つくろう、島の未来

2022年05月22日 日曜日

つくろう、島の未来

2015年9月、長崎新聞社は新輪転機導入の記念企画「The Way」プロジェクトを公開。配達ルートを可視化したWEB上の地図とドキュメントムービーを作成した。同新聞社の関係者にプロジェクトについて聞いた。

■配達員2,285名が携帯するGPS受信機で配達ルートを記録

ph-609x460

長崎県は、壱岐・対馬や五島列島など、73島の有人離島[※第58版(平成23年)長崎県統計年鑑より]を誇る、日本一島が多い都道府県だ。1889年の創刊以来、海路や空路を使って新聞を配達してきた長崎県の地元紙・長崎新聞社は、2015年9月、新しく輪転機を導入した記念企画として「The Way」プロジェクトを公開。配達員2,285名がGPS受信機を携帯し、配達ルートをウェブの地図上に可視化するほか、配達員のドキュメントムービーを作成した。

「The Way」プロジェクトは、インターネットやSNSのように誰もが情報を取得しやすくなった現代においてなお、人の手を通じて配達されることを新聞の価値として捉え、新聞の原点である人から人へ直接「届ける」という行為を再確認するために企画された。

ウェブの地図上では、五島市や壱岐島、対馬島などの離島に配達される軌跡を確認できる。また、配達員のドキュメントムービーでは、渡航船を使って島に新聞を配達する様子も記録されている。

長崎新聞社東京支社に勤める赤司満男さんは、島の多い地域特有の新聞配達について「空や海を経由するため、多様な交通手段を使う。台風のような天候不良時に、配達時間が遅れてしまうことはあるが、毎日、ちゃんと新聞を届けることに留意している」と責任感をにじませた。そして、「今後も、『The Way』プロジェクトのように長崎県を知ってもらうきっかけになる企画に取り組みたい」と抱負を語った。


【関連サイト】
「長崎新聞配達ルート、データMAP化プロジェクト『The Way』」ウェブサイト

関連する記事

ritokei特集