つくろう、島の未来

2022年10月06日 木曜日

つくろう、島の未来

こんにちは、離島経済新聞社の鯨本です。

この度、『離島経済新聞』および『季刊リトケイ』は
島々の「情報」と「コミュニケーション」を良好にする
プラットフォームメディアとして、
2012年度グッドデザイン賞をいただきました。

【グッドデザイン賞からの評価コメント】
領有権でもめている竹島や尖閣諸島など、6852島が日本の国土であり、その内、100万人を超える北海道、本州、四国、九州、沖縄本島を除き、約430の有人離島がある。離島には、観光情報以外にも生活や文化など独自の情報が多くあるが、入手しにくく互いにその情報を交流することも難しかった。そこで島人や島好きの人のために、インターネットを使ったコミュニケーションを活用して地域人材による情報発信を可能とした、情報インフラのプラットフォームを構築して、ウェブマガジン『離島経済新聞』を展開、一方ネットに馴染めない利用者へのタブロイド紙『季刊リトケイ』を組み合わせるなど、協働によるクリエイティブ活動が評価される。
>> グッドデザイン賞「離島経済新聞および季刊リトケイ」詳細ページ

リトケイはもちろん、
賞をもらうことが目的の媒体ではありませんが、
このメディアの在り方がご評価いただけたということは、
リトケイが対象としている「人の暮らしがある島々」を
重要だと思ってくださる方がたくさんいるとも捉えられ、
それは、この先も活動を続けていく糧になります。

6852島というのは25mプールサイズ以上の
岩礁や島をカウントしたものであり、
その中で人が暮らしているのは約430島だけです。
(約がついているのは季節移住の島などもあるため)

私たちリトケイは、
わずか数名でまわしている小さなメディアのため、
たとえば国際問題を解決するような力はありませんが、
大きなメディアではなかなかカバーできない
小さな島々に暮らす島人たちの声を集め、
広く伝えていくことができます。

スタートから今月で2年となるリトケイですが、
この場を借りてリトケイが最も大事にしているものが何かを
改めて表明させていただくと、それは「島人」です。

震災以来、リトケイの活動を通して耳にしてきたことに、
「離島には人の暮らしにとって大事なものが残っている」
ということがあります。
風をよみ、潮をみる島人たちの暮らしぶりは、
自然としっかり向き合い、共生する上手な生き方であり、
同じ島、同じ集落に暮らす島人たちの協力姿勢は、
人と人とが生きる上で必要なコミュニケーション法です。

大小さまざまな島からなる日本には、
産業や、文化や、生活が多種多様に存在していて、
イロトリドリの個性がすばらしい国柄を綾なしています。
ただこれは島に「島人」が暮らしているから保たれるものであり、
島人が消え、島から灯りが消えていけば、消えしまうものです。

2年前にリトケイがコンセプトに掲げたのは、
「日本の離島に灯りを灯そう」でした。

リトケイはまだまだ発展途上のメディアですが、
未来の島国も幸せであれるように大事なものを守っていく
「情報」と「コミュニケーション」のインフラとなり、
日本の離島に灯りを灯してゆけるよう、
これからも活動を続けて参ります。

関連する記事

ritokei特集