つくろう、島の未来

2024年03月19日 火曜日

つくろう、島の未来

6月28日、東京・大手町の旅行案内所「TRAVEL HUB MIX(トラベルハブミックス)」(東京都千代田区)で、愛知県三河湾に浮かぶ離島・日間賀島(ひまかじま|愛知県)のPRイベントが開催された。島の魅力を伝えるプレゼンタイムに続き、名産品の試食会も実施され、参加者に「たこの丸茹で」や「たこ飯」などが振舞われた。

面積はほぼ代々木公園。日間賀島の魅力をプレゼンテーション

6月28日、東京・大手町の「TRAVEL HUB MIX」で愛知県三河湾に浮かぶ離島・日間賀島のPRイベントがあり、招待を受けた女性誌や旅行系メディアなど約30名が参加した。

島の魅力を伝えるプレゼンタイムでは、日間賀島観光協会 会長の鈴木安博さんが、「面積0.77キロ平方メートルで、代々木公園とほぼ同じサイズ」「全国の離島地域の中で最も人口密度が高く、原動機付自転車の保有率も一番」と地元の日間賀島を紹介。

タコ壷が並ぶ港の風景や、迷路のような路地の風景、「イルカウォッチング」「干しダコづくり体験」などのアクティビティ、タコやフグなどの海の幸や、海鮮コース料理など、島の観光素材を巨大ディスプレイに映写しながら説明した。

また、漁師が漁のかたわら宿を営む日間賀島では、宿のオーナーが調理も担うため伊勢エビとフグのコース料理(1万円〜)など、高級食材を使った季節の料理を手頃に楽しめることをアピール。

フグ調理師免許の保有者が島内に100人以上いることや、フグ料理を島の名物にするために、島内で講習会を実施するなど、地域で協力して免許保有者を増やしてきたことも紹介し、「高級食材をリーズナブルに楽しめ、ビーチで身近にイルカと触れ合えるなど、日間賀島は日常の中で夢が叶う島」と魅力を語った。

タコの丸茹でにタコ飯。島名産の海産物が提供された試食会

左:1キログラムのタコを丸ごと茹でた「タコの丸茹で」/右:「タコ飯」

日間賀島名産の海産物の試食会も実施され、「タコの丸茹で」や「タコ飯」をはじめ、会場で調理した「平貝のバターソテー」や、カットしたタコや貝の「アヒージョ」などが来場者に振舞われた。

日間賀島近海は、三河湾に流れ込む3本の河川の水が合流するため森から運ばれる栄養でプランクトンがよく育ち、海の幸に恵まれる。そのため、関東でも人気がある平貝(タイラギ)の漁獲量は日本有数であることなどが紹介された。

左:平貝のバターソテーを調理する地元漁師/右:しらすをトッピングした「アヒージョ」

日間賀島観光協会の鈴木さんは、「これまでは名古屋方面からの観光客がメインで、東京ではまだ知名度が低いため、日間賀島を知っていただこうと企画しました。2020年にはリニア中央新幹線の開通で東京から40分で名古屋に到着が可能になるので、東京からもたくさんの方に日間賀島へ観光しに来てほしい」と話した。


【関連サイト】
日間賀島観光協会

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