つくろう、島の未来

2024年11月21日 木曜日

つくろう、島の未来

佐渡島、対馬島、口永良部島、沖永良部島などで実施されている「域学連携」の活動報告会が12月18日に東京で開催されます。

全国で行われている域学連携の取り組み

島おこし実践塾

域学連携とは「大学生と大学教員が地域の現場に入り、地域の住民やNPO等とともに、地域の課題解決または地域づくりに継続的に取り組み、地域の活性化及び地域の人材育成に資する活動」(総務省ホームページより)のこと。現在、佐渡島(さどがしま|新潟県佐渡市)、対馬島(つしまじま|長崎県対馬市)、口永良部島(くちのえらぶじま|鹿児島県熊毛郡)、沖永良部島(おきえらぶじま|鹿児島県大島郡)などの離島地域でも、さまざまな活動が展開されています。

今回、2013年から域学連携を推進している対馬市の主催する「域学連携合同報告会」が、東京千代田区で開催されます。

当日は、沖永良部島の和泊町で事業所でのインターンシップを行った学生が活動内容を発表するほか、屋久島町の口永良部島で慶應義塾大学が中心となって取り組んでいる「口永良部島プロジェクト」の活動を報告。

佐渡島からは、鬼太鼓(おんでこ)など、佐渡に伝わる伝統芸能を通した地域と学生の交流について、連携先のひとつである相模女子大学の学生が発表を行います。また、対馬からは1週間ほどの短期滞在で島おこしを実践的に学ぶ「島おこし実践塾」や、島の子どもたちへの教育サポートプログラムに参加した学生らが活動を報告します。

地域内に高等教育機関がない離島地域や中山間地域では、高校卒業後〜20代前半の若手が少ないことが悩みの種。若手世代である大学生が島へ入り、実習、調査、研究などを地域住人らと一緒に行う域学連携は、地域にとっては若い人材の確保となり、学生にとっても新たな学びの場としてよろこばれています。

「全国の離島地域に学生が入り活動する、域学連携の活動の輪を広げたいという思いから、全国の離島自治体の知人に声をかけ、佐渡、屋久島、沖永良部島と一緒に報告会を実施することになりました。全国各地で行われているさまざまな域学連携の取り組みをまずは知ってもらい、興味のある学生はどんどん現場に飛び込んでほしい」(対馬市役所 前田剛さん)

参加希望者は下記フォームよりお申し込みください。

域学連携合同報告会 概要

▼日時:2015年12月18日(金)15:00〜18:30 (14:30開場)
▼会場:TKPスター貸会議室(東京都千代田区飯田橋3-4-3エレガンス飯田橋2階)
▼プログラム詳細:
 1.沖永良部島からの活動報告
 2.佐渡島からの活動報告
 3.屋久島(口永良部島)からの活動報告
 4.対馬島からの活動報告
 ※受け入れ担当者や参加学生等が報告します。
  各離島の持ち時間は約50分(質疑応答等の時間含む)
▼参加お申し込み:お申し込みはコチラ
▼お問合せ:対馬市しまづくり戦略本部新政策推進課 TEL 0920-53-6111
▼主催:対馬市
▼共催:佐渡市・屋久島町・和泊町
▼後援:公益財団法人日本離島センター

2015域学連携合同報告会(東京会場)

     

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