「島にゆかりのあるクリエイター」をプロデュースする石垣市の事業「石垣島Creative Flag」クリエイターズファイルが完成し、3月8日にお披露目された。
■島のクリエイターをプロデュース!
「石垣島Creative Flag」クリエイターズファイルが完成
「島にゆかりのあるクリエイター」をプロデュースする石垣市の事業「石垣島Creative Flag」クリエイターズファイルが完成し、3月8日にお披露目された。
冊子に掲載されるのは、デザイン、イラストレーション、プロダクトデザイン、写真、映像制作など幅広い分野で活動する、クリエイター35人の作品やプロフィール。それぞれ「島出身者」「移住者」「縁故者」など、島との縁(ゆかり)を持つ。
同事業では、行政や企業が発注するポスターやロゴなどのデザインなどを、登録クリエイターが受注することで実績を磨くことができるほか、国内外で開催される展示会やプロモーションイベントへの参加がバックアップされる。
クリエイターのスキル向上を図るため、勉強会も開催されている。1月30日には『greenz.jp』編集長の兼松佳宏さん、『季刊ritokei(リトケイ)』のアートディレクションを担当する岡崎智弘さん、3月7日には、バイリンガルカルチャーマガジン『Ping Mag』編集長のトム・ヴィンセントさんと、離島経済新聞社編集長の鯨本あつこがそれぞれ講師を務める「クリエイティブセッション」を開催。「島にゆかりのあるクリエイターとしてどのように活動していくか?」「石垣島のクリエイティブの未来は?」といったテーマのもと議論を重ねた。
昨年秋にスタートした同事業の目的は、こうした経験や学びを通して、石垣島の伝統文化や豊かな自然に影響をうけたクリエイターたちの仕事の幅を国内外へと広げ、石垣島の文化産業を盛り上げていくことにある。
すでに実績も見えはじめた。石垣島に就航する航空会社ピーチ・アビエーションが、石垣島路線のキャンペーンのために公募したロゴデザインでは登録クリエイターの2名が優秀賞、最優秀賞を受賞。3月8日に開催された新石垣空港開港1周年記念イベント「TsunDAMIアイランドフェスティバル」では、クリエイターたちによる作品展示やライブペインティングが、会場に華をそえた。
事業を担当する石垣市の企画部企画政策課の宮良賢哉さんは「このプロジェクトが最終的には行政主体ではなく、クリエイターの皆さんが主体となって活動や発信の出来る場にしていきたい」と話す。
冊子は、日本語・英語版、日本語・中国語版の2種類でまずは1000部が発行され、関係各所へ配布される。島にゆかりのあるクリエイターの作品が国内外を彩っていくことが期待される。
【お問い合わせ先】
石垣市役所 企画部 企画政策課
電話:0980-82-1350
【関連リンク】
・「石垣島 Creative Flag」公式サイト http://creativeflag.com/
・美しい島のクリエイティブを世界へ「石垣島Creative Flag」スタート