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【島News】利尻島・礼文島の高校生が地元の「人」を紹介。『宗谷ひと図鑑』とは

北海道の北端にある利尻島・礼文島の高校生が、利尻・礼文の人を紹介する冊子『宗谷ひと図鑑』の制作に取り組み、2015年11月に発行された。事業担当者や制作担当の生徒に話を聞いた。

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自然や食べ物だけじゃない、人の魅力に気づいた

2015年6月より、北海道の北端に浮かぶ利尻島(利尻町・利尻富士町)と礼文島(礼文町)の高校生ら21名が『宗谷ひと図鑑(以下、図鑑)」の制作に取り組み、同年10月、発表会が開催された。

図鑑の制作は宗谷地方を管轄する北海道宗谷総合振興局の「SOYA移住・定住推進事業」の一環として実施され、学校の授業時間のほか、夏休み期間などを利用して取材が行われた。

北海道宗谷総合振興局の大塚さんは「自分が生まれ育った地域にどんな人がいて、どんな仕事をしているのか、知る機会は案外ないのでは」と話す。制作を通し、生徒たちが地域に関心を持ち、宗谷管内での就業や、管外への進学・就職後のUターンにつながることが期待される。

2015年6月に図鑑の制作が始まり、6〜7月にかけて各高校で取材の心構えや質問内容の考え方を学ぶワークショップが開催された。取材を行う地域の方の人選や質問内容は生徒が中心に考え、夏休み期間中に取材を実施。島の観光ガイドや漁師、ALT(外国語指導助手)など利尻、礼文合わせて19名に話を聞いた。漁師やホテルの従業員に取材を行った北海道利尻高等学校2年の佐藤まどかさんは「取材を通して改めて利尻の人の魅力に気づくことができた」と話す。

礼文

8月には紙面のデザインについて学ぶワークショップが開催され、生徒たちは担当する紙面をどのように構成するかについても意見を出し合った。同じく北海道利尻高等学校2年の山村博紀さんは「島の方への取材は緊張しましたが、聞いた話をどのように紹介するか、ページのデザインを考えるのは楽しかったです」と話す。

担当教員の久米先生は「既存の授業時間の中で取り組んでいるので授業時間の確保が大変ですが、生徒たちはとても熱心に図鑑の制作に取り組んでいます」と話す。

利尻3

10月には各高校で地域に向けた発表会を実施。完成した図鑑には「島を愛す」という題が付けられ、今後は島内外での移住・定住促進のイベントなどで配布される予定。

北海道礼文高等学校教頭の羽石先生は「生徒たちは礼文島に移住した方に取材をしていました。移住した経緯を聞くことで、礼文島の魅力に改めて気づいてくれたら」と期待する。また、久米先生は「一度、島を出てもかまわない。島外でふるさとを語れる人になってほしい」とエールを送った。

図鑑の制作を通して高校生が地域の魅力を再発見し、完成した冊子は移住定住に活かされる。地域にとって一石二鳥となる取り組みの今後の展開に注目したい。

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