つくろう、島の未来

2024年10月10日 木曜日

つくろう、島の未来

愛知県の佐久島(さくしま)、日間賀島(ひまかじま)、篠島(しのじま)で現在、情報発信のための複合イベント「あいちの離島アジト化計画」が幅広く展開されている。企画運営を行う事務局に話を伺った。

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島の魅力向上やブランディングに取り組む「あいちの離島アジト化計画」

愛知県の佐久島、日間賀島、篠島で現在、情報発信のための複合イベント「あいちの離島アジト化計画」が開かれている。離島という非日常空間を「アジト(隠れ家)」にしてゆったり過ごし、それぞれの島がもつ魅力の発見を提唱している。

国の「地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金」を活用し、愛知県が主催する同イベント。佐久島、日間賀島、篠島の全国的な周知を目標とし、3離島へと渡る港をもつ西尾市、田原市、南知多町、美浜町を含めた全エリアの活性化も図るため、今年8月中旬に取り組みが始まった。

同プロジェクトは4つの大きな柱があり、具体的には(1)パンフレットやキャンペーン動画の制作(2)離島をめぐる宝探しイベントや県内外でのPRイベントの開催(3)離島の若者が中心となって進めるブランド開発(4)離島と周辺地域を対象としたツアー開発・調査となっている。

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(2)については、「アジトに隠された謎を解け! in あいちの離島」が人気を集めている。スマートフォンを利用して参加する島めぐりの宝探しイベントで、参加者は島内の散策を通じて各島に置かれた合計30個の「海賊の宝物」を発見するごとにポイントを入手し、より多くのポイントを集めた参加者が、最終的に「伝説の海賊王」の称号を得られ、島の特産品などが当たるチャンスが広がる仕組み。すでに専用ホームページ上ではランキングが掲載されており、ポイントを競う楽しみも得られる。開催は2016年1月31日まで。

(3)については、地域ブランドプロデューサーの川合靖之氏や、「あいちの離島わかものサポーターズ」の協力のもと、地元の若者が中心となって、島の魅力向上やブランディングに取り組んでいる。2016年2月に開催予定のシンポジウムで、成果発表を目指している。

同プロジェクトの企画運営に携わってきた「あいちの離島・周辺地域PR事務局」の中田大也さんは、「豊かな食文化や歴史をもつ3つの島の魅力を発信し続けていくのはもちろんのこと、伝える手段についてもしっかり考えて、プロジェクトにも取り入れていきたい」として、「3島の地元のみなさんが、情報発信できるような方策を考案して、プロジェクト終了後にも活かせるようになれば」と意気込んでいる。


【関連サイト】
あいちの離島アジト化計画

     

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