つくろう、島の未来

2024年11月21日 木曜日

つくろう、島の未来

奄美群島(あまみぐんとう|鹿児島)・沖永良部島(おきのえらぶじま|鹿児島)の知名(ちな)町に、観光案内所や物産販売、シェアオフィスやコワーキングスペースなどを備えた「産業クラスター拠点施設」(愛称:エラブココ)が完成した。(写真提供:おきのえらぶ島観光協会)

沖永良部島南部の知名町に完成した「産業クラスター拠点施設」(愛称:エラブココ)

沖永良部島南部の知名町は、2017年3月末に閉所した旧下平川保育所を改修し、観光島づくりや産業創出の拠点となる「産業クラスター拠点施設」(愛称:エラブココ)を整備した。

整備費用約6,500万円のうち半分は国の地方創生拠点整備交付金を活用。一般社団法人おきのえらぶ島観光協会が施設の指定管理者となり、4月に開所した。

エラブココ施設内には、同協会が運営する観光案内所や物産販売所のほか、地域住民や観光客らが利用できるコミュニティカフェとコワーキングスペース、事業者に貸し出すシェアオフィス、2017年に開校した通信制の星槎(せいさ)大学サテライトカレッジの授業やセミナーなどに利用できる貸し会議室を備える。

左:観光案内所とお土産などが揃う販売スペース/右:シェアオフィススペース

施設は駐車場やトイレ、海に面した見晴らしの良いウッドデッキを備え、地域住民や観光客が気軽に利用できる。

施設の指定管理を担う、おきのえらぶ島観光協会の古村英次郎さんは「観光案内所やお土産の売店もあり、観光客と地元の方が交流していただけると思います。通信制大学など学びの場としても活用し、引いては産業創出のきっかけとなる場にしていければ」と話す。

     

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