つくろう、島の未来

2025年12月24日 水曜日

つくろう、島の未来

離島経済新聞社(リトケイ)は、2025年10月台風により被害を受けた八丈島・青ヶ島の事業者を応援する緊急支援プロジェクト第3弾「シマビト大学 in 八丈島」を、2026年1月からスタート。離島経済の早期復興と、未来につながる支え合いの関係づくりを共に支える受講生を募集します。

初回は1月23日。旅前のオンライン講座と現地集合・現地開催のシマ合宿(半日)で、離島経済を支える島のキーマンと出会い、皆で語り、学び合います。ぜひご参加ください。

台風22号・23号により八丈島・青ヶ島が受けた被害

2025年に八丈島・青ヶ島を襲った台風22号・23号では、農業・林業・水産業など多岐にわたる被害が確認されています。東京都の速報値によると、八丈町の農業被害は約15.8億円、青ヶ島村でも約3,370万円の農業被害が発生しており、その他にも林業・水産業でも数千万円規模の損害が報告されています。

本土から陸路でアクセスができない離島地域の災害復興は、交通条件や人材不足の課題から時間を要する傾向にあります。

こうした現状を踏まえ、リトケイは平時から離島地域で活動する民間団体や島を応援する関係人口とつながるネットワークを活用し、離島経済を支える「緊急支援プロジェクト」を実行。2026年1月から6月にかけて、島を応援する皆で八丈島を訪れ、学び合いながら未来につながる豊かな関係をつくる「シマビト大学in八丈島」をスタートします。

本企画の運営費用の一部には、災害復興のために寄せられた寄付を活用。宿泊業や飲食業など、離島経済を支える事業者の早期復興支援にもつなげます。

緊急支援から復興まで。第1弾・第2弾の民間支援

リトケイでは東京諸島で活動する一般社団法人アットアイランドや、クラウドファンディングプラットフォーム「forGOOD」等との連携により、災害発生直後から段階的に取り組みを進めてきました。

<第1弾 緊急支援金の送金
リトケイ読者や島を想う関係人口から総額1,000万円を超える寄付を募り、発災から最短2週間で離島経済を支える事業者へ支援金を送金。12月24日時点で75事業者への支援を行いました。

<第2弾 クラファンサポートで復興支援>
復興を目指す事業者(11社)のクラウドファンディング運用をサポート。12月24日時点で総額3,000万円を超える支援金が集まり、早期経済復興の歩みを後押ししました。

これらは、島を想うリトケイ読者や島を想う関係人口、島で活動する民間団体やキーマンとの連携によって、迅速に叶えることができました。

第3弾は「支援の次のフェーズ」へ

離島経済の早期経済復興を支えられるよう、第3弾では島と人、人と人が直接出会い、語り合い、豊かな関係を育てる、学びのプログラム「シマビト大学in八丈島」を開催。

観光滞在だけではなかなか出会えない、島で生き、働く人の声に耳を澄まし、参加者自身の経験や問いも持ち寄りながら、共に考え、学ぶ時間を重ねることで、「支援する・される」という関係を超え、お互いに支え合える「島に愛のある関係人口」を育みます。

「シマビト大学in八丈島」開催概要

開催期間: 2026年1月〜6月(毎月開催)
開催地:  八丈島およびオンライン
参加形式: 現地集合・現地解散
参加費:  一般チケット 48,000円(税込)
      先輩チケット 38,000円(税込)

※「先輩チケット」は、過去にシマビト大学を受講された方、リトケイ「マンスリーサポーター」「年間サポーター」、ボランティアコミュニティ「うみねこ組」メンバーがご利用いただけるチケットです。

詳細・お申し込み方法は特設ページをご覧ください。

シマビト大学 in 八丈島 特設ページ
https://ritokei.com/campaign/shimadai/8jo2026

緊急支援から、復興へ。復興から、関係づくりへ。
応援を通じた出会いと学び、つながりを育てる機会に、ぜひご参加ください。





     

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