つくろう、島の未来

2024年11月21日 木曜日

つくろう、島の未来

「島にゆかりのあるクリエイター」をプロデュースする石垣市の事業「石垣島Creative Flag」クリエイターズファイルが完成し、3月8日にお披露目された。

■島のクリエイターをプロデュース!
「石垣島Creative Flag」クリエイターズファイルが完成

「島にゆかりのあるクリエイター」をプロデュースする石垣市の事業「石垣島Creative Flag」クリエイターズファイルが完成し、3月8日にお披露目された。

冊子に掲載されるのは、デザイン、イラストレーション、プロダクトデザイン、写真、映像制作など幅広い分野で活動する、クリエイター35人の作品やプロフィール。それぞれ「島出身者」「移住者」「縁故者」など、島との縁(ゆかり)を持つ。

同事業では、行政や企業が発注するポスターやロゴなどのデザインなどを、登録クリエイターが受注することで実績を磨くことができるほか、国内外で開催される展示会やプロモーションイベントへの参加がバックアップされる。

クリエイターのスキル向上を図るため、勉強会も開催されている。1月30日には『greenz.jp』編集長の兼松佳宏さん、『季刊ritokei(リトケイ)』のアートディレクションを担当する岡崎智弘さん、3月7日には、バイリンガルカルチャーマガジン『Ping Mag』編集長のトム・ヴィンセントさんと、離島経済新聞社編集長の鯨本あつこがそれぞれ講師を務める「クリエイティブセッション」を開催。「島にゆかりのあるクリエイターとしてどのように活動していくか?」「石垣島のクリエイティブの未来は?」といったテーマのもと議論を重ねた。

昨年秋にスタートした同事業の目的は、こうした経験や学びを通して、石垣島の伝統文化や豊かな自然に影響をうけたクリエイターたちの仕事の幅を国内外へと広げ、石垣島の文化産業を盛り上げていくことにある。

すでに実績も見えはじめた。石垣島に就航する航空会社ピーチ・アビエーションが、石垣島路線のキャンペーンのために公募したロゴデザインでは登録クリエイターの2名が優秀賞、最優秀賞を受賞。3月8日に開催された新石垣空港開港1周年記念イベント「TsunDAMIアイランドフェスティバル」では、クリエイターたちによる作品展示やライブペインティングが、会場に華をそえた。

事業を担当する石垣市の企画部企画政策課の宮良賢哉さんは「このプロジェクトが最終的には行政主体ではなく、クリエイターの皆さんが主体となって活動や発信の出来る場にしていきたい」と話す。

冊子は、日本語・英語版、日本語・中国語版の2種類でまずは1000部が発行され、関係各所へ配布される。島にゆかりのあるクリエイターの作品が国内外を彩っていくことが期待される。

【お問い合わせ先】
石垣市役所 企画部 企画政策課
電話:0980-82-1350

【関連リンク】
・「石垣島 Creative Flag」公式サイト http://creativeflag.com/
美しい島のクリエイティブを世界へ「石垣島Creative Flag」スタート

     

離島経済新聞 目次

石垣島Creative Flag(石垣島クリエイティブフラッグ)

島の創造力(Creative)に旗(Flag)を立てる「石垣島Creative Flag」は、
石垣島にゆかりのある、デザイナー、イラストレーター、カメラマン、編集者などの
クリエイティブ業に携わる人々を集め、 育成・PRを行うクリエイターコミュニティとして2013年秋にスタート。 参加クリエイターの作品をPRするウェブサイトや冊子を制作し国内外でのPR活動を展開しています。
公式ホームページ:http://creativeflag.com/
Facebookページ:http://www.facebook.com/creativeflag

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