つくろう、島の未来

2024年11月21日 木曜日

つくろう、島の未来

5月26・27日、東京愛らんどフェア「島じまん2012」レポート後編。八丈島、小笠原(父島・母島)、神津島、利島、御蔵島のブースで聞いた、各島の「今一番あついもの」ーそれぞれ個性の強い東京の島々、さてさて、何が出るやら?

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月26・27日に行われた東京愛らんどフェア「島じまん2012」。
東京の11島がそれぞれの特産品をアピールするこのイベントで聞いた
「あなたの島で、今一番熱いものは?」
後編は、 八丈島、小笠原(父島・母島)、神津島、利島、御蔵島
をレポート。
前編はこちら)

5 八丈島

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むむむ、美人のお姉さんが、なにやら配っている!
八丈島で島婚だ!』?
「はい。八丈町商工会が主催する、9月の3連休に行われる
婚活ツアーのメンバーを現在募集しています」


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移住者も多く、自然が豊かで暮らしやすいと言われる八丈島。
その魅力を島外の人に伝え、島好きの女性に島への移住も考えてもらうことで、八丈島の1つの課題である「嫁不足」にアプローチしたいそう。

「イベント前に事前の女子会を開くなどして、“島での結婚生活ってどんな感じ?”という疑問に応えたり、島で結婚した女性の体験談などを発信していきたいですね。」

なるほど!八丈島といえば「

京女・島をめぐる

」でもおなじみ。昔から懐深く、島外の人や新しい物を受け入れてきた八丈島らしい気風を感じられる、新しい試みだ。
お問い合せは八丈町商工会 フィルムコミッションまで。

6  小笠原(父島・母島)

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お次は「父島ポストマン」の小笠原。

率直に感想を言おう。

「・・・小笠原ブースだけ、(いい意味で)浮いてる!!」

なぜって・・・?小笠原ブースの周りには、
腰ミノ!!
ミノ、ミノ、ミノ、
(ハラミじゃなくて)ミノ!!

そう、フラダンスの衣装に身を包んだ、
腰ミノパーソンだらけなのである。
みなさん、明るくて陽気な雰囲気で、すっかりコスチュームが
板に付いており、
今すぐにでもフラを踊り出しそうな方ばかり。

「小笠原諸島はハワイ系島民が多いという歴史もあり、
フラダンスに力を入れています。
小笠原フラという独自のフラの系譜もあるほど」(小笠原ブースの方)

そんなノリノリの島民の方と、
小笠原名物パッションフルーツ(速攻で売り切れていた)をパチリ。

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う〜ん、お似合いですねぇ。

7 神津島

漁業で有名な神津島ブース。
大きなクーラーボックスを構え、魚の販売に力を入れているようだ。

「前回の島じまんでは、赤いかが人気で、あっという間に売れました。
今年も赤いかの塩辛と、生の赤いかがおすすめです」(神津島ブースの方)

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ということで、大きな赤いかと一緒にパチリ。
漁業の島らしい神津島の島柄なのか、みなさん言葉は少なめだったが、
シンプルで飾らないブースと島の方々の真剣な眼差しから、
魚の販売にかける熱気は十分伝わって来た。

8 利島

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利島ブースの第一印象は、ずばり「洗練&おしゃれ」。
全体のデザインがなんだかスタイリッシュで、椿油製品のパッケージデザインも、思わず手に取りたくなるもの。
「移住してくる若者が多いからですかね」と、さらっとおっしゃる
椿油化粧品を販売していた移住者の女性。
椿油の生産量が日本一であり、イルカが住み着いていることでも有名な利島。
小さいながらも、豊かな資源のある島であることがうかがえる。
この日はコラム「

利島?りとう?りじま?いいえ、としまです

」でも有名?
な「利島3兄弟」も来場していた。
利島の豊富な資源を、これからどうやってブランディングし、PRしていくのか、楽しみだ。

9 御蔵島

最後は御蔵島。
なんだかファンキーなブース。

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ブースに居る人もファンキー。
この方、小木さんといって、このお茶目さからは想像できないが、
もと生物学者である。
三宅島から18kmに位置する御蔵島はイルカウォッチングが有名な島。
まだ観光が始まって10数年なので、島全体が観光化されているわけではないが、島に残る風習や生態系を大事に守りつつ、観光業を進めているようだ。
海好き&イルカ好きの私としては、ぜひ、一度足を運んでみたい島のひとつ。

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東京の島と一口で言っても、それぞれの島が力を入れて商品化したり、
PRしているものは本当に様々。それぞれの個性を活かし、新しい試みを行おうとしているのが伺えた。
ここで発見したそれぞれの島の素敵なアイデアが、今後どう発展していくのか。
これからも「離島経済新聞」にて追いかけていきたいと思いますので、みなさんお楽しみに!

     

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