つくろう、島の未来

2020年03月28日 土曜日

沖縄県「FMよみたん」が「エフエムみやこ」「エフエム那覇」、鹿児島県のコミュニティFM放送局「あまみエフエムディ!ウェイヴ」と連携し、防災情報を放送する特別番組を配信。台風や南海トラフによる津波などを想定し、自然災害時の情報共有をスムーズにするネットワークの構築が始まった。

◼︎災害時の情報共有のスピードアップと配信基盤の安定化を目指す

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2015年3月、沖縄県と鹿児島県のコミュニティFM放送局が協力し、特別番組「琉球弧防災ネットワークラジオ311」(主催・琉球弧メディアネットワークを立ち上げる会)を放送した。同番組の位置付けは、自然災害時におけるFMラジオ放送の訓練。隣接する4局「FMよみたん(沖縄県読谷村)」「エフエムみやこ(沖縄県宮古島市)」「エフエム那覇(沖縄県那覇市)」「あまみエフエム ディ!ウェイヴ(鹿児島県奄美市)」が連携して、必要な防災情報を共有する練習が行われた。今後、台風や南海トラフなどの自然災害時にスムーズな防災情報の共有が行われるよう、他局とのネットワークを広げていく。

琉球弧の呼称には諸説あるが、同会では沖縄県八重山郡の離島・与那国島から奄美群島一帯を含むエリアと定義。同エリアでは以前から防災時の情報共有が行われてきたが、県境をまたぐため情報が届くまでに時間を必要とした。今回の試みでは、隣接地域の放送局同士が直接連携し、防災情報の共有・配信のスピードアップを目指す。また、自然災害時に放送が行えなくなった場合、連携する放送局で助け合い、防災情報の安定した配信基盤を築くという狙いもある。

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同委員会を主幹するのはFM放送局「FMよみたん」。村内視聴率83.7%のラジオ局で、2011年は東北復興支援番組、2012年からは防災番組を放送している。その結果、災害時の情報共有にはコミュニティFM放送局同士の連携が必要だと考え、ネットワークの構築に動き出した。同局の代表取締役・仲宗根朝治さんは「災害時には地域のラジオが重要。住む島とその周辺情報がラジオを聴けばすべてわかるというように、住人に認知してもらえるようになりたい」と話す。現在は新たに「FMとよみ(沖縄県豊見城市)」「エフエムやんばる(沖縄県国頭村)」との連携協議中。今後も連携局を増やす予定だ。


【関連サイト】
奄美・沖縄本島・宮古のコミュニティFM4局による防災ラジオ連携「琉球弧防災ネットワークラジオ」
あまみエフエム ディ!ウェイブ
エフエムみやこ

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