下松市栽培漁業センターでは、近年漁獲量が減少しているマコガレイ、オニオコゼ、キジハタ、アイナメ、ウマズラハギ、ヒラメ、トラフグ、カサゴ、クルマエビ、ガザミ、アワビ、アカガイの12種類の魚介類を育て、放流する仕事を行っています。下松の特産品である「笠戸ひらめ」をはじめ、トラフグやマサバも養殖しています。また、養殖技術等の試験研究やさばき方教室等の魚食普及活動なども行っています。
2020年11月にお披露目されたブランドサバ「二升五合鯖(ますますはんじょうさば)」養殖では班長を務めました。「二升五合鯖」は定置網などで捕れる、通常は食用にならない小さなマサバ「ロウソクサバ」を養殖し、商品化したものです。「ロウソクサバ」は脂臭さがあり食用に養殖するには苦労がありましたが、白身魚に与える「ホワイトミール」という餌を使用することで脂がのり、臭みが消えました。今後は下松市内の金分銅酒造の酒粕や、笠戸島産レモンの果汁も与える予定です。