2015年8月23日、高校生が地元の観光プランを競い合う「第7回全国高校生観光プランコンテスト」の本戦大会が開催され、三重県立鳥羽高校の生徒グループの答志島をめぐる観光プランが優秀作品賞を受賞した。
地元高校生が企画した答志島をめぐる観光プランが優秀作品賞
高校生が地元の観光プランを競い合う「第7回全国高校生観光プランコンテスト」本戦大会が8月23日、追手門(おうてもん)学院大学茨木キャンパス(大阪府)で開かれ、三重県立鳥羽高校の生徒グループ「とばっこくらぶ」のプランが優秀作品賞を受賞した。
プラン名は「もういちど、家族。がいええぞ(※1)!答志島~絆を深める結びの旅~」。これまで知られていない鳥羽を打ち出そうと、答志島の文化や景観を軸にした。旅程は1泊2日で、島内で海女小屋や路地裏を散策し、伝統的な風習「寝屋子(ねやこ)制度(※2)」が伝わる家に民泊する内容。
※1がいええぞ……答志島の方言で「すごく良い」の意味
※2寝屋子制度……答志島で古くから伝わる風習で、中学校を卒業した男子が他家に住み込み、その家の大人に面倒を見てもらう制度。
高校3年生4人と1年生3人で構成する同クラブのメンバーは、島でフィールドワークを行い、プランを練り上げ、同校初となる本戦出場と受賞を成し遂げた。
生徒をサポートした同校の安田恵理教諭と野田具良教諭は「本戦のプレゼンでは、トラブルを乗り越えてすばらしい結果を残してくれた。今後も生徒たちと地域の光を発掘して、コンテストに挑戦していければ」と話す。