つくろう、島の未来

2024年11月23日 土曜日

つくろう、島の未来

「しまっちんぐ」は離島地域と企業・団体に対して、交流や商談の場を提供し、島を活性化する事業の創出を図る取り組み。10月29日、ヤフー株式会社コワーキングスペース「LODGE(ロッジ)」で「しまっちんぐ2016(秋)」(主催:国土交通省国土政策局離島振興課/運営:株式会社JTB総合研究所・株式会社イトーキ)が開催された。

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島を訪れ、島側のニーズを掘り起こす

今年3月に初開催された「しまっちんぐ2016」に続く今回は、離島地域12自治体の担当者31名と民間企業・団体45社の担当者58名が参加して交流・商談会が行われた。

参加離島地域:[利尻島(北海道利尻町)/天売島(北海道羽幌町)/佐渡島(新潟県佐渡市)/佐久島(愛知県西尾市)/笠岡諸島(高島、白石島、北木島、真鍋島、飛島、六島|岡山県笠岡市)/大崎上島(広島県大崎上島町)/忽那諸島(野忽那島、睦月島、中島、怒和島、津和地島、二神島、釣島、安居島、興居島|愛媛県松山市)/藍島(福岡県北九州市)/壱岐島(長崎県壱岐市)/中通島(長崎県上五島町)/福江島(長崎県五島市)/硫黄島(鹿児島県三島村)]

10月29日の交流・商談会開催に先立ち、各参加離島地域には民間企業から選定されたコーディネーターを各1名配置。9月から10月にかけてコーディネーターが担当地域を訪れ、自治体担当者や住民とともに、島の強みや課題など、島側のニーズを洗い出すためのワークショップなどを実施した。

その後、島の概要や将来のビジョン実現に向けて必要なプロジェクト、コーディネーターによる島のレポートなど、島側のニーズをまとめた特設サイトを開設。「島に貢献したい」「島と事業を立ち上げたいがつながり方がわからない」といった想いのある民間企業・団体の募集を行った。

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離島地域、企業・団体からのプレゼン、マッチング交流会へ

当日は離島地域12自治体の担当者が、「特産品を活かした商品開発をしたい」「産品の販路拡大をしたい」「島内移動手段の実証実験を誘致したい」など、掲げるビジョンに向けて、現在取り組んでいるプロジェクトや、これから実現したいプロジェクトについて発表。

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続いて、参加企業・団体の担当者は、離島地域とどのような部分で協働できるか、一緒にプロジェクトを進められるかなど、今までの実績や事例等を交えてプレゼンを行った。企業からのプレゼン終了後、マッチング交流会へと移り、島と企業・団体担当者の交流や商談が行われた。

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現地の状況を把握するコーディネーターらが、島側の担当者に企業を紹介する場面も多く見られ、最後に行われた懇親会では、より具体的な話を進める担当者らの姿もあった。

島の担当者からは「自分の島だけでこのようなイベントを実施するのは難しい。さまざまな企業担当者とお話ができてとてもありがたい」「企業の方と話すうちに、連携の方向性も見えてきた」という声も。

この場でつながった縁から、島々の明るい未来が生まれていくことに期待したい。


【関連サイト】
国土交通省「しまっちんぐ」HP

     

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