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【島Topics】沖縄の「奥の奥」の5島がタッグ 「おくなわカレー」を召し上がれ

沖縄の5離島(粟国、渡名喜、北大東、南大東、多良間)の自治体が協力して島おこしに取り組む「おくなわプロジェクト推進協議会」が2016年11月下旬、島々の特産品を使った5種類の「おくなわカレー」を開発した。

多良間島_ヤギ肉

おくなわカレー 多良間島 ヤギ肉

「5島の自慢の食材を際立たせた」という各品の特徴は次の通り。「粟国島 玉ねぎ」は欧風の甘口で、島の玉ねぎを丸1個使う。「渡名喜島 島にんじん」は島にんじん入りのグリーンカレー。「北大東島 じゃがいも」は魚介の出汁がベースの和風。キーマカレーの「南大東島 コーン」はスーパースイートコーンやかぼちゃなどが入る。「多良間島 ヤギ肉」は「多良間ピンダ」と呼ばれるヤギ肉と黒糖を使い旨辛に仕上げた。全商品に同ヤギ肉と石垣島産のカレースパイスを使い、料理研究家の冷水希三子さんが監修している。

沖縄でも人や物の往来が少ないとされる「奥の奥」の5離島が連携するために、2012年に立ち上がった同協議会。島々の歴史や文化などを写真や言葉などで発信しようとウェブサイトやSNSなどを活用するなかで、5村の力を合わせた新しい特産品を作ろうと「おくなわカレー」の開発がスタートした。

コンセプトは島産の素材をメインとし、6次化(素材の生産、加工、販売)を行うこと。多良間島には、作りたてのカレーをレトルト加工して、梱包と発送をする拠点を設けた。2015年に南大東島と多良間島の2品が完成し、2016年に粟国島と渡名喜島、北大東島が加わった。甘口の粟国島は子どもに、渡名喜島などの辛めのカレーは大人に人気がある。スパイスを活用して特有の臭さを抑えたヤギ肉も好評だという。

  • 渡名喜島_島にんじん
  • 北大東島_じゃがいも畑

左:渡名喜島の島にんじん/右:北大東島のじゃがいも畑

同協議会の菊池和広さんによると、関係者は「島の味ができたことで、次の味を何にしようか、次の柱をどの素材にしようかと興味津々でいる。2016年秋の離島フェアに参加し、お客さんの反応を直接知ることができたのも収穫で、『もっとおいしくつくりたい』と意欲を高めている」という。農産畜産事業者も、多くの原料を供給できるように頑張りたいと意気込んでいる。

南大東島出身の菊池さんは、沖縄県の「沖縄離島戦略的情報発信支援事業」で南大東村を担当し、同協議会設立後も地元の村を担当している。「距離的にもあまり関わりが持てなかった5島が、『おくなわプロジェクト』の繋がりを持てた。観光はもちろん、島同士でしかわからない課題の解決方法などの相談が今まで以上にできるようになり、大変喜ばしい。集まりを持つ際の調整には時間が必要になるが、5村で切磋琢磨することに、今まで以上にやりがいを感じる」と話す。

「おくなわカレー」は現在、ネットショップ「離島のいいもの沖縄セレクション」にて購入可能。同協議会では2017年度、5種類のおくなわカレーを年間で1,000食ずつつくり、各村の空港や港、ECサイトなどを通じて販売する予定。新しい商品や企画も検討していく。


【関連サイト】
離島のいいもの沖縄セレクション

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