5月26・27日、東京愛らんどフェア「島じまん2012」レポート前編。青ヶ島、伊豆大島、三宅島、新島・式根島のブースで聞いた、各島の「今一番あついもの」を編アシ・小野がお伝えします!!それぞれ個性の強い東京の島々、さてさて、何が出るやら…?
5月26・27日、快晴の下、東京竹芝桟橋で行われた
東京愛らんどフェア「島じまん2012」。
東京の11島が集い、島の名産物をアピールする
島好きにとってはたまらないイベントだ。
2年に1度、開催される今年の「島じまん」は、
眩しいほどの快晴も手伝い、
会場は多くの島好き&島人で歩けないほどに賑わっていた。
こんなにも多くの島人が一度に集まる機会なんて、めったに無い!!
というわけで、リトケイの編集アシスタントにもかかわらず、
今まで国内の島は2島(伊江島&伊豆大島)しか行ったことのない
超・島初心者である私は、
各島イチオシの名産&最新情報を入手すべく、
全ての島ブースを回り、インタビューを行ったのだった。
1 青ヶ島
最初は、東京の島では一番小さな青ヶ島ブースからスタート。
人口180人、日本一小さな自治体としても知られている島だ。
※写真の人口175人は数年前のもの
この日は「離島経済新聞」で「青ヶ島シスターズ K子とY美の移住日記」
を連載してくれていたK子さんも来ていた。
青ヶ島ブースは若者が多いのが特徴で、そのうちの一人に話を聞いた。
今夏、青ヶ島・八丈島合同で開催される
野外音楽イベント『Aogashima Rave2012』主催のDJ・三次さん。
東京で生まれ育った三次さん、
青ヶ島に祖父母が住んでおり、数年前に移住してきたそう。
「八丈島にも友人がいて、合同で面白いことをしたいと思って。
DJ経験があったわけではないのですが、
昨年から野外音楽パーティー
『Aogashima Rave』を始めました。(去年の様子はこちら)
お客さんも、下は小学生、
上は67歳まで来てくれて、一緒に踊ってくれました。
67歳って俺のじいちゃんなんですけどね。
『企画力、最高!』って、喜んでくれましたよ。
今年はもっと多くの方を巻き込んで、
一体感のあるパーティーにしたいと思います」
小さくても、一人ひとりの個性が強い若者たちが、
島を盛り上げようとしている青ヶ島。
島を愛し、この島で何かやりたい!
という若者のパワーを感じるブースだった。
2 伊豆大島
大島の物産ブースでは、もう1つの代名詞である「あんこさん」が笑顔で接客。
昔は目上の女性(姉さん)を意味し、作業用に着物を着用。現在、可愛らしい市松模様のかすり・前垂れ・手ぬぐい姿が定着している。
この日は他に、椿の「花びら染め」のワークショップが行われていた。
昭和61年の三原山噴火後、復興事業の1つとして始まった「花びら染め」。染める布の約10倍の量の椿の花びらを溶液に漬け、布を漬ける→濯ぐを繰り返すことで、自然の椿そのままの鮮やかな色が染め上がるという。
伊豆大島では椿を観て、食べて、纏い、椿と共に生きている。
ミス大島・松木愛菜さん、来場の方に、もう一つの
伊豆大島の特産である、ガーベラをプレゼント。
花づくしの伊豆大島ブースだった。
3 三宅島
お次は三宅島。
お昼時、い〜い匂いを漂わせる三宅島ブースには、人が殺到。
天皇陛下にも献上したという、「あしたばの炊き込みごはん」。
こちらは、ムロアジのすり身で作った三宅島のコロッケ「ムロッケ」。
ぎゃー、おいしそう!
と、思っている間にも長蛇の列は進み、
ムロッケはあっという間に完売・・・グー(お腹の音)。
美味しいものならウチに来い!と言っているような三宅島のブース。
4 新島・式根島
前編の最後は新島・式根島ブース。
新島といえば、近年注目されている「島やさい」。
店頭に目を移すと・・・
「あっ、大久保さん!」
リトケイの大久保デスクが、なんと
新島の野菜を売りさばいていた。
大久保デスク、実は新島の農業を応援する
プロジェクトチーム「Nieve(ニーブ)」
(詳しくはこちらの記事をどうぞ)にも所属しているのだ。
新島の現地の農家さんと一緒に、
アシタバやたまねぎなどのブランディングに取り組み、
野菜のパッケージデザインやパンフレットの制作を行うほか、
東京の高級スーパーでの販路の開拓や
ファーマーズマーケットへの出店なども行なっている。
Nieveが手がけた野菜のロゴシール、
可愛くって買っちゃいそうでしょ?
現地のノリノリの農協職員さんと、
アシタバマークを一緒にぱちり。
この日はリトケイでおなじみのコラム「
新島ふれあい農園
」の
執筆者・小林さんもいらっしゃり、
島の農業に本気で力を注ぐ人々の熱気が感じられた。
新島農業の「これから」が楽しみだ。
島じまん2012、
後編は小笠原、神津島、八丈島、利島が登場!
お楽しみに!
(後編に続きます。)