2016年2月9日から3日間、竹富島で島の自然や人のつながりを体験できる2泊3日のツアー「竹富島島学校」が開催される。竹富観光協会の担当者にツアー内容と展望を聞いた。
■ツアー内容は島民の意見取り入れ作成。島の文化を体験できるプラン
竹富町観光協会では、2016年2月9日〜11日の3日間で、竹富島(沖縄県八重山郡)の自然や人のつながりを体験できる2泊3日のツアー「竹富島島学校」の開催を決定した。2015年8月1日から参加申込を受付予定。最大100名まで参加できる。費用は1名38,560円(税込)。中学生以上から参加可能。今後、竹富町観光協会のウェブサイトで、「竹富島島学校」のウェブサイトオープンの情報が開示される。
島学校は、2007年に西表島(沖縄県八重山郡竹富町)で開催された「西表島島学校」に続く第2弾となる。西表島で開催した内容とは異なる竹富島の魅力がツアーに盛り込まれる。「竹富島島学校の内容には、島民の意見を多く取り入れた」と竹富町観光協会事務局長の井谷信吾さんは話す。「竹富島は、日帰りで観光する方が多い。宿泊するからこそ体験できる島の魅力を伝えたい」(井谷さん)。
島学校では、3日間を通じて島の文化を参加者に伝えるプログラムを用意。1日目は、来島後の入学式(オリエンテーション)にはじまり、集落散策やナイトツアーを体験。おじい、おばあから島の知識を受け継いだ島民ガイドが、竹富島の建造物や自然、文化を解説する。ナイトツアーでは星にまつわる民話や、星の観測に使われてきた星見石(ほしみいし)の話を聞くことができる。
2日目は「石積みと染物体験」「踊りと童歌体験」「アーサ取りと島料理体験」の3つから希望のコースを選択。各コースで体験したことを夕食時に参加者同士で共有する。3日目のフリータイムを経て卒業式が行われ、ツアーは終了する。井谷さんは、「石積み体験は初めての試み。季節の島料理も稀な体験なのでぜひ参加してほしい」と話す。
【関連サイト】
竹富町観光協会ウェブサイト