2016年5月、広島県教育委員会はグローバルリーダーを養成する全寮制の併設型中高一貫教育校(以下、GL校)の建設地を大崎上島(大崎上島町)に決定した。
GL校は、「国際社会の持続的な平和と発展を牽引するグローバルリーダー」を育成するとともに、広島県全体の教育水準の向上を牽引する学校として、同委員会の掲げる「広島版『学びの変革』アクション・プラン」にも定められている。
広島県では、人口減少や将来的な就業職種の変化が予想されるなか、主体的な学びを実現するための学び続ける力を育成する「学びの変革」が掲げられた。その「学びの変革」を先導的に実践し、各校が抱えるさまざまな課題を解決することにより、県内の「学びの変革」を牽引し続ける学校が必要として、GL校の設置を計画した。
一方、大崎上島町は地方創生に関わる最重点施策として「教育の島」を目指し、国際教育にも力を入れる計画を立てていた。県が公開した候補地の募集条件に合致する点が多かったことから、複数応募の中から大崎上島が建設地に確定した。
2019年4月に開校予定のGL校では、計360名の生徒を受け入れることが予定されている。担当する大崎上島町総務企画課の川本亮之さんは「瀬戸内の豊かな環境の中で、国際色豊かな中高一貫教育校が開校することは、島の活性化に繋がり、大変うれしいことです」と期待を寄せた。
【関連サイト】
ホットライン教育ひろしま 広島版「学びの変革」アクション・プラン グローバルリーダー育成校(仮称)