つくろう、島の未来

2024年10月03日 木曜日

つくろう、島の未来

第6回「離島甲子園(全国離島交流中学生野球大会)」が19日に長崎県・壱岐島(いきのしま)で開幕します。過去最多となる今年は北は礼文島(れぶんとう|北海道)から南は久米島(くめじま|沖縄県)まで22チームが参加。各島の期待を背負った選手や応援団など約500名が現地入りし、4日間の熱戦を繰り広げます。

■もうひとつの甲子園「離島甲子園」が長崎・壱岐島で開幕

白熱の高校野球「甲子園」が離島にもあることをご存知だろうか。「離島甲子園」と称される同大会は、元プロ野球ロッテオリオンズのエース村田兆治氏が現役引退後、全国各地の野球教室をめぐるなかで離島で野球に取り組む子どもたちの姿に心を打たれたことをきっかけに2008年に「全国離島交流中学生野球大会」としてスタート。毎年、ひとつの離島が舞台となり第1回大会は伊豆大島(東京都)、第2回隠岐島(島後/島根県)、第3回目種子島(鹿児島県)、第4回上島(愛媛県)、第5回八丈島(東京都)と続き、第6回目となる今年は壱岐島(長崎県)で開催される。

過去最多となる今年は、北は礼文島(北海道)から南は久米島(沖縄県)まで22チームが参加する。同大会にはさまざまな企業協賛もあり、ヤマト運輸は離島を含む全国ネットワークを利用し、参加選手たちの荷物の配送、オリジナルスポーツタオルの配布、応援メッセージを集めたのぼり旗を贈呈した。

大会を運営する壱岐市政策企画課の神保さんは「被災地の気仙沼大島(けせんぬまおおしま|宮城県)が昨年に続き2回目の参加となるほか、壱岐島は壱岐市の中学校4校の選抜チームで14名が参加する。単独の中学校からの参加もあるが、島内の選抜チームも多く楽しみ」と語る。

島の期待を背負い壱岐入りした各島の選手や応援団約500名は19日に壱岐に入り、20日~22日で熱戦を繰り広げる。22日の午後には村田兆冶氏率いる「まさかりドリームス」による野球教室も開かれる。離島特有の地理的条件により、本土と比べて島外との交流機会が少ない島の子どもたちにとって、離島甲子園はあこがれの舞台だ。


■大会概要
大会名称:国土交通大臣杯第 6 回全国離島交流中学生野球大会
日程:2013年8月19日(月)~8月22日(木)
   19日 開幕セレモニー(壱岐文化ホール)
   20日 開会式・試合(壱岐市ふれあい広場、大谷公園、勝本総合公園)
   21日 試合(壱岐市ふれあい広場、大谷公園、勝本総合公園)
   22日 決勝戦(壱岐市ふれあい広場)
参加チーム:礼文島(北海道)、奥尻島(北海道)、気仙沼大島(宮城県)、佐渡島(新潟県)、伊豆大島(東京都)、三宅島(東京)、八丈島(東京)、隠岐島(道後/島根)、西ノ島(島根)、答志島(三重)、直島(香川)、上島(愛媛)、壱岐島(長崎)、対馬(長崎)、上五島(新上五島町/長崎)、五島列島(五島市/長崎)、甑島列島(薩摩川内市/鹿児島)、種子島(西之表市/鹿児島)、種子島(中種子町/鹿児島)、種子島(南種子町/鹿児島)、屋久島(鹿児島)、久米島(沖縄)

■主催
国土交通大臣杯第6回全国離島交流中学生野球大会(全国離島親交協議会・長崎県壱岐市)
■後援
国土交通省、長崎県、総務省、公益社団法人日本離島センター、社団日本プロ野球選手会、共同通信社、日刊スポーツ新聞社
■協賛
ヤマト運輸株式会社、カゴメ株式会社、五洋建設株式会社
■協力
アシックスジャパン株式会社、株式会社ロッテ、ナガセケンコー株式会社、山崎製パン株式会社、キューピーフジオフードシステム、山崎製パン、キューピー株式会社、株式会社伊藤園、大塚製薬株式会社、株式会社フジオフードシステム、オタフクソース株式会社、サントリービジネスエキスパート株式会社、K2D株式会社
■交通協力
株式会社JTBトラベル
■企画制作
スクールパートナーズ
お問い合わせ先:
第6回全国離島交流中学生野球大会実行委員会
TEL:0920-48-1134

     

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