離島経済新聞社(以下、リトケイ)の目的とビジョンをご紹介します。
情報づくりの分野で島々の役に立ちたい
ひとつの「メディア(情報媒体)」にできることは、
「誰かに何かを伝える」や「何かと何かをつなぐ」ことです。
リトケイではいわゆる本土(北海道・本州・四国・九州・沖縄本島)を除いた
「人の暮らしがある島」を対象としています。
本土5島はいずれも人口100万人以上の大きな島ですが、
いわゆる離島と呼ばれる地域の総人口は60〜70万人ほど。
それぞれの島に数名〜15万人が暮らしています。

リトケイは日本の離島を対象としていますが、
日本は世界の片隅に集まる6852島の島々からなる群島であり、世界の離島とも表現できます。
日本の島々で、島人たちはよく離島のことを「日本の縮図」と言い表します。
島々にある問題も、課題も、良さも、日本の縮図であるとしたら、
「離島を考えることは、日本を考えること」につながるとリトケイは考えています。

「情報」を扱うリトケイが捉えている課題のひとつに、
「小さなものは埋もれやすい」ことがあります。
たとえば、小さな島々にはそれぞれに多様な文化や暮らし、
美しい自然、魅力的な人々や、すばらしい産品がありますが、
そのひとつだけでは情報として、埋もれてしまいがちです。

リトケイにできることは、ひとつでは埋もれてしまう、
小さな島々の人やモノやコトをしっかりと届けていくことです。
ただし、経済発展を目的としても、
リトケイは島々を一過性のブームにすることは望みません。
「島」はそこに暮らす島人にとって「大事な場所」です。
約420の島々それぞれに大切にされる歴史や文化があり、
それらを守ってきた島人の想いを大事にしたいと考えています。
リトケイでは小さな島々のヒトモノコトや情報が、うまくまわっていくよう、
情報づくりの分野で島々の役に立ちたいと考えています。
それにより島々本来の力を活かした経済活性の一助となり、
島人に愛される島々が、この先の未来にも続いていくことが
リトケイの目的であり、ビジョンです。