つくろう、島の未来

2024年12月09日 月曜日

つくろう、島の未来

2月20日、シブヤ大学にて開催された『”島”出身者あつまれ! 離島経済新聞と一緒に、みんなで島自慢 』のレポートです。

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  • 2月20日、シブヤ大学にて離島経済新聞はじめてのワークショップ、『”島”出身者あつまれ! 離島経済新聞と一緒に、みんなで島自慢 』を開催しました。

シブヤ大学とは、渋谷をまるごとキャンパスに見立て、さまざまなテーマの授業が行われる大学(※)。離島出身者や島好きさんが大集結した、リトケイワークショップの開催レポートをお届けします。

(Text: Kaori Kai)

リトケイって??

日曜日の昼下がり、
会場には事前に授業へ応募してくれた
離島出身者や島好きの方がぞくぞくと集まり
ワークショップがスタートしました。

冒頭ではまず、リトケイ代表のイサモトが
離島経済新聞ができた理由や考えていること、
今後やっていきたいことを説明します。

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  • “一つひとつは小さな島でも、
    離島同士がつながり情報発信していくことで、
    日本が世界にアピールできる群島になる”
    そんな想いを参加者の方々へ伝えていきます。

「島を考えること=日本を考えること」
「離島から始める島と人の幸せ探し=この国の幸せ」

このコンセプトにのっとってリトケイでは、
・島の情報の集めて配信すること
・島々や人と人をなどをつないでいくこと
・島プロジェクトの企画や応援をしていくこと
を行い、離島をもっと魅力的な場所として
アピールするお手伝いをしたいと考えています。

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  • 今回のワークショップはまさに、リトケイのやろうとしていることを実際にシミュレーションしてみよう!という試み。

離島出身者に限らず、
「よそ者、若者、ばか者」だからこそできる
自由な発想を生かして、
島の新しいアピールポイント作りを行います。

“よそ者”だから見つけられる魅力
まずは、島の出身者や
自分にとって特別な想いのある島を
持っている10名の方々(通称:島持ち)に、
写真を使って島自慢をしていただきました。

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  • 鹿児島県奄美諸島の与論島、徳之島、長崎県福江島、生月島、東京都の小笠原諸島父島、八丈島、
    沖縄県の黒島、兵庫県淡路島、
    岡山県周防大島、新潟県佐渡島といった島々の自慢にあがる美しい海や美味しそうな魚の話に、みんなの気持ちはすっかり島へトリップ。
    東京の真ん中でありながら、のんびりした空気を感じられる贅沢な時間です。

各島の特徴を把握したところで、
ワークショップのお題へ。
別の視点から島をアピールする方法として
新しい「島自慢」を考えます。

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  • ここで、リトケイの編集方針を少し紹介。
    新しいアイデアを思いつくヒントとして、よそ者だからこそ見つけられる新しいことがある。
    デメリットと思われることの中にもヒントがある。島の特徴と特徴を組み合わせてハイブリットすると新しいアイディアが生まれたりする・・・
    などの方法論を参加者にレクチャーします。

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  • イサモトいわく、
    自慢のポイントは人に
    “うらやましいを感じさせること”
    うらやましいと思うだろうターゲットを,br>
    明確にすると説得力も増すのだとか。

なるほどなるほどと頷きつつ、
参加者は5チームに分かれてブレストを開始!
島の特徴を根掘り葉掘りに抽出し、
次のステップではよりターゲットに
伝わりやすい言葉にブラッシュアップしていきます。

新しい視点で島をアピール!島自慢大会

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  • 各チーム、1つの島について
    20分ほどのブレストが行われた後、
    さまざまなアイディアが発表されました。

    一部ユニークなものをご紹介します。

[鹿児島県 奄美諸島 与論島]
●島の特徴
・映画「めがね」の舞台にもなった穏やかな場所
・女性の一人旅が多い
・いい感じにさびれた砂浜と素敵な時間
・移住者を歓迎している
・村上隆が通っている島

●新しく考えた自慢
“芸術家がインスピレーションを受ける島”
芸術家が一定期間移住したり、
インスピレーションを得るために滞在する島として、
島の特徴をうまくつなげて「芸術家」というターゲットにセグメント!
[東京都 小笠原諸島 父島]

●島の特徴
・ウミガメを刺身などで食べる
・サメバーガーなど知らない食べ物が豊富
・船でしか行けない(片道25時間半!)
・「世界で一番遠い島」と言われている

●新しく考えた自慢
“自分をリセットできる島”
25時間半の時間をかけて島へ向かう船旅では、
普段の日常と切り離された世界へトリップできる。
自分をリセットする時間になる。
新しいものを食べる体験をするなど、
新しい自分に出会える場所でもある。

[鹿児島県 奄美諸島 徳之島]
●島の特徴
・世界一の長寿が2人も!
・日本のシチリア島と呼ばれている
・パワースポットがある
・闘牛、賭け事が好きな島民性
・土地に高低差がありスポーツのトレーニングに最適

●新しく考えた自慢
“熱くなれる!血が騒ぐ島”
さまざまな意味で肉食系の島!
力をもらえる熱くなれる島!
などなど。
いかがでしょうか?

「行くのに25時間半もかかる」など、
一見ネガティブにも見えるポイントを
アピールポイントに使っていたり、
いくつかの要素をうまくつなげることで
新しいイメージが浮かびあがってきます。

今日ここで出たアイディアは
島に住む人々に伝えたい!と思うものばかり。
参加者それぞれが今回話したことを
どこかで形にしたいという熱い想いもあり、
ワークショップ後の交流会も
大変な盛り上がりに。

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  • 魅力的な島々に想いを馳せながら
    楽しい会は終わりを迎えました。

(Text:Kaori KAI)

※シブヤ大学は特定非営利活動法人です。
http://www.shibuya-univ.net/

     

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