つくろう、島の未来

2023年01月29日 日曜日

つくろう、島の未来

有人離島専門フリーペーパー『季刊ritokei』40号「島に生きる言葉100」発行

11月25日に有人離島専門フリーペーパー『季刊ritokei』40号「島に生きる言葉100」を発行しました。12月上旬より全国1,180カ所の公式設置ポイントに設置され、配布閲覧がスタート、ウェブでも順次記事を公開していきます。40号の目次や見どころをご紹介します。

離島経済新聞社(リトケイ)では2010年の設立以来、日本の島に関わる人々への取材を通じて、たくさんの言葉を集めてきました。今号では創刊準備号(0号)から数えて40号分の『季刊ritokei』を振り返りながら「島に生きる言葉」をご紹介。

四方を海に囲まれた島々には、人間の原初的な営みが多く残り、先行きの見えない社会を生きる現代人にとって生きるヒントといえる事柄や知恵がふんだんに詰まっています。

リトケイが島々に暮らす人や、島にゆかりのある人、島を想う人々から預かってきた言葉を、新聞とウェブサイトを通してお届けします。

「僕らはみんな島の人間」(吉田栄作さん)

「DNAがさわぎだす」(山口智充さん)

特集冒頭は、これまでに『季刊ritokei』に掲載された記事の中から、島にルーツを持つ方や島にご縁のある人々の言葉を集めた「私も、島人です」。島を想う11人の方の言葉をお届けします。

「ひとりじゃなくて、生きている人たち全員を愛している」(奄美大島・元ちとせさん)

「もうここ以外には住めない」(母島・宮澤貫さん)

島で生まれ育った人や島に移住した人、今は離れて暮らす人。このページでは「島を愛する人と生きる」として、それぞれが抱く島と人への想いが込められた言葉を集めました。

「島の先人たちが編み出した知恵には感心します」(浮島・新村一成さん)

「自然を中心にして、自分達が自然の中にはいって自然に教えてもらう」(西表島・石垣昭子さん)

400島あれば400通りの個性がある島々。このページでは「島の上で生きる」として、島で暮らす人々の日々の中に浮かんできた言葉や、心に届いたという言葉をご紹介します。

「島は前提として持続可能」(長嶋俊介さん)

「島みたいなところで生きるのが人間の本当で、都市は変」(養老孟司さん)

SDGsが叫ばれ、持続可能な世界をつくる取り組みが求められる現代。過度な開発から逃れた離島地域には、未来を描くためのヒントが詰まっています。このページでは「島という希望」として、未来への希望を島に重ねた知識人の言葉をお届けします。

「高齢化や過疎化に伴う産業・文化の崩壊、観光価値の低下」(八丈島・魚谷孝之さん)

「薄れつつある人と人のつながりを深めていきたい」(石垣島・岩倉千花さん)

特集の最後を飾るページは「未来に向けて」として、島の資源を活かして課題に立ち向かう人や、島の未来を想う人の言葉を集めました。

本特集では、リトケイにご登場いただいた100人の方からお預かりした言葉を改めて紹介させていただきました。その一つひとつに、島を想う心が込められています。ぜひお読みいただき、あなたの心に響く言葉を見つけてください。

定番のインタビューページでは、芥川賞作家の滝口悠生さんにインタビュー。東京都八丈島生まれ、母方の祖父母が戦時中まで硫黄島に暮らしていたという滝口さんが自らの体験と島の人々への取材により著した小説『水平線』(新潮社)には、戦前の硫黄島にあった人々の営みが描かれています。

戻ることのできない時をさかのぼり、かつて存在した島の記憶を今に伝える滝口さんに、ご自身のルーツでもある硫黄島や八丈島についてお話を伺いました。

島々に携わる仕事人の想いを紹介する「島々仕事人」には、離島医療の明るい未来へ向けて活動するアンター株式会社の中山俊さんが登場。同社が提供する医者同士のオンライン相談サービスの仕組みや、離島医療の持続的な体制構築を目指す海士町との協定について取材しました。

「有人離島の人口変動」ページでは、平成27年・令和2年の国勢調査および、直近半年間の人口変動を3カ月ごとに掲載。離島留学や移住の参考にしていただける小学校・中学校・高校の設置状況も島ごとに掲載しています。ウェブ版『ritokei』有人離島一覧にも、同内容を掲載します。(12月下旬更新予定)

島にまつわる本や映画などを紹介する「島Books & Culture」欄は、「旅の本屋のまど」店主の川田正和さんが「旅の本のプロが選んだ、島への旅に誘う5冊」をレコメンド。離島を旅する楽しみを味わえる本や、簡単には行けないからこそ旅情を誘う秘島の本など、5冊をご紹介いただきます。

「島から島へ紹介したい島文化」では、400島あれば400通りある島の文化を島に暮らす文化人にご紹介いただきます。今回のテーマは「椿の種、買い取ります」。大島(おおしま|東京都)の波浮港で執筆活動をしながら古民家カフェ「Hav Cafe」を営む寺田直子さんに、島特産の椿にまつわる秋の風物詩について文をお寄せいただきました。

島に暮らす人の想いを届ける「島人コラム」欄は、島で活動する地域おこし協力隊の皆さんに寄稿いただきました。海外駐在の経験を経て現在魚島(うおしま|愛媛県)で離島留学の推進に取り組む佐藤滉治さん、大阪から小川島(おがわしま|佐賀県)に移住し、島を身近に感じてもらうための取材を重ねる長谷川晶規さん、福江島(ふくえじま|長崎県)で地域おこし協力隊の活動を経て定住、マーケティングや鍼灸師として活動する宮本恭子さんら3人のコラムを掲載します。

詳しくは『季刊ritokei』40号または、12月上旬よりウェブ版『ritokei』に掲載される特集記事をご覧ください。下記目次のリンクより、ウェブ版の記事をご覧いただけます(随時更新)。

ー 島に生きる言葉100 ー

●私も、島人です(吉田栄作さん、もたいまさこさんほか)
●島を愛する人と生きる(元ちとせさん、ベベンコビッチさんほか)
●島の上で生きる(石垣昭子さん、新元一文さんほか)
●島という希望(長嶋俊介さん、養老孟司さんほか)
●未来に向けて(八丈島・小豆島の皆さんほか)

ー インタビュー ー

「戻れない島の豊かな記憶を追いかけて」滝口悠生さん
「島々仕事人」アンター株式会社 中山俊さん

ー 定番企画 ー

●有人離島の人口変動|島々の人口変動を3カ月毎にチェック!
島Books & Culture|旅の本のプロが選んだ、島への旅に誘う5冊(旅の本屋のまど 川田正和さん)
島から島へ紹介したい島文化(伊豆大島 寺田直子さん)
●島人コラム|魚島小川島福江島

ー 特別企画 ー

●\ただいま開催中/島×海の味わいをたのしく学べる「離島の魚食文化を広めるプロジェクト」2022レポート(いづやん)
●離島経済新聞社 2022秋の活動報告

『季刊ritokei』は全国の公式設置ポイントにて配布・閲覧を行なっています。お近くの公式設置ポイントを一覧からご確認ください。
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