組みを学び、アップサイクルを体験。さらに赤土流出防止対策で植栽を行う体験や地域で唯一の酒造である「有村酒造」を見学。夜は地元の飲食店で前日学んだ与論献奉を実践。
3日目は、2日間島の暮らしを体験して感じたこと・与論島のためにできることを参加者で共有。
概要とお申し込み方法
クラス名 日本離島クラス「これからの生き方を島から学ぶ」 ~島の未来への挑戦~
日程・会場 第1回 2025年1月18日(土) 10:30-12:00(90分)
野村不動産天王洲ビル(JAL本社内)〒140‐8658 東京都品川区東品川2-4-11
※オンライン(Zoom)参加可能
第2回 2025年1月22日(水) 19:00-20:30(90分)オンライン(Zoom)
第3回 2025年1月27日(月) 19:00-20:30(90分)オンライン(Zoom)
費用 座学プログラム受講費:9,000円(3回分)※現地プログラムの費用は含まれません。
支払方法 クレジットカード
定員 25名 ※現地プログラム(別料金)の定員は20名となります。
最少催行人数 15名 ※最少催行人数に満たない場合はプログラムの実施を取りやめる場合がございます。この場合、初回の座学実施日の14日前までにお客さまに通知いたします。
申し込み期限 2025年1月14日(火)23:59まで